03/08/06更新
<WEB ADMIN>
Web Adminとは、グラフィカルなI/FにてServerをコントロール可能にするシステムである。Dedicatedにてサーバーを起動した場合は単なる中央処理プログラムとしてしか働かないので、画面上に表示されるのはその処理過程をログとして表示するコンソールウインドウのみとなる。或いは自分がそのゲームに別のPCからクライアントとして参加しているケースでは
adminlogin password としてAdmin権限を持ってから(Remote Admin)、コンソールからMap切り替え等のコマンドを出す事が出来るようになるが、文字を長く入力しないとならないしやりたい動作のコマンドを憶えておくのも大変である。そこでそれを分かり易い画面から簡単に行えるようにしてしまおうというのがこのWeb
Admin機能となる。UT等で使っている物と基本的に同じ。
左)通常のコンソール 右)Web Admin
<導入>
1.ut2003.ini を開いて、[UWeb.WebServer]の中を編集する。
bEnabled=True (ここを変更)
ListenPort=8888 (1024以上の任意の数値)
ServerName= (固定IPであればここを指定しておいても良い)
2.Dedicated Serverを起動後、そのPCからブラウザを開いてアドレスを入れて接続する。
http://111.222.333.444:8888/serveradmin (http://サーバーIPアドレス:使用ポート/serveradmin)
3.LOGIN画面が出てくるので、設定してあるadminのパスワードを入れれば接続される(ユーザー名は空欄でOK)。
なおAdvanced Web Adminという機能もあるのだが、これについては割愛させて頂く(導入は簡単)。これはAdminのアカウント管理を実現する機能。例えばクランでサーバーを運営しているといった場合、全員がAdminのパスワードを知っていれば便利では有るのだが、このパスワードが外部に漏れる危険性が単一Adminに比べると増加してしまうのと、或いは悪意では無いにせよ誰かに設定を変に変えられてしまうという可能性がある。よって全てにアクセス出来る権限を持った全権AdminはそのPCの所持者のみが管理し、他のメンバーにはそれぞれにどこまで設定を変更出来るのかを指定したユーザー名+パスワードを渡すのみにするといった管理が出来るようになる機能である。
<操作>
基本的に操作は見れば分かるので問題無いだろう。Current(現在稼動中のゲームの内容)とDefaults(基本設定)の2つが大分類として選択可能で、それぞれにサブ項目が存在している。参加プレイヤーから設定の変更の要求が有った場合、それに該当する項目を変更してRestart
Levelを押せば適用されるという仕組み。ゲームタイプやMapの変更が代表的な物となるが、ゲームの時間・勝利条件・botの数や強さ・クライアントの最大接続数・使用するMutator等、通常のゲームにてメニューから変更出来る項目は全て変更が可能である。
変更を実施すると比較表が出てきて変更しても構わないのか聞いてくる事が有るが、これはそのままチェックを外さないでAcceptを押せばOKである。
それとDefalutsに存在するMapList管理には巡回用のMapリストを任意に作成出来る機能が備わっており、名前を付けてNewで作成し、その後Mapを選んでSaveしておく事が出来る。状況に応じて好みの物をすぐに呼び出せるので便利。これはUT2003.iniの中に保存される。
また接続中のプレイヤーのリストも表示が可能で、ここではKick及びBanの操作を簡単に行う事が出来る。それとコンソール画面もあって、ここではsayに続けて文字を入れる事でチャットが可能である。
自分がゲームに参加しているとしてもコンソールから長いコマンドを正確に打ち込むのは面倒だし、Dedicated
Serverを起動している方に取っては導入も簡単なので使ってみて欲しい機能である。
目次