☆ WHICH ☆
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14/11/21 | 制作: Mike Inel 公式サイト(非ゲーム中心) ダウンロード | |||||
データ | 制作しているMike Inelはフィリピン人で、本業はアニメ制作関連の様だ。 2010/01 リリース 21MB サイトのダウンロード数も相当な物だが、フリーのゲームとしては著名な作品。彼は他にもWhy, Where, How等のゲームを制作しているが、どれもジャンルが異なりこのタイプのゲームは他には無いようである。 |
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動作環境 | Windows版のみ。 OS: Windows XP VIDEO: Pixel Shader 2.0対応 (Radeon R420 (X700-X850) or GeForce FX ) 解凍したフォルダ内には3つの実行ファイルが収録されており、通常は"Which-Hi.exe"を使用すれば良い。"Which-Lo.exe"はゲームが起動しない, パフォーマンスが悪い時用の低画質モード。昔のゲームだがDarkBASIC(ゲーム制作用に特化しているBASIC言語)で制作されており、どうもこれで制作したゲームはWindows8のメモリ管理と相性が悪いという情報があって、「特定のメモリブロックにしかアクセス出来ないという制限があるのだが、8だとそこが広く空かない」という話らしく、どれだけ物理メモリを積んでいようがメモリ不足やパフォーマンス低下が発生してしまう恐れがある。よって自分の環境にてそうなるならLoに切り替えてのテストをやってみてほしい。 "Which-3D.exe"は3Dメガネ用の表示モード。 ・d3dx9_XX.dllといったエラー(XXは数値)が出る場合にはDirectXを再インストールしてみる ・マルチモニタ構成だと起動しないという事例報告あり(解除してシングルにする) 解像度は800*600固定。DarkBASICは同じ販売会社のツールであるFPS Creatorと同様に窓化には対応していない。やるならdxwnd等の外部ツールでいろいろとテストしてみるしかないだろう。 |
BASICS | ・操作キー設定不可, マウス感度調整不可, 明るさ調整不可, サウンドボリューム調整不可 ・オプション関連は一切無し ・ESCで終了してしまうので注意 ・難易度設定無し ・セーブ機能は無し ・字幕は無し(というか必要が無い) *一人称視点固定 *インベントリー画面は無く画面に直接表示 *照準は無し ・WASD/方向キーで移動 ・LMBでAction ・RMBで屈み ・ジャンプやスプリントは無い 現在指し示している対象物は白くハイライトされ、置かれているアイテム類も白く光る表示となる。最初のエリアがチュートリアル的な役割を果たすが特に難解な操作も無し。 |
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GAMEPLAY | マップは非常に小さく、謎解きにて酷く詰まらなければ初見で20〜30分程度だろう。マルチエンディングで2つの結末が用意されているのでリプレイ性はある。 ホラー要素は確かに持っているが、そこはメインとなっていない。ストーリーを構成するのにそういう表現になっただけという感じで、怖がらせるのが目的のゲームでは無い。ただプレイヤーへの警告として、かなりショッキングな演出が含まれている事を記しておく。 全く中身を知らない状態でプレイする事をお勧めするが、簡単に内容を紹介すれば、小さな家の中に閉じ込められた主人公(プレイヤー)がそこから脱出を目指すというゲームである。移動可能な空間はとても狭く、狭い廊下と幾つかの小部屋で構成されている。描画もモノクロというシンプルな作り。 このゲームの素晴らしい所はストーリーで、ショッキングではあるが深い感慨を与えてくれる物ともなっている。会話などは無く、一部の壁や扉に書かれた絵文字で全てを説明するというスタイルを採用している。 グラフィックスは簡素だが、キャラクターの動きはモーションキャプチャーを使っているのかとても滑らかである。また内容に合ってもいると感じられ、これをリアルなグラフィックスでやると反って変になってしまうだろう(表現的にも問題が生じる恐れあり)。 ゲームの進行はアイテム(主に鍵)を発見して扉を開けていくという形式になるが、ここにちょっと問題が感じられる。描画がリアル系では無く幻想的なのもあって、少し移動しただけで極端に明暗の差が生じたりと周囲を観察し辛い。そしてアイテム類はハイライト表示されるのだが、それにはかなり近くまで近付かないとならないというシステムになっており、普通の感覚で探していると見落とす可能性が大。それが有る場所を正面に捉えていても、相当接近しないと画面上に表示されなかったりする。 狭いので徹底探索はそれ程大変ではないが、もうちょっと解り易くても良かったのではないかと思える。途中で詰まる可能性は結構高いと思うし、2つのエンディングを見るには更にアイテム探しが難解となっている。仮に簡単になってプレイ時間が短縮されてもゲームの価値は大して損なわれないと思うし、もし長さを保ちたいならばアイテム探しにパズル要素を採り入れる等でも良かった。もし詰まった時の対策としては、 *遠くから一瞥せず、様々な物に相当に近付いてアイテムを探す様にする *上から下までくまなく見る。特に屈み動作にして下方を探索も重要。 |
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評 価 | 内容については予備知識が少ない方が良いと思うのであまり書けないがお勧め品。是非両方のエンディングを見るまでプレイして貰いたい。 |