☆ DEAD EFFECT ☆


14/09/05 更新 目次          HOME
製作/販売 InDev Brain / BulkyPix        公式サイト      STEAM
配布状況  2014/07/28にリリースされた 1.04 が最新バージョン。今回の評価もこのバージョンによるものである。

 現在はSteamにて\498で販売中。製品版完成時に価格が変更されるのかは不明。PC版の無料デモはリリースされていないため、今プレイするには有料での購入が必要である。

 Steamの早期アクセスに掲載されたのが4/16で、それ以降4回アップデートされている。

概  要  2013年に携帯アプリとしてiOSやAndroidにリリースされていたゲームのPC移植版。携帯アプリの方は途中から無料(有料でアイテム購買も可)へと切り替わっている。モバイル版との違いは、より数多いミッション数, マップ構造をより広く改造, 敵の同時出現数を大幅に増大, グラフィックスを高度なバージョンへと刷新, PhysX(物理エンジン)の導入等、単なるベタ移植では無い点を強調している。

 制作のInDev Brainはメンバー5人程度のチェコの小さなインディーズ会社だが、リーダーのDykast LubomirはVietcong(Game Designers), Mafia 2(Lead Level Designer)の開発メンバーだった人物。その他のメンバーもCold War, Ufo Aftermathなどに関わっていた経験豊富な者ばかりだそうだ。

 ゲームは11月辺りにリリース予定。目標としてCo-opや対戦マルチプレイを導入したいと考えているが、エンジンの大きな改造が必要な為に時間が掛かりそうだとしている。最終的に搭載されるのかは不明な為、早期アクセスの頁に記載は在るが、それが目的の方はしばらく様子をみる事をお勧めする。

 プラットフォームはWindows, Mac, Linux。ただし現時点ではLinux版はリリースされていない。


 西暦2045年、新たな星間超光速航法を生み出した人類は、ESS Meridian号にてTau Ceti fを目指していた。目的は地球外にて初の植民惑星を開拓する為である。だが出発から数ヶ月後、エリート特殊部隊「Unit 13」のメンバーであった主人公は冷凍睡眠状態から緊急事態発生だとしてコンピューターに起こされる。科学者達の間で秘密裏に進められていたプロジェクト "Dead Effect" -人体を死体の様な状態に一時的に変遷させる事で、過酷な環境下であっても低エネルギーで長時間活動可能にする研究- において事故が発生し、漏れ出したウイルスによって船員達がゾンビに変わってしまったのだ。既に船内はゾンビ達が蔓延る地獄絵図と化しており、更に緊急事態を受けて船は自動プログラムにより地球へと引き返す航路を採ってしまっていた。もしこのまま到着してしまえば地球上にも感染者が拡がってしまう。主人公はそれを阻止する為に、プロジェクトのリーダーと協力して数々のミッションをこなさないとならない。


動作環境
  必要環境 推奨環境
CPU 2.4 Ghz Dual Core CPU 3.0 Ghz Quad Core CPU
MEMORY 2 GB 4 GB
VIDEO Nvidia 8800 GTX | Radeon HD 4770 Nvidia GTX 460 | Radeon HD 5850
SOUND DirectX 互換 同左
対応OS  XP(SP3) / Vista / Windows 7
DirectX 9.0c以上要


 既存の問題やバグは最新バージョンではほぼ修正されている模様。最新版以降は掲示板にも障害報告は少ない。インディーズ会社なので多彩なハードウェア互換テストは出来ないと思われ、オンボード系ビデオについての言及は無い。ただ最低環境のビデオカードは5年前のクラスなので(VRAM 512MB, SM3.0)、性能的には近年の物ならばオンボードでも行けそうである。

 コントローラーでの操作に対応。

BASICS  現時点ではキャンペーンのミッションは6個用意されており、2〜3時間程度プレイ出来る。またクリアするとNew Game +がアンロックされる。完成版では5時間程度のボリュームを想定。

 キャンペーンとは別個に、Biohazard modeとSurvival modeが用意されている(他にミッションリプレイ)。それぞれミッションクリアに応じてプレイ可能マップが増えて行く方式で、前者は設定されたウェーブを戦って行くホードモード。後者はひたすら沸いて出る敵を倒して設定時間内を生き延びるモードである。


 用意されているキャラクターはGunnar Davis(男性)とJane Grey(女性)の二人。2つのプロファイルが用意されているので、進行状況を別々に管理して進める事も出来る。身体能力には差が無く、ゲーム内で入手出来る武器が異なる。デイビスはアサルトライフルとピストル。そしてインパクトグレネード。対してグレイはショットガン, リボルバー, 電磁グレネードを装備。

