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  13/12/24


データ  制作: Skyjaz Games                   公式サイト     Indie DB

 2013/12 リリース  296MB

 V4.1.0.でのプレイ。プレイ後に公式を見るとリンクはV4.1.1.になっているが何が違うのかは未検証。


 ここはブラジルのゲーム制作会社で、スマートフォン向けのアプリをリリースしているがまだ新興の様だ。このゲームはフルバージョンとあるのだが、趣味として制作された物なのか、それとも今後有料製品版として拡張される予定があるのかといった辺りは解らない。

動作環境  現時点ではWindows版のみ。デモにはMac版も在るので将来的にリリースされる可能性はある。Unity 3Dを使用。

 必要環境等は不明。

 現時点ではこの完成版(4.1.0.)はポルトガル語バージョンのみとなる。インターフェイスからゲーム内の説明文まで全てポルトガル語である。対してIndie DBのデモ版は英語版であり、内部の看板等まで英語化されている。ただしかなり昔のバージョンとなる為に、今回紹介しているフル版とはいろいろと違いがあるのでお勧めしない。(収録レベルが一つだけ, ゲーム内のインターフェイスが異なる, 謎解きにもやや違いあり, セーブが出来ない等)。

BASICS  タイトルの意味は英語だと『Nightmare: The Beginning』。若者の労働者であるアレックスは、次の仕事現場が幽霊の目撃談の上に死者も出ているという噂を聞く。それを気にしながら眠りについた彼は、何時の間にか夢の世界でその場所に閉じ込められてしまうという設定。


・解像度とクオリティはランチャーで設定可能
・操作キー変更可能
・マウス感度変更不可

*一人称視点固定
*Iキーでインベントリー画面
*持ち運べるアイテムは12個まで。ドロップは不可能なので使わないと拾えなくなるケースもある。
*フラッシュライトは無限に使える
*スプリントはあるイベント発生までは出来ない(以降はスタミナが続く限り走れる)

 セーブは旧バイオ風の回数限定方式。“SALVAR”と表示される紙のアイテムが有り、これを持った状態でマップ内のクリップボードの場所でUseするとセーブされる。このアイテムは数が限られているので、タイミングを考えて使わないとならない。


GAMEPLAY  2つのレベルを収録。アドベンチャーとしての謎解き要素とホラーを組み合わせたゲーム。まずADVの方はアイテム探しがメインとなり、集めたアイテムを別の場所で使用したり、鍵を見付けて新たな場所をアンロックしながら進めるというパターンが大半を占める。

*インベントリー内のアイテムはUse出来る箇所では自動的に選択される
*何かが行える注目点には自動的に視線が移動する演出あり
*小さなアイテムも有るが、光っていたりと比較的見付け易い

 以上の様になっているのでアイテム探しの方はそれ程難解では無い。数カ所謎解きをしないとならない箇所も在るが、飛躍的な発想は要求されず、論理的に考えれば解決出来るのでそれもまた良く出来ている点と言える。難点はやはりポルトガル語な点で、英語版のデモもプレイしてみたがこちらはヒントがちゃんと理解出来るので確かに解り易い。ただし上記の様にアイテムの使用に関しては自動判定で親切設計だし、ポルトガル語の説明が一切読めなくても解けないという箇所は無かったので大きな障害にはなっていない。


 ホラーとしては攻撃手段を持たない逃走ゲータイプ。二つのレベルにより出現する敵は異なるが、どちらも一定時間逃げ切れば消えるという設定になっている。攻撃されると視界が赤くなって移動速度も落ちてしまうが、連続して喰らわなければ自動回復する仕様で回復アイテムは存在しない。BGMは不気味でなかなか良いが、敵の発するサウンドは一辺倒で単調である。

 最初のレベルは時間制限が加わるが、敵からの逃走は大して難しくない。よってそれ程怖さも無い。このレベルでは敵が出現するイベントが発生するまでスプリントが出来ないというのが最大の不満。移動がとても遅い上に行ったり来たりするのでストレスになる。


 二番目のレベルではより頻繁に敵が出現する様になる。発生パターンはスクリプトとランダムで、突然近くに現れては攻撃されたりするのでビックリさせられる度合いや恐怖感はこちらの方が上。安全地帯に逃げ込むか、一定時間逃げ切れば消えるがそこに問題も在り。

 一発食らうと速度が落ちるので逃げ切るのは難しいのだが、それを補完する意味合いなのか机等の高い場所に乗ると追跡を逃れられる。だがそこからはこちらを見失った敵がオブジェクトに引っ掛かった状態で叫びながら足踏みを続けるという状態になり、目線の高さに居るのにこちらを認識出来ずにいるのは見た目として非常に滑稽。追われている段階は確かに焦って怖いが、こういう風にして逃げられるのでそうなると怖さも薄れてしまう。しかしランダム出現故に狭い場所では詰んでしまう恐れもあり、またセーブ回数限定というj難しさも加わるので、こうやって逃げられるというシステム自体はゲームバランス的には上手く働いているとも言え、不自然だが仕方がないという理由でこうされているのかも知れない。

評  価  突出した部分は無いがグラフィックスやサウンドを含めて総合的なクオリティは高く、また1時間は遊べると思うのでボリュームもある。クレジットを見ると結構な人数で制作しているらしく、それもあるのだろうが無料のゲームとしては優れた部類に入るという感想。謎解きホラーが好きな方にはお勧め出来るゲームである。後は早目に英語バージョンのリリースが期待される。

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 詰まりそうな箇所のヒントと解説。二番目のレベルのみ。以下反転。




・何枚もたまって行く紙らしきアイテム
 これは敵を倒す方法が書いてある紙で、ある場所で使用する。


・ガスの噴出している部屋
 別の場所にてガスを止めてから入る。止める方法は位置関係や“ガス”から連想する。


・CD
 CDとあるが音楽を連想してしまうので今ならDVDとかの方が解り易い。敵を倒す方法がデータとして収められている。


・最後にやる事(敵の倒し方)
 貼り紙はイラスト&解る部分のテキストを見るしかないので一応説明。他の全てを終わらせた上で1Fのトイレに行き、鏡の前の蛇口を捻って青い水を出す → 便器を3つ続けて流す。流す便器に制限があるのかは未検証だが、近い方から順番に3つで成功はする → 鏡を一回Useする(一回で三回分自分の名前を叫ぶ) → 敵が出現するので指示の通りにして倒す。