Dead End Road


ヒント&解答

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更新履歴  20/09/22 レビュー掲載(V1.6B)

販  売  制作・販売:  DDD Wares
 発 売: 2016/01
 日本代理店: 無し

 2020/09/22 現在 Steamにて定価 298円で販売中

概  要  DDD Wares(Depressing Drawers)は英国の個人制作者。このゲームは有料販売の物としてはおそらく2作目。その後他にも有料ゲームをSteamでも販売しているがこれとはタイプの異なる作品となっている。itch.ioにはフリーゲームも何本か有り。

 SteamではGreenlight経由で半年ほど遅れての販売。itch.ioでの購入ではSteamのキーは貰えないタイプ。

 プラットフォームはWindows, Linux。予定されていたMacバージョンは上手く動かないという事で保留されてそのままリリースされていない。


STORY  「何でも願い事を適えてくれる」という儀式の実行方法を知る老婆に面会した主人公は、車を運転して求めるアイテムを揃えゴール地点となる“Dead End Road”まで到達する事を要求される。


パッチ&トラブル関連
 itch.io版の最新(最終)バージョンは1.6B。Steam版では1.6Dとなっている。だがSteam版をちょっとやった感じでは特に変化は無いように思える。修正履歴などが残されていない為に何が違っているのかは解らない。Steamで販売する際にはSteamworksへの対応に関連した修正が入る事があり(実績, Steamコントローラーへの対応, クラウドセーブ等)、それが理由でSteam版のみがアップデートされるというケースも在るのでその可能性が高そう。


※起動トラブル
 サポート情報などがまとめられていない為、動作に問題が発生するケースではランチャーでフルスクリーンとウインドウを切り替える, 画質調整を変更してみる程度しかテストは出来ない。

シ ス テ ム

・難易度は無し。アイテム持ち越しの二周目やクリア後の別モードは持っていない。
・セーブは出来ない
・現在の目標の参照機能や矢印による方向ガイド機能は無し。全体マップ表示は可能。
・字幕はカットシーンでは有り

*キーアサイン不可×, 明るさ調整不可×
*一人称視点固定(外部視点不可), FOV調整不可×
*コントローラー対応△(完全対応では無い)
*Steam実績には非対応

 マウスでの操作には対応していない。キーボードでやるなら、WASDで走行を操作してテンキーで数字入力を行うか、テンキーで走行を操作してフルキーの方で数字キーを入力するとかになる。

BASICS
 どういう風に進行するゲームなのかまずは概要を説明。最初に儀式に必要な3つのアイテム(固定)を知らされ、その後望みの願いをキーボードから直接入力する。この時にチェックが行われて想定されていない願望だった場合には弾かれて再入力となる。どこまでOKなのかは不明だが1単語でないとならないという規定は無い。

 その後はスタート地点からゴールの“Dead End Road”を目指してドライブする事になる。マップ上の進行は向かって左から右へとなっており戻ったりは出来ない。マップは何時でも参照可能。各街に到達するとメニューが切り替わって、幾つかの店にていろいろな事が出来る様になる。最初に持っているのは100ポンドだが、ヒッチハイカーを乗せてチップを貰ったり、金を入手出来るイベントも存在。

・Supermarket: ストレスを軽減する小物を購入。宝くじも売っている。
・Mechanic: 車の修理。ガソリン販売。アップグレードアイテムの販売。
・Pharmacy: ストレス軽減の処置(2種類)
・Pawn(Antique) Shop: 必要な3つのアイテム類の販売

 ゴールに向けての障害となる物の一つは物理的な件となり、具体的にはガソリンが切れる, 車のダメージがMaxに到達の2つ。どちらに至ってもゲームオーバーとなり、全てリセットされてスタート地点からやり直し。ガソリンは有料で購入するか、無料のガソリンスタンドにて補給可能。車のダメージはガードレールや道に置いてある障害物にぶつかったりで増加し、ゲージでダメージ量を確認も出来るが対向車に正面衝突したりすれば一発でアウトとなる。煙や強風といった走行を妨害して事故を誘発させるタイプも含まれる。なお車は修理可能だがコストが掛かるので金が無ければ治せない。