 所持武器は両手持ちのメイン武器と片手持ちのサブを一つずつ。後は最初に手に入る近接武器パラライザーとグレネードの計4種。パラライザーは固定所持となり、他の3種はミッション開始前に選択が可能だが、序盤で手に入る各人の基本武器以外はマップ内に落ちておらず購入要となる。それとミッション途中には武器変更は出来ない。

 ミッションが終わるとアップグレード画面が表示され、ここで武器の新規購入やアップグレードを実施して次のミッションへと進める方式。弾薬類を購入したりも出来る。それに使う金はマップ内に落ちている物を探して入手する必要があり、キャンペーンでは敵を倒したり目的達成しても金は得られない。なおこれは解り難いと感じた注意点として、この画面で武器選択するにはクリックではなく、武器の列をクリックした状態で左右へとドラッグして対象武器を画面中央のハイライト箇所へと動かしてやる(ミッション選択画面も同様)。


 Augmentationによる人体改造が可能。頭, 腕, 体, 脚の4項目を何段階かに渡って改造出来る。各改造用ステーションに付き一度使用可能という仕様(おそらくミッションリプレイでは再使用出来ないと思われる)。ただし最後のミッションで出て来る為、効果の程はまだ良く判らない。

 Hackingによるミニゲームあり。示されたアイコンと同じ図柄を多数のパターンから選び出すという単純な物。トライには金が掛かり、制限時間内にクリア出来ないと失敗となる。

 倒した敵がアイテム類をランダムにドロップし、それは強い敵ほど良い物が出る確率が高くなるというトレジャーハント要素を持つ。(自分の持ち武器とは限らないが)アップグレードキット, 金, 武器, ゴールドバー(プロファイル間共通)等。


・キーアサイン可, マウス感度設定可, 明るさ調整は不可
・難易度は4種類。ミッション途中では変更出来ない。
・現在の目的は画面にテキスト表示される。目標方向はTABで矢印表示。
・金や弾薬の位置には大きなアイコンが出て示される
・拾えるデータ記事の過去ログ参照は不可。また途中で読むのをキャンセルするとそのまま消えてしまって再度読めなくなる。


・一人称視点固定
・ズームと屈み操作はトグルか押している間だけかを設定可能
・照準は屈みで小さくなる, 移動で拡がる, 連射で拡がる
・弾薬切り替えや発射モード変更は無い
・マップ内のマーク(Orb)を探し、撃って壊すシークレット要素あり
・ロッカーはUse連打で開ける(バーが戻るよりも速く連打)


 ヘルスはメディカルステーションにて回復させる方式で自動回復では無い。ヘルスの回復量に関わらず使い切りで使用するとオフになるが、時間が経過するとまた使える様になる。常にフル回復が可能だが若干の時間が掛かる為、使用中に敵に襲われる可能性もあり。ヘルスの最大量はAugmentationによって増加させられる。

 チェックポイントセーブ方式。復活するには金が必要だが、最初の箇所に到達するまでは単に最初からのリスタートとなる。金額はどうやらそのミッション内での死亡回数に応じて増えて行く様だが、もしかしたら所持金による変動があるのかも知れず正確には判らない。復活時の敵の状態(残数)はそのままに保たれるか、或いは消えていなくなるケースもあった。

 金が無くなるとどうなるのかは未検証。ハッキングも含めて金が必要なので、それが足りないケースではどうなるのかは解らない(ハッキングは失敗するほどリトライ金額が下がるようだ)。一定ラインより下がったら金を取られなくなるのか、それともゲームオーバーとなってミッションを頭からやり直しになるのか。開始前の購買画面にて目一杯所持金を使ってしまうケースもある為、ゲームオーバーになるのだとするとその辺の金を少し残しておいた方が良いという話にもなってくる。



GAMEPLAY  ビジュアルの印象からはDoom 3, 或いはチェコという点からAlpha Primeを連想させるが、内容も同じくアクションFPSであってサバイバルホラーでは無い。ステルス要素は含まれず、弾薬は豊富だし敵の数は大量である。

 宇宙船内なので現時点では景観はあまりバラエティに富んでいない。方向指示も出るし迷う様な要素は無いが脇道が多い構造で、ゾンビが出現するルートも存在するが、探索しないと金や弾薬が手に入らないし、治療ステーションが脇道に有ったりもするので出来るだけ回っておいた方が良い。

