☆ umodファイル関連 ☆
02/03/07
ここではUMOD形式ファイルに関する基礎知識とトラブル対策について記述する。
<基礎>
UMODとはUnreal Tournament(Unreal)のMODを配布する時の基本的なファイル形式である。拡張子が*.umodで表されるこのファイルの中身は動作に必要なファイルの集合体であり、実行する事によってUMODのインストーラーが起動し、それぞれのファイルを適切なフォルダにコピーしてくれる上にUnrealtournament.iniファイルに適切な記述を加えてくれる自動形式の物で、通常はこれを使えば問題無い。それに対してNo
umod形式というのは普通に圧縮された(zip)ファイルの集まりで、解凍して出来たファイルをマニュアルでそれぞれのフォルダに割り振り、物によっては自分でiniの中身を指定通りに書き換えてやらないとならない形式である。これは両方とも用意されている場合もあれば片方しか無いMODもある。
またこの形式でインストールした場合は「アプリケーションの追加と削除」からUTを選んでやる事でサブメニューが開くので、そこでアンインストールしたい物にチェックを付けて自動削除出来ると言う利点もある(ただしintファイル等やini内の記述については一部消えない物有り)。
これらMODの登録内容を管理しているのがSystemにあるManifest.iniファイルで、この中には今までにumodで登録されたMODに関する情報が書き込まれている。Unrealtournament.ini、User.iniと並んで定期的なバックアップが必須のファイルと言えるだろう。
<トラブル>
◎ダウンロードしたumodファイルを実行してもインストーラーが起動しない
これは実に多いトラブルで非常に質問の多い事項でもある。簡単に言うと、これはumodファイルの関連付けが切れてしまっている事に原因がある。ではどうやって修整するかと言うと、
1.臨時対応
umodファイルをUTのsystemフォルダにコピー。ここでスタートメニューから「ファイル名を指定して実行」を選択してumodファイルを参照してやる。そしてその実行パスにsetup
installを加えてやり実行する。
例) C:\Unrealtournament\System\abc.umod > C:\Unrealtournament\System\setup
install abc.umod
という風に書き加えてからOKで実行。
2.関連付けを復活ファイルを使う
やぎさん作のフリープログラムがあるのでこちらを使って関連付けを復活させる。詳しくは解凍して出来るReadme参照。
3.再度最新パッチを投入する
確認した事は無いがこれでも関連付けは復活する様だ
4.手動
何らかの原因で上記方法が不可ならば(或はこの方が簡単だと思うならば)マニュアルで関連付けを復活させる。スタートメニュー>設定>フォルダオプション>ファイルタイプからUMOD選択>編集>編集にて、実行するアプリケーションの欄にC:\UnrealTournament\System\Setup.exe install
"%1"としてやる。パスはもちろん自分のマシンに合わせること。
◎インストーラー起動後にUTの存在するパスを入れても認識されない
この場合「まずMODを落とす前にUTをインストールしてくれ」といったメッセージが出てしまう。この原因とは一つは手動で直前に別のUMODを入れた場合、もう一つはmanifest.iniが破損しているという場合である。前者は何らかの設定ミスがあったという事なので、戻せるならば直前の作業を元に戻そう。後者はパッチの際に壊れてしまう事もあるし、また昔のMODの中にはインストール時にmanifest.iniの内容をキレイさっぱり消し去ってくれる物が稀にあるので注意が必要だ(これはどうも作者側がumod形式に自分の作った物をまとめる時のumod作成ユーティリティーのある物にバグが有ったかららしい)。最近ではまず心配は要らないと思う。
これが出た場合はmanifest.iniの内容を確認してみよう。少なくとも100KB近くはあるはずで、これが少なければ内容が消されていると考えていい。そしてこの場合の復旧方法は基本的に無いと考えた方が良いだろう。つまり必ずmanifest.iniはバックアップを取れという事である。
◎Can't install <name> into the same
directory as Unreal
これはUTでは無くてUnrealの場合なのだがついでだし追加しておく。そもそもUnrealではUmod形式の物は少ないというかMODが少ないので大抵の人には関係ないのだが。これはUnrealとRTNPのSetupのバージョンが違う時に起きる現象で、片方を使うとそちらに関連付けされてしまうので発生する。
これは使いたい方のSetupに関連付けを上の方法で復活させてやればOK。
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