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ヒ ン ト & 解 答
 パズルや謎解き関連は特に難しくは無く、多人数が詰まって問題となりそうな箇所は見当たらない。解らない場合にはコンソールでも日本語版が出ているので、日本語の攻略記事も検索すればいくつか見付かる。よってここでは謎解き関連は簡単に留めておく。ネタバレ注意(一部反転で表示)。


*金庫の操作方法
 おそらく二箇所に存在するがクリアに必須では無い(回転式の数字錠とは異なり)。番号はいくつか用意されている中からランダムで出現する様である。ダイヤル操作はキーボードの方が簡単で、ADキーで左右に回転させられる。目盛りの数値は10倍に書かれており、例えば正解が“123”ならば、まず反時計回りに動かして10に合わせる → 時計回りに動かして20に合わせる → 反時計回りに動かして30に合わせる → 正解ならば自動的に開く。



*レコードをセットする蓄音機の操作
 手回しのハンドル以外に操作出来る箇所が幾つか用意されている。



*CAT DOG RATの画
 ランダムに変化するので、書かれている物の3本の線を辿る。



*ウィジャボード (Ouija Board)
 当初は正解を入れると扉が開くと書いたのだがこれは誤りの様で、これにアクセスしなくてもそのまま進められる設定でクリアに必須というパズルでは無かった。単に正解するとイベントが発生するという仕掛け。正解の為の数字は近くの引き出しに有る書面に書いてあるのだが、これは6桁だけで残りが読めない。残りの3桁の数字はその前のチャプター5で発見した電話に関連する数字となるのだが、もう戻れないので困った事になる。つまりこの先でまた必要になるという事を知らない状態にもかかわらず書き留めておくとかしておかないとならない訳で、難易度が高いというより意地が悪い。



*地下室の奥の鍵が掛かっている扉
 ここは期間限定で開くシークレットルーム。元々はハロウィーンのイベントとして設けられている。例年通りならばハロウィーンから11月いっぱい(もしかすると10月の頭から)オープンしている。ただし保証は出来ないのでなるべくハロウィーン付近にアクセスした方が無難。

 アクセスするにはゲームを最初から開始(その為に未使用orチェックポイントが消えてもOKなプロフィールを使うのをお勧め)。最初の玄関小部屋の床にイベント用の絵が落ちているなら正常に開始されている。

 部屋の隅にはページ数の振られた絵がまとまって集められる様になっており、その欠けたページを集めてストーリーを完成させるのが一応の目的となる。部屋の中央に存在するOuija boardに特定のキーワードを入れるとそれに応じたイベントが発生する仕組みで、キーワードは数十というレベルで存在しており既に見付けているページ内の単語をいろいろと試してみる。そしてキーワードの中に3つだけ別の部屋へとアクセス出来る物が有るので、それで別部屋へとアクセスして欠けたページを回収するという風にして進める。なおこのコンテンツもちゃんと日本語化されている。

 とりあえず効果が発動するキーワードを知りたいという方は layers of fear ouija board halloween keywords といった単語で検索すれば沢山ガイドが見付かる。

エンディング
 ここではエンディングがどの様にして決まるのかという原理を解説する。エンディングは最初から最後まで全体を通しての行動によって決定される為に、逐一どうしたら良いのかという解説はゲーム全体を通して行う必要があるので省略。そういった望みのエンディングへと到達する為の具体的な進行手順は各種攻略サイトを参照して欲しい。

 しかし多くの攻略サイトにおいて問題となっている点が二つ在る。一つはあるエンディングに辿り着く為の手順がサイトによって多少異なっており、このシーンでの正解はどちらなのかというのが不明な箇所が存在している。サイトの解説でも「自分はこの通りにプレイして確かに到達出来た」という説明に留まっている。もう一つは説明の通りに忠実にプレイしたが目的のエンディングに到達出来なかったというトラブル。この辺りの原因を以下で解説する。


 エンディングは3種類だが、どのエンディングに到達するのかは「家族ポイント」と「自己ポイント」という二種類のスコアによって決定される。解り易く言うなら、「家族」と「自己」という相反する要素のどちらをより大事にしたかによって決まる。この二つのポイントはゲーム開始時点から様々な行為や選択事項によって内部で計算されているが、現在の値を参照したりすることは出来ない。

※家族ポイントを上げる行為
・想い出でのアルバム(アトリエの黒いアルバム)を埋めるアイテムを収集
・妻の亡霊に対してコンタクトを試みる(襲われてダウンさせられる等)
・妻や娘に関連したイベントに遭遇する
・妻や娘関連の部屋の中を探索してメモ等をなるべく見付ける