 フラッシュライトはリチャージ式で短時間(30秒位)しか持たず、アイテムは要らないがリチャージにもそれなりに時間が掛かる仕様。だが異常に暗いエリアは少なくとも現段階では無く、アイテム類の場所も大きなアイコンでハッキリと示されるので暗さは特に苦にはならない設定である。


 アクションFPSではあるのだが、“高速”と付くほどにはアクション寄りではなく、独特の味付けが施されているのでそれ等を順に紹介していこう。以下は難易度Normalでのプレイによる感想。

 まずスプリントとジャンプが出来ない仕様。移動速度が遅い訳ではないのだがいざという時にスピードアップ出来ないし、箱に跳び乗ったり段差を跳び越えて下に降りたりといった緊急回避も不可。よって移動可能ルートは限られており、見た目ほど逃げ場が用意されていない。

 次にゾンビ物の定番とも言える近接打撃攻撃が無い。代わりに常時所持武器として電撃を発射するパラライザーが有るのだが、これは非常に強力な代償として一発毎に数秒間のチャージが必要となるので連射出来ないという弱点を持つ。よって接近されて追い詰められた状態でゾンビを払い除けるには普通に攻撃するしか無く、打撃攻撃で怯ませて余裕を作るという風には行かなくなっている。逃げる隙間が無く3体以上に密着されたら詰みになる事も多し。

 第三に武器の精度があまり高くない&威力もそこそこである(威力の高い武器は弾薬が少ない)。これは改造すれば変わるが劇的にという感じでは無い。そしてリロードが遅い。特にショットガンは強力だが非常にリロードが遅く、またその操作中にはキャンセルして撃てない(別の武器に持ち替える必要がある)。改造にて短縮は可能だが、マガジン内弾数を多くする改造を行うと、弾込めを一発ずつ行う仕様の為にそれでまた長くなってしまう。

 以上の点からどうなるのかと言うと、ゾンビの群れを一方向へと絞るにはどこか隅に籠もるのが有効だが、倒し切れなかった場合には逃げ場が無くなり、リロードしている間に滅多打ちで殺される羽目になる。なので籠もって対処するのは他の同系ゲームに比較すると危険である。なにしろ多い時には20体以上同時に出て来るし、壁の下の狭い隙間から這い出てくるゾンビも居るので、壁を背にしているからといって安心出来ない(隅には意図的にこういう隙間が多く設置されている)。そこでなるべく隅には籠もらずに、敵のすぐ横をすり抜けたりしながら移動し続けて、壁を背にはしないがゾンビの方向は前方のみに絞れる様に敵の流れを誘導する立ち回りが重要となっている。

 攻撃はヘッドショットが基本で、体を撃って怯ませたりも可能だがこれだと結構弾を要する。特にノーマルではないタイプのゾンビは硬めなので、ヘッドショットを狙わないと時間が掛かってしまう。弾薬は豊富なので無駄遣いの心配はしなくても良いが、集団で迫って来る敵を早目に削っていかないと、弾薬が沢山あろうが圧力を掛けられてピンチに陥るというケースが多い。


 ノーマルタイプのゾンビの動きは若干の個体差があるもののスローであり、Left 4 Deadの様に疾走して突っ込んで来たりはしない。また特殊タイプにもプレイヤーの移動速度よりも速い者は登場しない。つまりルートが有るなら確実に逃げられて体勢を立て直せる。或いはゾンビはCall of DutyにおけるZombiesモードの様に、ヘッドショットし辛い様に上体を大きく揺さ振りながら動いたりもしない。よってヘッドショットは基本的にやり易い部類に入る(武器の精度を除けばだが)。例外は這いずりゾンビで、こちらは比較的高速で頭部も揺れ気味なので、ヘッドショットで素早く止めるのは難易度が上がっている。

 では何が脅威なのかと言うと、このゲームのゾンビは突然加速して跳び掛かってくるいう性質を持っているのが厄介。急に体を腰や地面の辺りまで沈ませるのと同時に、猛スピードでこちらにチャージ(or ダイビングアタック)を仕掛けてくる。見た目としては突然視界から姿が消えたかと思うと、伸ばした腕によるチャージアタックで殴られるという感じになる。対応としては反射的に引いて逃げるか、そのコンマ何秒の間にそれを撃つ事だが、ボディーに一発当てても通常は倒れないので攻撃を受けてしまう事になる。ヘッドショット出来れば倒せる可能性があるが、頭部が瞬間的に低く下がった状態でのアタックとなるので追随させるのは難易度が高い。しかし慣れてくるとある程度応対出来るようになるし、瞬間的に動いている部分にヘッドショットを決められると爽快感もある。

