GOD MODE
13/04/23
公式サイト STEAM
目次
HOME
製作・販売: Old School Games / Index Digital Media (Atlus)
発売: 13/04/20
日本代理店: 無し
概 要 |
Co-opでのプレイを念頭に置いて制作されたアクションTPS。Old School GamesとはSaber
Interactiveの子会社で、デジタル配信専門となる低価格ゲームの制作を目的として設立されている。ただこのゲームは親会社の協力を得て作られているが、ゲーム制作に至るアイディアなどは全てOSG独自の物であって、資本提供を受けているだけの独立性の高い会社だとしている。なおSaber
Interactiveはビジネス部門が米国、制作チームはロシアという形態を採っているが、このOSGもメンバー名を見る限りはロシアに存在する様だ。 親会社のSaber Interactiveから制作ツール等の提供を受けており、このゲームに関してはその親会社から2003年に発売されたWill Rockのデータ素材を流用しているらしく、デザインの似ている敵がそこそこ出現する。 代理店名にIndex Digital Mediaとあるが、これは株式会社インデックスの北米&欧州でのゲーム販売会社。アトラスは日本でも有名なゲーム製作会社で、現在はインデックスの子会社(ブランド名として存続)。Atlus USAはその日本アトラスのゲームの移植の他に、独自に北米ゲーム会社の代理店も務めており、この作品はその独自ルートでの契約作品。なので日本のアトラスから日本語化されて配信みたいな事は無さそう。 Steamを通しての販売となり、発売時の価格は$9.99と安目の設定。PC, Xbox 360では既に発売されており、PS3は4/23に配信開始予定となっている。デモ配信の予定はアナウンスされていない。 コントローラーでの操作に対応しているが、Xbox 360コントローラー以外でもデフォルト状態で使えるのかは不明。 |
STORY |
プレイヤーは古の昔から続くあるギリシャ神の一族。しかし呪いによって不死の能力をなくしてしまい、それを理由に一族全てを滅ぼされてしまう。だが最後のチャンスとしてあなただけが一時的に復活させられ、冥王ハーデスによる試験を受ける事になった。彼の作り出した迷宮を生き延びてゴールし、不死の力である“God
Mode”を手に入れるのがプレイヤーの目的となる。 |
動作環境 | |||||||||||||||
DirectX 9.0c以上要 プレイにはSteamのアカウントが必要。Steamの掲示板は発売数日で相当な数のスレッドが建てられており、仕様への不満やバグについてが最も多い中、トラブル報告もそこそこの数が報告されている状況。とりあえずトラブル時に第一に試すべきはSteam定番の「ゲームキャッシュの整合性確認」となる。 起動しないというトラブルには私も3回遭遇した。正常だと起動後にOSGのロゴにてサウンドが鳴る(ここで初めて) → Loadingの表示 → すぐに雷鳴のサウンドと共にトップ画面が出る(Space押下の指示)。しかしOSGのロゴにてサウンド鳴らず → Loading画面から進まなくなるというケース(作業切り替えにて自動的に終了してしまう)。ロゴの方はムービーファイルだろうからコーデック関連かなとも思うのだが、雷鳴サウンドを鳴らせずにおかしくなっている可能性はある。ただそのまま少し待てば起動する事もあるので原因は追い難い。この状況で起動しないのならば、サウンドの設定がマルチチャネルならステレオに変えてみる, 特にオンボードサウンドならば最新ドライバになっているかを確認等。 一方で画面がブラックアウトしてしまうトラブルも発生している。Steamクラウドと同期しているならオフ → ゲームをアンインストール → \Steam\steamapps\common\GodMode フォルダを削除 → 再インストールで治るという報告あり。