GRAPHIC |
最近のFPSゲームに比較すれば軽い部類と思われる。上からの見下ろし視点というデザインなのでメモリの使用量は低く1GB程度有れば十分だろう。ただしエフェクト系はかなり凝っているので、Shaderの処理能力が低いビデオカードでは設定を上げると重くなると話している。 木々が風で揺れたり、それに連れて影も揺れたりと描画はかなり細かい。爆破による振動や空気の揺れ、ガスや温度による大気の歪みも表現されている。ライティングも美しい。フル3Dでない分損をしている感は有るが、それでも相当高度なグラフィックを実現していると言えるだろう。 逆にキャラクタのモデルはややクオリティが落ちる。やられ方のアニメーションももうちょっとバラエティが欲しい。ポリゴンのオブジェクトとの重なりがよく起きてしまうのも問題点の一つ。ムービーでのキャラクタの造形も人形みたいで不自然さの方が強い。 一つグラフィック上の問題として、見下ろし視点なので死体との重なりが起きてしまうというのがある。デフォルトでは死体は30秒間その場に残るようになっており、その死体がキャラクタの動きをブロックしては良くないという観点から透過するようになっている。それ故に乱戦になると自身と敵のキャラが死体と重なってしまって画面が見え難くなるという欠点がある。かと言って死体をすぐに消してしまっては味気なくなってしまうし、トップダウン視点ならではの問題と言えるだろう。 |
SOUND |
ハードロック調中心のBGMの出来はかなり良い。要望に応えてこれからCD及びダウンロード販売の形でサントラを販売するらしく、実現するなら欲しいと思っているくらいだ。 武器サウンドは合格ラインではあるが、やや低音の迫力が足りないという感もある。環境音の類はあまりバリエーションが無く静かな印象が強い。 3Dサウンドに対応しているがEAXをONにしてもそれ程定位感は無く(4SP設定)、この面での出来はあまり良くない。後方から音がするので敵に気が付くといったレベルには達していない。 |
INTERFACE |
Automappingを採用しており、複雑なインドアでも迷う事は無いし、行っていない方向で何か有りそうな場所も浮かび上がるようになっている。ゲーム中に手に入るログも記録されるので後で好きな時にまとめて読むことも可能。プレイ中でもアイテム系はハッキリとハイライト表示されるので、取れる物が有るのか無いのかが明確にわかるという親切設計。以上の様にI/F系の出来は良い。 問題点としては武器の選択キーが固定で変更出来ないという点になる。結構頻繁に武器を変えたりするので、ホイールだけでは間に合わないというケースも有って、ここは変更出来るようにして欲しかった。 |
MULTIPLAY |
4人までのCoopのみをサポート。ただLANにもインターネットにも対応しておらず、1台のPC上で行うというマルチのみをサポートしている。KBとゲームパッドを接続してキーの割り振りを行ってプレイするという形式で、全員が同じ画面上にいないとならないという方式でのプレイとなる。Coop向きのゲームでもあるし出来れば非常に面白そうなのだが、今後パッチで対応になる可能性はほぼゼロとコメントされている。 |