※自己ポイントを上げる行為
・ネズミ関連の収集物を集める(アトリエの壁に貼られる)
・屋敷内の画を見つめたりする
・ネズミを見付けたら後を追い掛ける。消えた場所を見つめる。
・自分自身に関連したアイテムやメモになるべくアクセスする


 そしてこの二つの値はどちらも境界値を持っており、ゲーム全体を通してのポイントがその値を超えるとそれぞれ「家族を大事にした」, 「自己を大事にした」という風に判定される

  到達条件 解  説
 家族エンディング  ・家族ポイントが境界値を超えている
・自己ポイントが境界値を下回る 
 最後の作品が家族の肖像画になる。こちらと自己エンディングのどちらがグッドエンディングなのかは、主人公の人生の意味をどう取るかによるだろう。
 自己エンディング  ・自己ポイントが境界値を超えている
・家族ポイントが境界値を下回る 
 最後の作品が自分自身の肖像画になる。個人的にはこちらをグッドエンディングとするには抵抗がある。
 ループエンディング   両ポイントが揃って境界値を超えている
 or 揃って境界値を下回る  
 最後の作品が妻の肖像画になる。ノーマルエンディングとも呼ばれるが、いわゆるバッドエンディングの類。どっちつかずで結果が出ずに元に戻ってしまったの意味。なおこれだけクレジット後にプレイを少しだけだが続行可能である。

 ほとんどの行為が家族と自己の両ポイントに関連しており、ゲーム全体での総計でエンディングが決定されるという仕組み。家族エンディングに行きたいのならば家族ポイントを上げる行為を積極的に実行し、反対に自己ポイントを上げる行為には出来るだけ手を出さないようにする。自己エンディングを目指すのならば逆にする。ある特定の行為を実行しないとあるエンディングに到達出来ないとか、逆にある特定の行為をやってしまうとあるエンディングには行かれなくなるとかそういう設定では無い。

 先に書いた問題の一つ目の正体がこれで、一つも間違えずに行為をこなさないと特定のエンディングに辿り着けないという仕組みでは無いので、ある程度は間違えていたとしてもちゃんと目指すエンディングに到達は可能。それが攻略記述者による進行方法の多少の相違に現れているという事である。特に何かにインタラクトする際や選択肢が複数用意されている際に、それ等が家族に関連するのか自己に関連するのかが判断し辛い箇所もあって、そういった所ではどうするのか意見が割れたりもしているが、そこまでシビアな計算では無いので少々のズレは気にせずとも良いという話になる。


 次に攻略記事通りに進めても到達出来ないという件に関してはプロフィールのデータ持ち越しを疑ってみる。プロフィールは3個制作可能だが、同じプロフィールにおいては新規ゲームを選んでも収集アイテムはそのまま保持されるというシステムが採用されている(実績解除用の意味合いであろう)。具体的にはアルバムの家族ポイントと、壁のネズミの画の自己ポイント。しかしこれだと最初からそれぞれのポイントが獲得されてしまっている訳なので困った事になる。例えば家族エンディングを目指す際にはネズミの画は出来るだけ集めたくないのだが、既にスタート時点でネズミの画が集まっている状態だとそれだけ自己ポイントの方が加算されてしまう。

 開発側のコメントによれば、アルバム(家族ポイント)とネズミの画(自己ポイント)をそれぞれコンプリートしている状態でもそれだけでは双方の境界値を超えない為に、それぞれに反するエンディングに到達する事は可能(ネズミの画をコンプリートしている状態からでも家族エンディングに到達は出来るしその逆もOK)。ただし難易度は高くなるとしている。よって収集物をある程度集めているプロフィールからの新規スタートだと、参考にした攻略記事が全くの新規状態からのガイドだった場合、境界値をオーバーしてしまってループエンディングに到達してしまうという失敗が起こり得る。つまり目指すエンディングには邪魔となる収集物を集めているプロフィールは避けて、新規作成したプロフィールからのスタートが無難となる。

エンディング (INHERITANCE)
 スコア式の判定システムは本編と同一と考えられるが、DLCの方は開発側からの説明は見当たらなかった。ゲーム開始からの詳細な手順は日本語ガイドなども幾つか見付かるので割愛。なおDLCのエンディングは本編でどのエンディングに到達しているのかとは関係が無いそうだが、本編同様にリプレイ時に最初から取得済みとカウントされるアイテムの存在は考えられる為に、初回とは別のエンディングを目指すならば新規のプロフィールで始める方が良さそう。

