タイトル | : Re^2: PCマルチの無料について |
記事No | : 15837 |
投稿日 | : 2017/08/22(Tue) 19:13:47 |
投稿者 | : RIVA |
こんばんは、青龍さん、レスありがとうございます。 SteamWorksをディベロッパーに使ってもらったら、Steam以外でリリースされるのを 防げるのですね。 PCだとボイスチャットソフトは色々あるし SteamのゲームはユーザーがDedicated serverを立てることが できるのですよね? メーカーが用意したサーバーだけじゃなくてユーザーがサーバーを運営してくれるから メーカーのマルチプレイサーバー維持費が少なくなるということはないのでしょうか?
> > Steamでは何故マルチプレイを無料でサービス可能なのでしょうか? > > PS4のPSNやXbox OneのXbox Liveではマルチプレイは有料ですよね? > > でも今のSteamのマルチプレイのマッチングなんてコンソールと同じような > > 感じに簡単に出来ますよね?同じようなシステムを構築しているのに > > 何故PCゲームだけマルチプレイを無料で出来るのでしょうか? > > いろいろと要因はありますが、先にコンソールのMPの有料化から。 > コンソールではハードの販売元が一元管理することで全体コストの低減という理由が一つ。 > 各社がマッチングシステム, フレンド機能, ボイスチャット等をそれぞれ自社開発するとコストが掛かり > そうなるとゲームの価格に上乗せされる可能性がある。それなら全体を統合しているハード販売会社が > 基本システムとして提供してどこでも使えるようにしてしまう方が開発やアップデートのコストが下げられるし > ユーザーからしても個々に異なるシステムであるよりも便利となる。 > > コンソールだと「なんでマルチプレイが有料なんだ」という不満があるようですが > 実際には統合化した方がMP開発コストを上乗せした全ゲームの価格より安くなる可能性の方が高い訳です。 > マッチングが変とかのMP関連のバグ修正が各社任せだと遅れたり放置されたりもしますが > 統合化されている方がその点でも優位。更に自社ではマルチプレイの開発が不可能という所でも > システムを利用することでマルチプレイに対応するという可能性が拡がるのでユーザーにも利点あり。 > > 対してSteamの場合。マルチプレイ関連を含めて開発会社に提供されているシステムをSteamworksと言い > これは各社無料で使用出来ます。ではそのSWの開発費用はどこから出ているのかという話ですが > Steamで販売されるゲームの売り上げ額からのSteam側の取り分と見て良いでしょう。 > ゲーム販売時のSteam側の取り分は販売価格の30%が基本(大口取引会社だともっと安いと想像される)。 > この利益を使って全世界で高速の専用回線を購入してダウンロード用のサーバーを用意したりしていますが > その一環としてSWの開発費用にも充てていると考えられます。 > > SWの導入によりSteam側にも大きな利点が生じます。SWを使っているならSteamでしか販売出来ないので > 他のダウンロード販売サイトとの競合でも有利。実質現時点では自社でダウンロード用のサーバーを > 用いてゲームを販売している所でSteamの競合相手となるとGOG位しか居ませんが(他は全てSteamの > シリアルキーを売っているだけで、自社でDRM管理しているダウンロード販売ゲームは少ない) > GOGで売る場合にはSWに含まれるSteam実績機能等は当然非対応にするしかありませんし、 > MPにSWを使用しているケースではGOGでは売り辛くなります(SW以外のMPシステムを自社開発して > 提供する等が必要)。 > > そして自社でMP回りを開発するのはコスト高という事からSWを利用しようという所は増え > それによりSteamでは売られないというゲームは減少。それが販売時の取り分の増加に > 繋がるという図式であり、無料でのSWの提供には十分に見返りがあるという話になります。
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