 もう一つは霊的な現象によるストレス。運転中には様々な霊的な現象に遭遇する事になり、それによってストレスの値が増加していく。そしてストレスが増加するほど霊的な現象(幻覚)が発生する確率が高くなるという悪循環システム。更に現象によっては回避失敗で即死イベントになっていたりもあれば、車に対して物理的なダメージが加わるタイプも有り。よって薬局でステータスをチェックしながら(現在のストレスの値は見られない)適宜治療を行わないとならない。

 運転中に切り替え可能な数字キー操作の意味(幾つかはユーザー情報なので正確かどうかの保証は出来ない)。それとこれ等の操作は霊的な現象によって勝手にON/OFFが切り替わったりする事も発生する。

1.ヘッドライトのON/OFF: 車の前方で発生する霊的現象の中には消灯する事で受けるストレス値を減らせる物が有る
2.室内灯のON/OFF: バックミラーに映っている人間が手を上げたら消さないとならない(失敗すると殺されて死亡)
3.ラジオ: オンにしておくとストレス軽減に繋がる。ただし霊的音声が乗ってきたら消さないとならない。
5.ワイパー: 雨が降ってきたらオンにしておかないとストレス値増加。

 
GAMEPLAY
 ホラーゲームには王道を行くかor変化球タイプで行くかという選択肢があるが、この作品ではドライブゲームと合体させるという大胆な変化を試みており、そのユニークさは大いに評価したい所だし、グラフィックスは昔風のローファイではあるが独特の雰囲気を醸し出している。またその奇抜さによって発売当時はホラー業界では結構有名だった作品でもある。

 ホラーという面ではジャンプスケアタイプでは無いし、ローポリだけに見た目的に凄く怖いという感じでも無い。運転中に遭遇するホラーイベントの数は多くてその辺りの作り込みは良い所なのだが、リプレイ前提のゲームだけにある程度プレイしてしまうと既知の物ばかりになり、飽きて来てしまうし怖さも薄れる。ゲーム中の緊張感は確かに保たれているのだがそれは車をぶつけてはならないというアクションゲームとしてのスリルであって、何が襲って来るのか判らないというホラーゲームとしての緊張感では無い。


 ゲーム全体の造りはアマチュア的な色が強く、雑で不親切であり欠点となっている。インディーズの作品にはこういう粗い物が多い事は間違いないのだが、フリーゲームならばともかく有料でもあるのでもう少しちゃんとして欲しいところ。ゲーム内メニューから変更出来る設定が非常に少ない件もそうだし、ゲームのシステムの解説もまるで足りない。作者自身が掲示板で質問に応えたりもしているが、それならゲーム内で説明を参照出来るとかに持っていった方が良い。しかしゲーム自体を改変するのは面倒臭がってやらないというパターンはこれを含めて多し。

 多くは解説しないのでプレイヤー自身で法則を見付けて欲しいというスタンスのゲームも有る。だがそれはプレイヤーが実際にゲーム内の法則を検証可能という条件が付く。例えばこのゲームでは現在のストレスの値はプレイヤー側には見えない。そうなるとどういった要素がどれだけストレスの+−に影響しているのかを調べようが無い訳で、それならば影響する要素を解説して貰わないと困るという話である。


 現在の所持アイテムは確認する事が出来ないので、何を購入したかはちゃんと憶えておかないとならない。同ジャンルの物を複数購入しても問題は無いが、金が十分ではないので無駄遣いは禁物。その金はヒッチハイカーを乗せてやれば稼げるが(次の街で15ポンド加算)、どれだけ遭遇するのかはランダムだし、ヒッチハイクには拾う為に停止している際に対向車に衝突されるという危険が伴う(一発でゲームオーバー)。その他だと宝くじは当選確率は低い。または道路に存在するRest Areaで停止(路肩の青看板表示)、街のメニューに出て来るDark Alley(裏通りを探索してみる)というランダムイベントにチャレンジするという方法が在るが、失敗した場合には逆に損をする結果となる為にギャンブルとなる。

 安全の為に車の修理やストレス軽減に金を使いたいのだが、高価なので最小限に抑えないとアイテム類を購入する金が足りなくなる危険性有り。この点はシビアなマネージメントが要求される難易度が高いセクションとなっている。

