BOTTOMLINE

[PROS]

◎頭や腕を吹き飛ばしたりとゴア要素に優れる
◎腕を切断されてもモンスターが襲って来る演出
◎エピソードによって出現する敵が異なる(使い回しが少ない)
◎武器の使い分けが面白い
◎モンスターのデザインが秀逸
◎オブジェクトやモンスターは3Dで作られておりそのクオリティは高い
◎環境音が良く出来ている



[CONS]

×ボリューム不足で短い
×憶えゲーの要素が強過ぎる
×景観の変化に乏しい
×形状に高低差が無いのでマップの作りが単調
×全てのボス戦でボスとは戦えない設定

△マルチプレイの仕様に問題あり



 内容的にはベーシックなアクションFPS。優れている点も在れば問題点も在り、相殺すると70点程度の出来映え。当時の評価の低さは初期バージョンのマウス操作のバグや、このタイプのゲームとしてはマルチプレイが充実していないという面が大きかったと思われ、シングルプレイに限れば楽しめるゲームだと思う。ただし解説した幾つかの大きな欠点を許容出来るならばという但し書きは付く。

 敵のデザインは当時のFPSとしてはトップクラスで、その3Dモデルやアニメーションも良く出来ている。制作したAction FormsはCryostasisやVivisector等で、何等かの独特な高度な技術を生み出している集団というイメージがあるが、このデビュー作からその傾向はあったのだと言えよう。肝心のゲーム内容の方にはいろいろと問題が多いという点も同様ではあるのだが。


 惜しいと思うのは部位切断の要素が演出面に留まっており、戦闘における戦略にはあまり関係が無いという点。単に切断するのが見た目に面白いというだけで、実際には一部の敵以外は狙って切断するのは難しいし、普通に攻撃して倒すのに比べて特に有利では無いという設定に終わっている。

 Quakeのクローン、若しくはパクリという声もあったが、似ているのは背景設定等の一部だけで、ゲーム内容にはオリジナリティも感じられるしそれ程似ているという印象は受けない。東欧圏ならではのちょっとした異端さを感じさせる面もあるし、十分にユニークな作品として成立している。

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