設定ファイルの中身がおかしいのでクリアするという意味だろう。他にはXP互換モードにしてフォルダ内のGodMode.exeから直接起動すればOKというのもある。画面解像度の自動認識が上手く行っていないケースではウィンドウモードにして起動するという対策があるのだが、このゲームでは直接指定で窓化出来ない。しかし情報として、互換モードをWin98にするとオプション画面までは行けるようになるので、そこで低い解像度に設定 → 一度終了させて互換モードを外す → 再起動でメニューが出る様になる → そこから起動可能な解像度を探る、というやり方が通用する人がある程度いる模様。なお設定ファイルの中身を直接変えても反映されないという情報もあったが、game_local.cfg の中に[VIDEO_SizeY]として縦方向の解像度項目が有るので、これを適当な値に変えてみるという手は試す価値がありそう。 ・私の環境(4SP, ドルビーデジタルのデコード不可)ではサラウンド設定にしないと3Dサウンドにならない ・設定画面のスライドバーがマウスではちゃんと操作出来ない。 ・自分のステータスをLANからOnlineに変えようとするとエラーになる際は、Steamのフレンドタブから自分をオンライン状態にすれば良い その他のバグ関連は他の項で記載する。 |
BASICS |
LAN及びオンラインで最大4人までのCo-opに対応。ローカルでの画面分割Co-opはサポートしていない。 製品版は5個のマップを収録しており、それぞれが多数のエリアに区切られている。各エリアに湧いて出る多数のモンスターを全て倒す事が目的となり、クリアしたら次のエリアへのテレポーターかシールドを通って進めて行く。マップ数が少ない為にリプレイ性を高める方向でデザインされているという近年多いタイプで、経験値(XP)によるレベルアップ+アンロックのシステム。それとゴールド稼ぎによる購買要素を組み合わせている。難易度はBronze, Silver, Goldの三段階だが、低レベルのキャラクターでは低難易度でも難しく、レベルアップとアンロックで装備を調えながらプレイする難易度を上げて行く方式により繰り返し各マップをプレイさせるのが狙い。 キャラクターの基礎能力を高める要素は無く、レベルアップで向上可能なのは武器のアンロックとアビリティーのみ。どちらもアンロックするには規定の最低レベルに達しているのと、必要なゴールドを持っている事が条件となる。武器はまずアンロックにて装備が可能となり、その後はやはり同じ様に規定レベル達成+ゴールドにて幾つかの性能項目(ダメージ, マガジン容量, 正確性等)を多段階にアップグレードしていける。アビリティーとは敵を倒す事で溜められるバーが一杯に達すると発動可能になる特殊能力で、現在選択している能力を発動キー押下にて一定時間使う事が出来る。こちらもアンロック後に更なるアップグレードが出来るようになる。 他には外見のカスタマイズ要素があって、こちらも最低必要レベルとゴールドにてアンロック。ただし価格は安く、また必要レベルも高くない物が多い。選択数が多い割にはバリエーションは少な目で、外見に大きく変化を付けられる様にはなっていない。 しかしキャラクターのレベルアップとアンロックはもはや定番であり、リプレイ性を高めるには他に何か新しい要素が必要だという事で導入されているのがTests of Faithである。これは各エリアに入る度にランダムで選択される設定で、基本的にをそこをクリアするまで持続される(稀にエリア内で何回かその設定が変わる事もある)。ToFの設定はプレイヤー達にとって、有利となる物, 不利になる物, 一長一短, ゲームプレイには関係ない物と様々。以下はその中の一部。 ○ランダムにプレイヤーの中の一人がGod Modeになる(無敵+弾薬無限)。これは次々に該当者が切り替わる。 ○ランダムにプレイヤーの中の一人が透明になって敵に攻撃されなくなる(次々に該当者が切り替わる) ○弾薬無限 ○オーラが出て範囲内のプレイヤーをお互いに治療可能 ○ランダムに所持武器が切り替わる(短時間で次々と変化して行く)。