タイトル | : 接合部温度 |
記事No | : 16048 |
投稿日 | : 2021/01/05(Tue) 18:31:00 |
投稿者 | : 青龍 <
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まず「接合部温度」とは何だ?と思ったので調べてみたところ、RadeonではGPUコアの温度だけではなく 基板上の数十箇所のICの温度を計測しており、その中で一番高温のICの温度を示す物となります。 ホットスポット温度, ジャンクション温度とも呼ばれています。 hhttps://g-pc.info/archives/11507/
こちらにRadeon RX 6900 XTのベンチマークがありますが、下の方の温度のモニタリングの説明によれば このカードの接合部温度の境界は110℃で、それに達すると自動ブーストを止めて制限を始めるそうです。 つまり接合部温度の90℃台は全然安定して動作する範囲内であり、この温度で異常を検知して落ちるのは おかしいという話になります。 hhttps://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1293393.html
ではなんで落ちるのかとなると考えられる理由は幅広く特定は難しいです。単純にビデオカードが不良, ドライバー側に異常がある, ドライバーが正常にインストールされていない(過去のおかしなデータが綺麗に クリアされていない等), PC筐体側の廃熱問題でエラーを検知して強制停止させられている等。
自作である程度切り分け作業に慣れているのならば、今後もいろいろと試しながらハードとソフトの両面から 時間を掛けて追求していくという手もありますが、このPCはセットで購入された物だそうですし 購入店での初期不良扱い期間などもあるでしょうから修理に出すという手も考えられた方が良いかもしれません。 「最初から異常が発生しており、またその異常は特定のベンチマーク等で必ず発生する」となれば 修理する側でも原因を突き止め易いでしょう。
強制終了からの回復後のエラーメッセージについてはハードウェア的に落ちなくなれば消えるはずですし 現時点ではあまり気にしなくても良いです。
MSI Afterburnerが正常動作しない件は今回のビデオカードの問題に影響しているのかもしれません。 あるいはビデオカードのドライバが古いかですが、インストールされているのは最新の Radeon Software Adrenalin 2020 Edition 20.12.1 ですよね。自動判定の機能も有るので 間違えはないと思いますが。 hhttps://www.amd.com/ja/support
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