 その攻撃の射程範囲内に近付かなければ安全だが、先に書いたように銃の精度や威力が高くない為、命中精度やダメージを上げるには出来る限り接近しないとならないというジレンマがある。ただそこが緊張感を生んでおり、ゾンビの同時出現数の多さも相まって面白い部分にもなっていると言えよう。

 難易度はアップグレードの状況に大きく左右されるので何とも言えないが、Normalでは特に難しくも簡単でも無いという適切な範囲内に収まっていると思う。好みで難易度を(ミッション単位でなら)変更可能なので、特にこれは問題とはならないと考えられる。


 周囲の時間がスローダウンしている様に見えるお馴染みBullet Timeはミッション3から有効になる。自動リチャージ式で時間もそれ程長く掛からない。だが通常は敵が遅いのでスローにしなくても良いし、使うとすれば接近した際に高速アタックへの対応を想定してという風に限定的であって、凄く便利という印象は今のところ無し。

 先に書いた近接電撃武器パラライザーだが、リチャージ時間の他に相当近距離でないと効果を発揮しないという欠点もある。雑魚的ならばそれ程シビアではないが、硬い敵に大ダメージを与えたければ密着というレベルまで近付かないとならない。だが近付くほど攻撃を受ける危険性が増す。

 大量の敵を捌くのにグレネードはかなり重要。(デフォルトでは)最大で4個持ててマップ内でも拾える可能性があるが、転がったり跳ねたりして無駄になる事もあるので事前に買っておいた方が無難である。

 武器は全部で14種類。クロスボウ, チェンソー, ミニガンといった特殊武器もあるが、ミッション途中で武器を変えられない事を考えるとちょっと選択し難い感はある。まだ全部を試した訳では無いので評価は保留するが、使ってみた中ではHydraというショットガンを改造すると非常に強い武器となってくれる。

 弾薬は探索さえすれば大量に手に入る設定。だがピストルやリボルバーなどでは携帯数が少ないので、途中で無くなる可能性はある。なお出現タイプは所持武器によって決められる様で、自分が現在持っている武器で使える物だけしか出て来ない。

 ゾンビの種類はノーマル以外に、遠距離毒液, ミニガン, 防護服, チェンソー, グレネード兵士など。ノーマルタイプよりは硬く、単体で出て来るだけでなく集団に混じって襲って来たりもする。ボス戦は一回だけ出て来て、これは一部にQTEを使う方式となり特に面白くない。


 キャラクター別の変化はあり。身体能力差は無いので所持武器による違いとなるが、デイビスはアサルトライフルを使えるので遠距離からの攻撃はし易くなる。だが精度は低めでリロードも遅いので、これで遠くから集団を倒し切れるという設定では無い。グレイはショットガンなので接近戦が必然的に多くなり、破壊力という点ではこちらの方が大分上。しかしリロードの長さが大きな欠点となっている。遠距離戦ではリボルバーを使う事になり、これは破壊力や精度の面でデイビスのピストルを凌駕しているが、携帯弾数が少ないので弾切れを起こし易いのが難点。ただし武器を買える様になるとお互いに購入制限は無いために差が無くなってしまうという問題はあり、ここは今後何等かの差別化を図るべきであろう。

問題点   現行バージョンにおける問題・不満点のまとめ。第一にAutoHeal。ゴールドバーを使って購入可能な現在唯一のボーナスアイテムなので買ってみたのだが、説明文には「死にたくなければこれを云々」とあり、それが大袈裟ではなくてその通りになっている。ヘルスを自動的に回復してくれるアイテムなのだが、想像以上にその速度が速くバランスブレイカー的存在。その後掲示板を見ると初心者用, 難所での詰み防止用アイテムという位置付けらしく、プレイ中にでも設定から効果をオフに出来るのでそうしておいた方が良い。希望としては、危険な状態にてメディカルステーションまでわざわざ戻らなくて済むとか便利は便利なので、もっと回復速度を遅くするとか(or何種類か性能別に設ける)にして欲しい。それと併せてこのゴールドバーで購入可能な特殊アイテムをもっと増やして貰いたい。

 第二に金が足りない。ランダムドロップ以外の入手額は限られており、マップ内の金を全て回収したとしても3万から4万程度。そして武器は3万から6万位なので、既存武器のアップグレードもするとなると全然足りない。ここはデザインとして、金が欲しいならミッションのリプレイや別モードをプレイして稼げという話になっている様だが、それならキャンペーンだけでもっと稼げて、別モードではあまり稼げないというシステムの方が良いと思う。なお頁の最後尾に楽な金の稼ぎ方を掲載しておくので、希望する人はそちらを参照して欲しい。