アンロック状態に関わらず最強武器まで出現。 ○敵が小さく弱くなる △爆弾が次々に振ってくる(撃つと爆発する) △ヘルスの最大値が減る代わりに、自動的に回復するようになる △どんな敵でも一撃で倒せる代わりに、こちらも一撃で死亡する(ライフ制なのでどちらかと言うと不利) △敵の一部が味方になる代わりに、プレイヤー同士でFFがオンになる ×霧で視界が非常に悪くなる ×敵が大きく強くなる ×全てのピックアップ可能アイテムが消える ×スケルトンの敵が高速化する or ゾンビが強くなる ×毒ダメージが付加される ・敵が帽子をかぶる ・死亡後の敵の物理演算が羽根の様に軽くなる ・自分が死ぬと爆発する ・効果音が高速再生状態になる |
MULTIPLAYER |
トップ画面からLANとオンラインを選択。ゲームを持っているフレンドがオンラインだとここに表示される。Co-opをプレイするにはCreateかQuickの選択。Createでロビーを作るとフレンドを誘って自由にメンバーを集められるが、この状態にしておいて外部のフレンド外プレイヤーが入って来られるのかは未検証(どうやらQuickでの探索でもこのタイプのロビーは引っ掛かる様なのだが、今まで待っていてマッチングした事は無い)。 Quickmatchは難易度のみを選択してスタート。自動的にメンバー探しに行くが、現在のロビー内メンバーで強制スタートさせる事は出来ず、ゲーム側がスタートさせるのを待つしか無い。4人揃えばすぐに始められるが、それ以下だとスタートするまで2分位掛かる事もあり、待っていられずに落ちてしまう人もいる。マッチングが終わるとマップ投票が行われてゲームが開始される。なお現在誰がホストなのかを知る方法は無い様であり、またホストが落ちた際にどうなるのかも解らない。 各人の現在のレベルはどうやらアイコンで見分けられるらしいが、一覧表とかが無いのでそれでの判別は困難。高レベルが必要な武器を持っているとか、同じく高レベル用の服装で見分ける事になる。 これを書いている時点ではシステム面及びパフォーマンス(安定性)の双方に問題がある状況。システム面では途中からの参加が出来ないというのが痛い。リアルタイムで入るのは無理だとしても、次のエリアから参加可能になるという風にはして欲しい。発売直後なのになかなかマッチングされないという不満が挙がっているが、これは人数が本当に少ないのでは無く、プレイ中のロビーばかりで丁度これから参加という人が少ないからだと思われる。 Ping或いは接続状態の表示機能が無く、リージョン別にマッチングされているのかも不明。問題が発生した際に原因の切り分けに重要なのだが、それが行えない状態にある。 掲示板で最も多い不満が受話音声のミュート機能(もしくはPush to Talk機能)が無いこと。Dead Islandで有名になった問題だが、これも同じくXbox 360のチャットシステムをそのまま使っているのではないか。つまり常時完全オープンモードなので、マイクを有効にしているプレイヤーからの音声を常時拾ってしまう。自分のボイスを切る事は可能だが、オープンにしているプレイヤーからの音声を切る事は出来ないという意味(サウンドを完全にオフにするしか無い)。更にテキストチャット機能を持たないので、当人にそれを知らせる事も不可能という状況である。情報を見るとCreateで作ったロビーならばプレイヤー名をクリックしてやると音声ミュートが可能になるが、Quickのロビーではそれが出来ないらしい。そして一旦ゲームが開始されてしまえばもう回避する方法が無い。 ボイスチャットをするにしてもよく仕様が解らない。Steamのチャットはもともとあまりクオリティが高くないが、テストした限りでは音声が途切れたりエコーが掛かった様になったりとちゃんと会話が出来ないレベル。