 各ショップについて。置いてあるアイテムはランダム。街によって何のショップが存在するのかは異なるが、それがランダムなのかは未検証。注意点としてマップを戻ったりは出来ないので買い渋ると詰みの危険性もある(最後の街に足りないアイテムが置いてない等)。そもそもちゃんと高額なアイテムが必ず出る様に計算されているのかも不明(プレイヤーの通ったルートによっては遭遇しないアイテムが発生する等)。あるいは車を修理したい(ガソリンを入れたい)のにMechanicが街に無いとかも有り得るので、店の有無がランダムでは無いなら一覧表を作っておくと役に立つだろう。


 最大の問題と感じるのはホラー(妨害)イベントの重なりが発生してしまう件。途中セーブが出来ないだけに、避けようの無いイベントでゲームオーバーになってしまったりするとプレイヤーの多大なストレスとなる。こういった問題が発生しないように内部で処理を行うべきなのだがそうなっていない。幾つか例として、「ヒッチハイカーを乗せている際にミラー写りのイベントが発生。操作が出来ないのでGO」, 「踏切出現で停止中に対向車がすり抜けて突っ込んで来てGO」, 「GSに駐車中に飛んで来た障害物によるダメージ」, 「車両が複数出現してしまい追い抜けない」, 「GSの場所にガードレールが生成されてしまい停車出来ず給油不可」。


 アクションパートとなるドライブについて。まず外部からの調整で画面を明るくしても一定距離以上先は見えない仕様。車のフィジックスは完全にゲーム的でリアルさは全く無いタイプ。どんな妨害イベントが用意されているのかが解ってくる&操作に慣れてくればそれ程難易度は高くない。ルートにもよるが20分程度でゴールまで到達は可能。ただし避けられない突然死などはゼロには出来ない。

 疑問に感じられるのは速度のシステム。衝突等の危険度を下げる為には走行速度を落とす方が有利となり、大体7〜8割程度のスピードで走るのがバランスが良い。しかし当然速度を落とすとスリルは減少してしまう。一方で改造パーツには速度アップのアイテムなどが在り、走行速度がゲームにどういった影響を持っているのかが謎である。具体的にはガソリンで、リアルならば速度アップするほど減りが早くなるはずだが、事故を起こし易い上に減りが早ければ単に不利となってしまう。だとすると移動に掛かった時間に応じてガソリンは減る(早く到着するほど減らない)と見るべきだが原理は解らないまま。

 ゲームとしてはスピードを出すほど有利とした方が走行時のスリルも高まるし有効だが、セーブ出来ないという問題から低速走行の安全策を採りたくなるし、そしてそれで普通にゴール出来てしまうので速度アップの必要性は薄い。この辺はセーブやバランス設定に一考の余地がある。


 エンディングはまず基本としてグッドとバッドの2種類。グッドエンドの場合には願いに応じて結果が文章で表示されていくが、入力した言葉に応じてどれだけのパターンが用意されているのかは不明。その他にはシークレットエンディングが8つあり、これは特定の願いを入れた際に用意されている専用のエンディングメッセージが8つ有るという意味。さすがにその単語を発見する為に最低でも8回クリアするまでにプレイするという気にはならない。全エンディングを動画にしている人も居るので、アンロック出来ていない残りを知りたいが面倒ならそれを参照という方法も有る。

GRAPHICS & SOUND
 Unityを使用。グラフィックス設定のプリセット6種。個別の設定項目は無し。画面モードは排他的フルスクリーン, ウインドウの2種。

 90年台レベルのローファイなグラフィックスを採用。独特の味わいがあるという点は認めるが、一方で高度なグラフィックスで作ればもっとホラー感が出たのではないかという印象もあり一長一短か。それと質とは関係無しに景色のバリエーションが少ない所は明らかに欠点。一部のスキンを使い回していたりと手抜きも感じられる。

 ボリューム調整不可×, 3Dサウンド非対応, ボイスは無し(一応音は出るが正常な音声では無い)。ボリューム調整が無いのは不便。BGMは実質ラジオを点けた際に流れる物だけ。エフェクト音の種類も少な目でサウンドの出来は充実していない。

BOTTOMLINE
 アイディアの勝利的な作品。粗が目立ったりと完成度は決して高くないが、ユニークなゲーム性で楽しめる。値段も安いし一捻りされた珍しいホラー物がプレイしたい方にはお勧め。ただし実際のところあまり怖くは無いのでその辺には期待しないように。あくまでもアクション(ドライブ)ゲームの面の方がメインとなっている。

