BOTTOMLINE |
[PROS] ◎撃ちまくれるので爽快感はある ◎終盤はまともなバランスになる ◎BGM [CONS] ×難易度の設定がアンバランス ×ボリュームがあまりない ×多数のオブジェクトに干渉出来るという物理エンジンが活かされていない ×ロケーションの変化に乏しい ×敵のバリエーションが少ない ×血煙のエフェクトが不自然だし邪魔 ×グラフィックスは同年代比較で平均以下 酷いとかチープというレベルではないが、特に面白いという要素も持っていないゲーム。真面目に作った感は窺えるが、低予算と経験不足から大した物が出来なかったというところか。発売3年前頃の東欧ブームの世代(Chaser, Chrome, Will Rock等)の中に入れても違和感が無く、その中でもランクが下という出来映えで、これでは西欧のパブリッシャーと契約出来なかったのも肯ける。 武器セットも敵の種類も特にユニークな物が存在せず、特徴となっているラムというドラッグのシステムについても既に目新しさは無い。そして当時としてはそこそこ珍しかった物理エンジンの導入も効果的には働いていないので、あまりにも普通という印象が拭いきれないゲームである。 需要としては90年台を思わせるシンプルなアクションFPSを、グラフィックスのクオリティは問わないのでプレイしたいという人のみが対象で、それ以外の人には勧められる要素が無い。またシンプルなアクションFPSを望むならばもっと良い物が在るので、あえてこれという選択も疑問視される。大抵のFPSはクリアしているというコアなゲーマー位にしか私としてはお勧めしない。なおロシア色は全く無いので、その辺の変わり種を探している人にも向いていない。 |