おそらく上記の様に内部的に自動でチャット機能を選択しているので、Steam側の設定画面で有効にするとダブってしまうのではないかと推測している(これはもうちょっと検証してみないと判らない)。 続いてはバグorトラブル関連。まずは明確なラグとして、同期が切れた状態になってプレイが続行出来なくなるケースに5回は遭遇した。敵や他プレイヤーが止まったり、壁に向かって走り続けたりする状態。特に回転刃のトラップエリアで2回発生(刃の動きが同期において問題になっている可能性)。スコア画面上は各プレイヤーは存在しており、ホストが落ちたのか自分が落ちたのか判別不能。またPingが悪いから落ちたのか、同期プログラム自体に問題があるのかも判断出来ない。 マッチング後のロード画面でバーが停止してしまうこと数回。ESCを押すとゲーム自体が落ちる時と、そのままハングアップしてしまうケースがあり、ホストとの接続が上手く行っていないのか(ポート解放やPingが悪い等)、ゲーム自体が落ちているのかこれまた見分けが付かない。 これもラグと考えられるが、アイテム類が拾えなくなるトラブルにも数回遭遇。掲示板にも発生報告多し。弾薬切れになったら死んでから復活すればフルになるが、この状況になってしまうと死んでもリスポーン自体が効かなくなる。 |
GAMEPLAY |
*三人称視点固定 *武器はアンロック済みの中から二丁選択して携帯 *マップ中に異なる武器を拾える場所は無し(初期武器で通す) *マップ途中での武器&アビリティの交換不可 *ズーム視点で正確性が増す *照準に変化無し。その正確性は武器とアップグレードのレベルによって決まる。 *Melee攻撃あり。キーを押すとランダムな近接攻撃方法を行う。 *スプリントは無限に可能 *ジャンプや屈み操作は無し *方向キー+スプリントキーをダブルタップでローリング動作 *LANモードのソロプレイ中でもポーズは掛けられない ヘルス(赤)とアーマー(青)を持ち最大値はどちらも100。アイテムは他に弾薬(緑)とゴールド(金)がある。それぞれ形状で効力が異なる。各アイテムは誰か一人しか取れないのであまりに独占するのは問題だが、リスポーンする物もあるのでその場合には早く取った方が良い。また敵が落とした物はじきに消えてしまうので、これも早目に取るべきである。 ダウンの概念が無く、ヘルスが無くなった時点で即死亡となるルール。チームライフ制でプレイヤー数×3が与えられ、これは変更出来ない。この数は得点等では増やせず、特別なケースでしか増加しない。よってあまりに一人で死んでいるとチームに迷惑が掛かる事になる。ただしライフのストックが無くなっても、誰かが次のエリアに達した時点で死亡状態にて待機していたメンバーの復活は可能である。ライフ無しで全滅するとゲームオーバー。 難易度や参加人数にもよるが、各マップの長さは20〜30分程度。各エリアのサイズは狭い物から広大な物まで様々。ボス戦はあり。仕掛けが用意されているエリアはほとんど無く、次々に湧いて出てくる敵を倒し続けるという点は一緒。そこに敵の出現種類や数をランダムにしたり、先に説明したToFによる変化を付けている。新しい武器やアビリティーを使えるようになるのがプレイ感の変化としては一番大きいと思えるが、今の所はとても大きな差異が生じるというほどではない。その観点からすると非常に長時間のリプレイ性を持っているとは言い難い。なお難易度がGoldになると新しい敵が出現する様だが、まだそれによる変化は試していない。 エリアをクリアするとテレポーターor障壁がアンロックされ、誰かが通ると他のプレイヤーは15秒のカウントダウン後に強制テレポートさせられる。よってはぐれる危険性は無いが、エリア内の残ったアイテムを拾うプレイヤーも居るので、特に広大なエリアでは次に進む前に他のプレイヤーを確認した方が良いだろう。 レベル上げに関してはエリアのクリアによるXP獲得割合が多い様で、敵を倒す数が少なくても極端に差が付く設定では無い。参加さえしていればレベルは割と早目に上がっていく。