 本文でも書いたがスピードを出してスリルを味わうプレイは可能だが、クリアを目指すには難易度が高くなるという問題発生。速度を落として慎重に走った方が有利となるがスピード感が損なわれる為に、高速運転を楽しみたいという人には向かないゲーム性となっている。


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ヒント&解答
 大部分がヒント集なので一部のみ反転表示。



・カットシーンのスキップは数字キー
・キャンドルを点灯させる為のマッチやライターは必須では無い(単なるキャンドルの下位バージョンという扱い)
・マップ進行は向かって右の進行方向に最も近いルートへの2択となる。例えばゴール直前の「Knight's Hill」だが、ここからはどっちを選択しても「Dead End Road」の2択となっており、「Avarich City」へと向かう事は出来ない。
・Rest AreaとDark Alleyでのイベントの成功確率はかなり低いという話で、「現時点で金がもう無い」といったもし失敗しても損が少ないケース以外はお勧め出来ない



※ヒッチハイカーの拾い方
 これは知らないと難所となる。道路に停止して乗せようとすると高確率で正面から来た車に衝突してジエンドとなってしまうからだ。乗せるには水平位置を合わせるだけで良いので、もし向かって左側の路肩(ハイカーの向かって左側)に止めるスペースが在るならそこに止めればOK。スペースが無いケースでは向かって右側の路肩に止めても水平位置さえ合えば大丈夫。合うと歩いてくる足音がするので判る。ドアが開いて閉まる音がすれば完了。



※対向車との衝突の避け方
 常にセンターライン上を走るのが対応し易く安全。車のヒットボックスは見た目よりも狭い。



※バックミラー(室内灯)
 ミラーに人が映っている状態(幻覚)で手を上げられたらすぐに消さないとならない。よって人が見えるならば常時消しておく方が安全だが、消しておくとストレス値が増加するという話もあり。ヒッチハイカーを乗せていないのに見えるのならば確実に幻覚。ただしヒッチハイカーを乗せている時でも発生の恐れあり。作者も認めているがこれはヒッチハイカーと幻覚の人物の顔のスキンが一緒なのが問題。ミラーに映るのが悪魔のケースでは対策は不明。試しに点けたままにしておいた事も有るが何も起きずに消えた。



※ガソリンを保たせる方法
 一つは早期にアップグレードとしてAir Filterを購入するという方法。もう一つは無料ガソリンを利用する方法で、これはマップを見て存在するルートを選択して走る。ただしこれはルートが限られるし、GSの無いルートを通る方が店のアイテム類が充実という話も有り。レビューにも書いたが走行速度(到達に掛かる時間)との関連性は判らない。



※アイテム類の価値
 キャンドル, ベル, 本の3つを集めるとなっているが、おそらく全てのアイテムはこの3つのカテゴリに分けられている。同じカテゴリの中では高価な物ほど価値が高いが、同ジャンルの安い物を購入していても価値は加算されるというシステムらしい。よって安いランクの物を買っている状態で更に高価な物を購入しても無駄にはならないが、金はあまり無いので次々に買う訳には行かないという面もある。



※エンディングの判定
 判定に関わる詳しい情報は無し。おそらくだが3つのアイテムの中で一種類でも買い忘れ(1個も持っていない)があるとバッドエンド。バッドエンドでは別室に行く前に悪魔が登場して失敗となる。3カテゴリを全て持っていた際にその価値に応じてどういう風に判定されるのかは解らず。例としてキャンドルを購入しているのがベストだが、ライターやマッチでも代用にはなる。ではここでライターやマッチだとどういう風に判定されるのかは解らない。ライターやマッチでも合計が一定額以上ならばOKなのか、それとも他のベルと本の価値も影響してくるのか? 儀式の制限時間が価値の有る物が多いほど長くなる?という風にも思ったのだが検証出来ず。


※最後の儀式
 最初の練習と同じ方式。4つの方向キーがそれぞれ4個の球体オブジェクトに相当しており(練習時は後退キーを除く3個)、各キーを“押したまま”にして移動させる。幾つかのポジションの中で正解の場所に来ると音が鳴るのでそこで止める。通り過ぎてしまったらそのまま再度一周させて正解位置で止まる様に調整する。これを4個のキー(オブジェクト)に対して行い全てが正解位置に納まれば完了。30秒あるので時間的な余裕は十分。