☆ BALLISTICS ☆
01/11/07
製作/販売 | GRIN/XICAT |
デモ仕様 | 105MB。シングルプレイのみ。シングルレースモードを1トラック遊べる。 |
GAMEPLAY | 未来世界でのレースゲーム。円筒形のチューブの中をSpeederと呼ばれるホバーバイクに乗って爆走する。製品版ではレース結果によって賞金が貰えて、それで自分のSpeederを様々に改造可能。昔のヒットゲームWipeoutやRollcageを継承するゲームと言える。 スクリーンショットから想像していたのは空中を自由に飛び回るタイプのレースだったのだが、実際はマグネットでチューブの壁面にへばりついての走行となる。よって"操作性自体”は非常に簡単であり、アクセルを踏んで単に左右の移動キーでチューブ内のポジションを移動するだけ。 黄色のプレート上を通るとエネルギーが充填されるのでこれを使ってブースターモードで高速走行。ブースターを使う事による熱上昇にはCoolerをONにして対処するか(ブレーキ)青いCoolerプレート上を通って対処するかになる。障害物に衝突したり熱によりダメージが蓄積して赤いダメージゲージがフルになるとマシンが壊れてゲームオーバー。 ただし特別なボーナスアイテムは通常では通れないチューブの中央部分にあるので、Attachボタンでマグネットを解除して空中を飛ばないとならない。また敵にぶつかる事は可能だが難しいし特に意味は無い(攻撃という概念は無い)。 ゲームの特徴はとにかく速い事。ブースターを積極的に使わなければ勝てないのだが、これを使った時の速さは並大抵では無い。よって各部に設けられた障害物を余計に避けにくくなる上に、衝突した時のダメージが速度上昇に連れて大きくなってしまう。特にスーバーブースターを取った時の速さは最早人間では反応出来ない速度であり、コースを暗記でもしないと逆に使いにくい。 シングルレースではライバルは7人まで投入可能。製品版ではマルチプレイにも対応している。 |
GRAPHIC | このBallisticsは当初よりゲーム自体では無くてグラフィックの凄さで知れ渡っていたゲームであり、やはり大きな売りはそのグラフィックとなる。独自のエンジン使用で通常のゲームの数倍のポリゴンを常に表示しているという事だが、確かに綺麗ではあるが物凄くという印象では無い。 ブースターを使用した時のライティングエフェクトは非常に綺麗であり走行するチューブ内も様々なライトが美しい。テクスチャもまずまずという所。ただ狭いチューブ内という事でそれほどの凄さが感じられないのが残念。透明な部分を通ると都市の風景とかが見れて綺麗なのだが、これは全体のホンの一部分でしか無い。完全なアウトドア風景内をこの速度で見れるならば凄いと思うのだが、どうも描画面積が狭いのでそれほど凄い事をしているとは感じられないのである。fpsの低下は感じられないので優秀なのは確かだが、もっと透明な部分を増やした方が効果的なのでは無いかと感じた。それと速過ぎるのでゆっくりと見ているヒマが無いというのもある。 後はレースゲームではリプレイが見せ場にもなるのだが、その機能は付いていない。自分のSpeederを見ると綺麗だがこの状態では運転が出来ないので..... ただしこのゲームではGeometric Detailを最高レベルにするにはプログラマブルシェーダーに対応しているビデオカード(Geforce3等)でないと不可であり、これが画質に大きく関わるという事なので私のマシンでは綺麗に見えないのかも。ゲーム性はともかくとして画質に関してはかなり評判が高いのは確か。 一応注意しておくとスクリーンショットは大して綺麗では無い。と言うのはこのゲームはライティングの変化とかが綺麗なので、停止画像ではその美しさは伝わらないからだ。 |
SOUND | テクノのBGMが流れておりなかなか良い。Wipeout風と言ったところだが有名なテクノ系ミュージシャンに曲を提供してもらっている訳では無いようだ。 |
INTERFACE | 操作性は大きな問題は無いが、メニューがデスクトップと同じ解像度で無いとマウスの操作に問題が起きる。 それと気になるのがHUDで、このゲームでは普通のレースゲームと違いHUDの表示項目を変更するのでは無くて透明度を変更するというシステムになっている。なのでHUDで情報を得ようとする場合にはかなり画面上に濃い線が重なってしまい、折角の綺麗な画面が見にくくなっている。 |
安 定 性 | ちょっと低い方か。レース終了後とかローディング時にクラッシュがそこそこあった。 |
感 想 | 非常にシンプルなレースゲームであるが、勝つ為にはマシンの冷却にも気を使わねばならず戦略性もあって面白い。ブースターでの高速走行のトリップしそうなスピードは爽快感満点でありかなり楽しめた。 製品版では7つのコースを収録ということでこれはちょっと少ない気がするが、その分価格は$29.99と安めの設定でありそれなりという事になるか。グラフィックから感じる部分は好きなMoterheadにも通じるものがあり好印象。個人的にGF3にそろそろ買い換えの予定もあるので、そうしたら買おうかなと思う。 (03/04/16) これはGeforce3にしてから購入。ただ上でも書いた通りに思っていたほど綺麗では無いし、ゲームとしてはすぐに飽きてしまう感じで底が浅い。スピード感は有るのだが、早過ぎて操作が出来ないのも難点。 |