3〜4人居れば全員低レベルでもBronze(一番下)は特に難しくない。 他にOaths(契約)という要素を持ち、ハンデキャップを設定する代わりにボーナスのXP&ゴールドを受け取れる(Haloシリーズにおけるスカルの様な物)。種類は7つで複数の選択も可能。Co-op中は自分のみに選んだ制限が掛かる仕様だが、あまりにキツくすると当然自分が弱くなるので、それが原因で他のプレイヤーに迷惑を掛ける危険性を持つので注意。なおプレイ後のスコア欄でボーナスXPを見ると、最後までマップをクリアしない限りはポイントが入らないので、Oathsによるボーナスポイントを得るにはクリアが必須だと思える(クリア出来なければ損するだけ)。しかしプレイ中にスコアを見ると、敵を倒し難くなる物を選択しているので倒した数がかなり少ないのに、獲得XPは他の人と変わらないというケースもあり、正確な計算方法は断定出来ない。 マップをクリアすると“Gold Room”に飛ばされる(全マップ同一)。ここではゴールドが湧いて出るので、それを参加者で回収して大金を得られるようになっており、いわばクリア後のゴールド獲得ボーナスステージ。一方でここはFFが有効になり、他のプレイヤーを倒してゴールドを奪う事も可能にされている。しかし私がプレイした限りでは殺し合いになったケースはゼロ。プレイ可能時間は参加人数が多いほど長く、ゴールド自体もリスポーンするので4人でも十分に大金が拾える様にされており、あえて危険を冒して殺し合いに持ち込む理由があまりない。 Co-opとしてはSerious Samに近いゲーム性。各人が勝手に戦って敵を殲滅するという感が強い。ダウンした仲間を助け起こせないので固まっている必要性が薄く、アイテム類が散らばっている点からむしろ離れた方が回収がし易かったりもする。そして広いエリアでは味方が何所に居るのかが判り辛く、味方のステータス(ヘルスや弾薬数)を見られないのでアイテムを譲ったりの判断も出来ない(チャット無しでは)。アビリティーの中にも味方をサポートするタイプは少ない。更にロビー画面で他人が選択した武器やアビリティーを見る事も出来ないので、役割分担してのプレイもオープンサーバーでは難しい。つまり現状の仕様ではCo-opとしての協力要素は低い部類となり、この辺は味方のステータスを確認可能にして貰いたいところ。 参加人数に応じた難易度のスケーリングについてはまだ良く判らず。次々に湧いて出るので数を数えるのが困難だが、4人だと1人の時の4倍出るという設定では無く、既に1人の時点で物凄い大量の敵が出現する。中ボス格が2人の時は1体だったのが、4人の時は2体出たりは確認しているので、強い敵が増えるという調整なのかも知れない。敵のHP増加やこちらの被ダメージ調整については判らず。同じマップを人数を変えてプレイし、獲得XPや倒した敵の数を比較すれば良いのだろうがそこまでは確認していない。 基本的な戦闘面については、まずヘッドショットの概念は無さそう(特定の敵の頭を飛ばして弱体化はあり)。ズーム視点にしても正確性が顕著に上がるという印象は無く、またかなりのズームとなるので近距離に迫る敵が見えなくなるというデメリットを持つ。弾薬数は敵の数に対してあまり十分には用意されておらず、拾える弾薬数が限られているので切れてしまう事もある(死ねば復旧するがライフ制なのでそれも問題あり)。よってマガジンサイズ等の武器アップグレードをしないと状況が改善されないという設定。 バランスとしてそうなっているのだろうが、敵の早さに比してプレイヤーの動作は素早くなくスピード感はあまり感じられない。スプリントを無限に行えるとは言え瞬間的にスプリント動作に移れる訳では無く、近接での素早い回避にはローリング動作が必要。そして近距離攻撃を行うタイプの敵が大半なので重要ではあるのだが、明らかにコントローラーでの操作を直に移植しており若干やり辛く、あまりやっている人を見かけない。 武器類についてはまだアンロック出来ていない物が多いので保留。敵の種類はそこそこ多いが、どのエリアでも雑魚敵が大量に湧いて出るのは変わらないので、リプレイ性を高めるにはその辺に(少数の強い敵しか出てこない等の)変化を付けるか、もっと敵のタイプを増やすかにしないと効果が薄い。 |
