BOTTOMLINE |
[PROS] ◎撃ちまくりスタイルのアクションFPSとして楽しめる ◎常に仲間が2人以上居るという設定で、部隊での戦闘の感覚が良く出ている ◎Massive Dにより大量のオブジェクトが破壊可能で、カバーを壊したり壊されたりはスリリング ◎複雑な事は出来ないが、仲間への簡単なワンボタン操作システムは効果を挙げている ◎マップの作り込みや雰囲気描写は良質 [CONS] ×メインの特徴であるモラルシステムは上手く機能していない ×ボリュームやリプレイ性が少ない ×Area 51の持つ怪しい雰囲気に期待すると外れる ×武器の数が少ない ×エイリアン系の敵のデザインや攻撃方法が平凡 ×ドライビングアクションのパートが面白くない ×敵に攻撃が当たっているという感覚が足りない ×グラフィックス系のバグや最適化不足が目立つ 謎解き要素も無く一本道でシンプルなアクションFPS。ボリュームは後2時間程度は欲しかった所だが、内容がこのままで追加要素が見込めないのならば、「飽きる前に終わる」という意味でこの位が適当だったかも知れない。基本的にはオーソドックスなスタイルで特別に面白い要素も持っていないゲームであるが、部隊での行動とそのワンボタン操作を加えている点が、ゲームが平凡なレベルに陥るのを救っていると感じられる。 世間一般の評価としては、特に悪いゲームではないが特別な面白さも感じられないとして60-70点程度の見方をされているが、個人的にもそんな印象を受けた。発売を急いだだけあって完成度には問題あり。売りであるモラルシステムは練り込み不足だし、Massive Dによる敵AIの破壊されたオブジェクトへの認識能力も精度が足りない。ちゃんとゲームのバランス調整等を行って完成度を高め、またパフォーマンスの最適化を行いバグの少ない状態で出せれば、もっと面白い物になった可能性もあり残念である。 発売当時の$49.99ではさすがに高いという気がするが、既に$19.99というバリュークラスかそれ以下というレベルに下がっている現状では、その価格帯なら損は無いだろうと思う。バリュー系のFPSに比較すれば、それよりは明らかにクオリティは高いので。他に特に遊びたい物が無くて、あまり深く考えずに楽にプレイ出来るアクションFPSを探しているなら候補に入れても良いだろう。 |