 全般的に二つのルートへの分岐条件が解り辛い。本編ではどういう風に分岐するのかという条件さえ判れば、プレイ中にやるべき事とやってはならない事が概ね判別可能だったが、こちらではこの行為はどちらに属するのか(どちらのエンディングに対してプラス点になるのか)が曖昧な面が増えたという印象。ただ肖像画による分岐など判り易い面も含まれてはいる。

エンディング 到達条件 解  説
 父親を赦さない  プレイ中に各種の父親に逆らう行為を行う
 肖像画による進路分岐では母親側を選択
 最後に自分の肖像画を破壊する。そして火災に巻き込まれる。
 父親に赦しを与える   プレイ中に各種の父親に従う行為を行う
 肖像画による進路分岐では父親側を選択
 最後に自分の肖像画を持ち出す。そして家に火を放つ。
 真エンディング   下で解説  最後に隠し部屋を発見する

 トゥルーエンド=実績「蛙の子は蛙」への到達条件や方法は各種攻略サイトで解説されているが、具体的な判定システムに関しては判っていない状態であり、「自分はこの様にプレイして確かに到達出来た」という内容紹介の範囲を出ていない。

 達成条件をまとめると、まずは父親側に従った行動を採る事が必要。この点では父親を赦す方のエンディングと同じなので、両者を同時に達成してしまおうという記事が目立つ。片方を達成後にセーブまで戻って、もう片方に向かうの意味。ただしこれだと2つ目の方はエンディングのムービーを見られないそうだし、最初のエンディングの後にメインメニューに戻るのが遅れるとセーブが消えてしまって最初からになるという情報もあり。

 アトリエの壁に貼る9枚の絵画をコンプリートして集める。ただこれはアクセス出来る絵画がもっと多い為に、どれが該当するのかが解り難いという問題あり。取ると消える物がそうなのかもしれない。そして集めた9枚の絵画を並び替えて隠されていた一つの画を浮き出させる。これ自体は本体の画の他に描き込まれている線を見れば特に難しくない。

 その後フラッシュライトで30秒から1分程度画全体に光を当てる。その後灯りを消すと隠されていた画が浮かび上がる。最初はラフに書かれた大きなネズミの顔なのだが、すぐにそれが屋敷の現在のアトリエ付近の地図に変わる。そうなったらその地図の×印の地点、本編における6分割されたアイテム置き用の棚にアクセスが可能になり、インタラクトすれば隠し部屋にアクセスして後は真エンディングのムービーが流れる。なおこの地図が表示されなければ棚へのインタラクト自体が出来ない。


 掲示板にて多いのは、攻略の通りにやっているのに真エンディングに到達出来ないというもの。よってバグではないかという意見も多いのだが、開発側は「それはバグでは無い。そうではなくて非常に到達条件がシビアなだけ。むしろよく発売からこんな短時間で到達条件を発見出来たなと感心している」とのコメント。

 重要な条件と推測されているのが回想シーンでの行動。この回想シーンでの行動をパーフェクトに達成しないとダメなのではないかという意見が大勢を占めている。回想シーン中でもある程度は動ける様になっており、何もしないケースに対してここで実はある事をすれば回想の内容を変えられる。ただしそれには時間制限が設けられていたりと難しい物もあり。

 ちゃんと回想シーンでの行動も達成しているのにダメ(ネズミの画は出るが地図は出ない)というケースでは、上でも書いたが既にクリア済みのプロフィールにおける収集系データのカウント等が影響している恐れもある(父親に従うのと逆方向の収集物がカウント済みの状態になってしまっており、それが影響しているという可能性)。念の為に新規プロフィールで最初からプレイしてみる。他には以下の様な情報もあり(正しいのかは不明)。

・同時にノート類回収をコンプリート。その場合には全てのノートをちゃんとスペースバー押下にて読む必要あり。
・父親に肖像画を描いてもらうシーンでは、犬が跳び掛かる → 白黒になって「お姫様、ゴメンよ」と謝るシーンまで到達出来ているかどうか
・フラッシュライトで画を照らす際の距離を調整してみる(あまり近寄らない)
・9枚が完全に揃わない(ネズミの画が完成しない)ケースでは照らす時間をより長くしてみる。ちゃんと中央に当てる。
・一度ゲームを抜けてセーブ地点からやり直してみる
・ネズミの画が出た際に 「悪い冗談だ」的な発言があるケースでは、達成条件の未達でありライトの当て間違いとかでは無い

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