シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。途中で難易度は変えられない。アンロックしたミッションは難易度を変更してリプレイが可能。 セーブ&ロード チェックポイント方式。任意セーブは出来ない。 OBJECTIVES 画面上に次の目的地点がアイコンで表示される方式。テキストでの参照も可能。 EXTRAS 実績やアンロック要素は無い。 英語 字幕表示機能有り。 |
GAMEPLAY |
全部で10ミッション収録で、プレイ時間は2-3時間程度。マップのサイズはともかくとして簡単なのが大きな原因でもあり、FPSに慣れている人は最初からHardでプレイした方が良い。ただHardでも一般的なNormalのレベルよりも易しいと思う。 マップは使い回しが多く、10箇所のミッションだがロケーションの種類は半分程度。塹壕とかジャングルなどは、別の場所なのに全く同じ物が使われていたりする。同じマップ内を行ったり来たりするシーンも多く、それにより広く見せようという意図も見受けられる。臨場感という面でもやはり弱く、敵味方を含めて大勢の兵士が存在しているという感覚が無い。海岸への上陸シーンなどもあるのだが、一緒に突撃する味方が数人しかいないという酷さで、CoD:WaWの様なゲームの描写とは雲泥の差であり比べ物にならない。 ゲームの流れは“マラソンFPS”とでもいう物で、冒頭のシーン以外は指揮官や仲間の兵士と一緒に行動するのだが、とにかくこれが走る走る。まず走り出して敵と遭遇して戦闘。終わるとすぐにまた走り出して一旦待機するが、プレイヤーがトリガーとなる地点に達するとまた走り出す。そんな風に数十メートル走ってから戦闘発生、そして終わるとまた走り出す....の繰り返し。ゲームの最後までこの状態が繰り返される。とにかくひたすら走るので、スプリントが無いのはマイナス要素になっている。 それと関連して厄介なのが合流命令。プレイヤーがこのマラソンに遅れると「離れるな」、「付いて来い」とすぐに怒られるようになっており、更に一定時間合流しないと突然ゲームオーバーにされてしまう。何もメッセージが出ずにロード画面に戻されるので、最初の内は何が起きたのか分からなかった。一応「(離れているから)命令に従え」という警告文が出るのは確認したが、タイマー等の判断材料がないので困ってしまう。 確かに実戦においては一兵士が勝手な動きをするのは許されないというのは分かるのだが、あまりにもその制限が極端過ぎる。例えば周囲の場所に別の武器を探しに行っただけでもゲームオーバーになるので、ほとんど周囲の場所を探索する事は出来ない。つまり離れた所に置いてある交換用の武器を取るのにも、タイミングを考えて急いで行って交換して戻って来ないとならないのである。また味方兵士は強引に敵の中に突っ込んで行く事が多いので、それを放っておいて背後からライフルで狙っていると「隊から離れ過ぎで規律違反」だとしてゲームオーバーとなる始末。 |
COMBAT |
*所持可能な武器はメイン2つとハンドガンで、初期装備はミッションにより固定 *武器はダイレクトに数字キーでの選択は出来ず、前進選択と後退選択をマウスホイール等に割り振れるのみ *照準は動いたり連射すると広がる *しゃがむと正確性は増すが、照準の大きさに変化は無い *連射すると照準の位置自体が上に向かって反動で動いて行く *アイアンサイト(ズーム)可能 *スプリントは無しで一定速度での移動 *左右へのリーンや伏せ動作は無し *HPは自動回復方式 武器の種類は少なくて確認出来たのは7種類位。武器を交換可能なチャンスもほとんどなく、敵の日本兵が落とす使用武器はType 38と100のみ。弾薬補充の機会は無いので、無くなったら敵の物を拾うしかない。 北米レーティングはTeenで、ゴアはおろか出血表現すらない。体に命中している際に血飛沫すらも出ないので、敵に攻撃が当っているという感覚は希薄である。これはFPSとしては大きな痛手と言わざるを得ない。銃自体の迫力も一部を除いては良いとは言えないレベル。 味方兵士が1-3人程度付いて動くケースが多いが、彼らに対してはFriendly Fireは生じない。設定としては無敵と死んでしまうタイプが存在している。問題は突撃する事が多いという点で、その上に彼等の射撃精度は敵よりも上となっている。よって無敵設定の兵士(特に指揮官)が相当強く、プレイヤーが後方に居ると出て来た敵を自分だけで全員倒してしまったりもする。これもゲームを簡単にしている要因の一つ。 敵AIはスクリプトでマップに出て来た後は止まっているケースが多く狙い易い。また射撃精度がかなり低いので、特に隠れないでも攻撃を続ければ倒せる事も多い。リアクション速度も遅いので、当然難易度としては簡単になる。数は5人位は出て来るのが普通だが、これだけ個々が弱いとなるとあまり意味を成さない。固定マシンガンで大量の敵兵を倒したり、零戦を撃ち落したりするシーンがそこそこ集中を要する程度。 隊列から離れたという理由で終わるのを除けば、ミッションの最初から最後まで一度も死なない程度の難易度の物が半数を占める。数回リトライするような箇所はスナイパーが3人居るシーンが思い浮かぶ位で、後の大半は流れるように進んでしまう。敵が固定マシンガンを使っている時はやや手強くなるのだが、グレネードですぐに倒せるし、或いは無敵の味方が突っ込んで行って倒してしまったりと問題あり。難しくする事が良いとは言わないが、これだけ短いのだしもっと手応えが有るようなバランスにした方がまだ良かったと思う。 |
GRAPHICS |
Soldier Of Fortune Paybackと同じ自社製のCloakNT3エンジンを使用している。クオリティは結構高く、バリューソフトではグラフィックス面は第一にカットされたりする事が多い中で、合格点をあげられる水準に達している。 ただし敵のキャラクタモデルが一種類だけとか、ロケーションが使い回しとかその辺は低予算という設定。 なおグラフィックスの設定は解像度以外は変更出来ない。 |
SOUND |
敵兵の日本語音声はそれなりにパターンは多いのだが、状況に関係なくランダムに台詞が発声されている様に感じられる。発音自体は自然で外国人が担当しているようには思えない。 3Dサウンドに対応。BGMは少ない数を使い回し。銃声はあまり迫力が無いが酷いという程ではない。 |
MULTIPLAYER |
2-12人までが参加可能。5つのモードに6個のマップが用意されている。 テストしようと思ったが既に人が居ないようだ。Dedicated Serverは無いので、自分で立てて人を待つか、誰かが建てているのに運良く遭遇する以外にプレイ方法は無い。 |