SINGLEPLAYER |
ソロでもプレイ可能なのかについて。第一に純粋なシングルプレイ用のキャンペーンは備えていない。そしてこの手の他のゲームと同じで、「ある程度レベルが上がれば」という条件付きでなら、ソロでのプレイでも何とかなって行くだろう。 初期状態のレベル1から開始しても、敵の数がとにかく多い上にこちら側の攻撃力が弱いので大変である。空中を含めて敵は全方位から迫って来るし、遠距離攻撃や自動追尾攻撃などもあって避けきるのは困難。複数人数ならば敵を早く倒せるので簡単になっていくが、低レベル且つ1人では倒し切るのに時間が掛かり、その間は敵の攻撃を避け続けないとならないので相当厳しくなる。最低難易度でもマップのクリアは難しいと言えよう。 更にマップ内を先に進めるほど経験値が入る, Oathsを設定しておいて最後までクリアすればボーナス, 最後までクリアすればゴールド部屋で荒稼ぎといった利点が初期レベルのソロでは得難いのに対し、Co-opならばクリア確率が高い上にクリア時間も短いのでレベルアップとゴールド稼ぎは確実に早い。よって最初はCo-opから始めて、ある程度レベルが上がり武器の性能も良くなってからソロに移るのでもないと、無理ではないがかなりの遠回りをするハメになるのは確実である。 とは言えソロでのプレイが特別に面白そうには思えず、ソロでしか遊ばないという方にはあまりお勧めしない。 |
GRAPHICS&SOUND |
ワイドスクリーン表示固定。4:3の場合には強制16:9表示で上下黒帯になる。設定可能項目はテクスチャーやシャドーのクオリティ等6つ。おそらく親会社からエンジンの提供を受けていると思われるが、そのクオリティはインディーズの作品としては高い部類である。 サウンドでは武器の音に迫力が無いのが目立つ欠陥であり、ショットガンなどは特にそれを感じさせる。BGMも印象に残る物が無い。 |
総 論 |
レベル10になるまで遊んだのでその感想。 レベル上げはそれ程厳しくなさそうだが、発売から24時間後の時点で既に最高武器を持っている人や、もう要らないからだと思われるが一切ゴールドを拾わない人などを見掛けたので、逆に言えば長時間プレイする前にレベル上げが終わってしまうという設定なのだろう。 レベル差に因る能力差が顕著な部類のゲームという問題もあり。大抵こういう設定のゲームでは、人口さえ多ければ同レベルのプレイヤーをマッチングしたりが可能なのだが、人口が少ない場合には大きな問題を引き起こしてしまう。強力な武器を持ったプレイヤーが数多くの敵を倒してしまうので、一緒にプレイする低レベルのプレイヤーのXP稼ぎに支障を来す恐れがあるという意味。この辺は参加難易度を制限するとかいろいろやり方はあるが、いずれにせよ人数が少なかったら組ませるしか無いので困った事になる。 マップ数は5個と少ないが、価格を考えると欠点とは言えない。ただし価格の安さを大分アピールしている様だが、コンテンツをもっと増やすべきだとは感じる。DLCで更にマップを5個程度。他に新武器, アビリティー, 高難易度, レベル上限を増やし、新たなモンスターやToF等を加えた物を$9.99とかで売れば、両方合わせて$19.99のゲームのコンテンツとしては適切になるのではないか。ただしそれ以外に何等かのリプレイ性を高める別要素は欲しい。 純粋な内容としては価格も安いしお勧め出来るレベルに在るのだが、現状ではシステム面やゲーム内インターフェースの仕様への不満。それとマッチングのシステムやバグ関連等の問題も数多く、パッチで修正されるまでは待った方が良いという感の方が強い。特に途中参加が可能にならないと、マッチングでCo-opのプレイヤーを見付け辛いので(プレイ可能なフレンドが居れば別)、これは特に早急に対処するべき点になる。 |