 チェックポイントの位置。復活時の地点が倒されたすぐ近くのゾンビだらけのエリアだったりするケースがあり、復活と同時に攻撃を喰らってしまう。高確率で安全と考えられる地点に設定するべき。

 アイアンサイトの有効性が疑わしい。ズーム視点にしても劇的に命中精度が良くなるという印象は無く、むしろ腰撃ち状態でゆっくりと照準が収束するのを待ってから撃っている方が当たる様な気がする。またズームにすると周囲が見えなくなるので、その意味でも腰撃ちを頻繁に使ってしまう事が多かった。この辺は調整した方が良いだろう。

 最もプレイ中にダメだと感じたのはグレネードゾンビ。異常な精度でこちらにグレネードを投げ込んできて、直撃されるとフルヘルスでも一撃で即死する。存在が解っていれば投擲モーションを見て逃げたり出来るのだが、暗い場所や集団に混じって出現すると見逃す恐れがある。よって突然ドカーンで死亡画面 → 存在が解ったので気を付けて対処 → 次のエリアでまた突然ドカーンで死亡、の繰り返しとなりちょっと酷過ぎる。(一方で前に居る味方集団にぶつけてしまいもろとも自爆みたいなラッキーもあったりはするのだが)。掲示板での多数の抗議には修正を検討したいとコメントされているので治るとは思うが、現行バージョンでは大きなストレス要素となっている。

GRAPHICS
&
SOUND
 グラフィックスはオリジナルのモバイル版から強化されている。Unityを使用。設定可能オプションは3項目(ビジュアル, シェーダー, エフェクト)。なお設定を変える左右の矢印が非常に薄く、暗いと気付かないかもしれない。それと窓化設定は無いのでAlt+Enterを使うしかない。

 インディーズの中ではトップクラスだと思えるが、アンチエイリアシングの設定が無くジャギーが目立つ箇所在り, テクスチャーの繰り返し使用, 出血エフェクトが安っぽく色も変, 死体はすぐに消えてしまう、等気になる点も結構あった。プレイ前にSSを見ていた時の印象は良かったのだが、実際にプレイしてみるとそれ程ではなかったとも言える。


 サウンドはちゃんと男女別に多数のボイス収録と力が入っており、BGMも既に曲数が多い。なお少なくとも私のアナログ出力環境では3Dサウンドにはならなかった。

感  想  不満も書いたが既にゲームのシステムは9割方完成しており、キャンペーンのミッションが最後まで収録されていないという意味での未完成と言った方が適切だろう。早期アクセスにした主な理由はCo-opと対戦マルチプレイを導入する為の資金集めと宣言している。とりあえずキャンペーンの方は年内発売に問題無さそうだ。

 価格も安くモバイル版の移植という観点からも特には期待していなかったタイトルだが、その先入観が誤っていた事を思い知らされた。おそらくその二点で印象として損をしていると考えられるが、価格が安いのはコンテンツが既にある程度出来上がっていたのと東欧での人件費の安さ。そしてモバイル版とはKB+マウスによる操作性が根本的に異なるので、そちらの評価の方もあまり当てにしない方が良いだろう。

 基本的なクオリティは誰もが相当なレベルだと感じるだろうし、ゲーム性の方も個人的に好みである。玉石混交のインディーズの中では掘り出し物と言えるのではないか。後はCo-opが可能になってくれればと期待している。アクションFPSが好きな方にはお勧めしたいタイトル。

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 <短時間での金の稼ぎ方> 本文で書いた様に新規武器購入はキャンペーンだけを進めているのでは厳しく、キャンペーンを中断して別モードをプレイして稼げば良いという風にされている。そこで効率の良い方法を紹介。


 まずキャンペーンをミッション2まで終わらせて基本武器を入手。Biohazard Modeを選択して、難易度Normal, ウェーブ長さMedium(8wave)にてプレイ。好みでより高い難易度にしても良い。時間制限は無いので逃げながら戦い、ウェーブをクリアしたら出現する弾薬ボックスを拾いながら進めて行く。マップは最初がやり易いと思う。死亡しても金を払ってリスポーン可能なので難易度は低め。あまりに死に過ぎなければ問題は無い。それ程時間は掛からずに8ウェーブをクリア出来るはず。

 これだけで6,7万位は稼げるはずなので、後は好きなだけ繰り返して金を貯めればOK。ゴールドバーも貰えるので、面倒ならばこれでAutoHealを買って使えばより簡単にクリア出来る様になる。