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解答&ヒント
 公式の掲示板等を参考にしての、詰まる可能性がある場所のヒント及び解答。答えは選択して反転させれば読めます。



Level 2   (Mental Echo) 多数のハンドルが付いているドアが開かない

 ドアを開く為には対称形に付いているハンドルを全て開けないとならないが、よく見ると分かるように一箇所ハンドルが取れてしまっていて付いていない。つまりハンドルを持って来る必要がある。



Level 6   (Mental Echo) 2Fから看守が銃で攻撃してくるシーン

 床で拾った工具でハシゴを下ろせるが、それは引っ掛け。工具は別の場所に使う。



Level 6   ボス戦

 普通に攻撃しても周囲の冷気を吸収して回復してしまう。壁にある2つのスイッチを入れれば四隅のパイプから熱が吹き出るようになるので、その場所に位置していれば敵もなかなか近付けないし、ダメージを回復する事も可能である。後は回復しながら接近して来た所を攻撃すれば良い。ライフルなら10数発程度で倒せるが、弾が足りないならば攻撃力の高い斧を使って接近戦で倒す。なお脚を狙い撃てれば動きを止められる。



Level  11  (Mental Echo)   2人の船員が倒れている場所

 先に武器を持っている方を選んでも暗くて敵が見えないので、照明担当の船員から行う。ライトを担当する船員を操り、的確にやって来る敵を照らしてやればクリア。次に銃で攻撃する方を選ぶが、ここは敵の出現パターンを憶えていないと難しい。また武器解説でも書いたように、ライフルの弾を5発全て撃ち尽くしてしまうとリロード時間が長くなって間に合わないので、4発目までの間のどこかでタクティカルリロードを行う必要がある。



Level  17

 登場する巨大なクロノス(時間の神)は敵ではない。周囲に現れるモンスターを攻撃して、クロノスよりも早く高いポイントを得るのが目的である。

 モンスターに攻撃を当てると掌の指がオレンジ色となり得点。クロノスに倒されてしまうと青くなりクロノスのポイント。先に全ての指をオレンジ色にすれば勝利。倒した敵の後に出現するオレンジの光を通れば弾のリチャージが早くなるが、クロノスが倒した後の青い光を通ってしまうとポイントがマイナスとなる。弾の当たり判定は結構大きいので、周囲を走り回って敵が出たら狙いがアバウトでも素早く撃つようにした方が良いだろう。ただしクロノスの攻撃に誤って自分が当ってしまうと即死するので注意。


 http://www.youtube.com/watch?v=zMNKHQE_OvA




Level  18

 3本の指の内で何所から降りるかで、副船長?、看守長、機関長(エンジニア)と対象となる人が変わる。誰を選んでもエンディングは同じ。

 ここでもMental Echoの意味合いは全く同じで、先にフードの方に入ると当時の情況が見られて、その後3人の中にダイブすればその人物を操れる。ただし見ていた時と同じ行動をしても過去は変えられないので、異なった行動を採らないとならない。


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 * ネタバレ注意 *  この下からは私なりのストーリーの解釈を書いています


















STORY
 まずはラストの部分についてだが、時の神クロノスは最後に主人公に手を差し伸べている事から、敵対している相手ではない。彼もまたモンスターと戦っているので、その冷凍化した船員達は共通の敵であり、L17のシーンは主人公の能力をテストしていると考えるのが妥当だろう。クロノスに勝てば認められて、最後のMental EchoのL18へと進められるという意味。この話における敵となるのは言うなれば“氷山”。もっと大きな視点で見るならば“自然”。自然を軽視した人間に対する怒りといった捉え方になると思う。

 1968年の氷山への衝突事故は、このルートは危険ではないかと称する副船長が、自らの経験とその回避能力によりその危機は避けられると主張する船長と対立し、本部への進言によって船の管理権を船長から奪い取ってしまう所から始まる。その後船長は機関長に相談するが副船長の考えの方を支持されて精神的にもおかしくなって行き、最後は自ら強引に舵を取るも大怪我。替わりに操作をした看守長は失敗して船は氷山に激突する。その後他の船員達を残して、副船長と看守長は怪我をした船長を連れてヘリでの脱出を試みるが、その時点で船での全ての時間が停止状態になってしまう。

 L18のMEはで3人の人間の過去にダイブするが、この時に船長を信頼して任せる事で氷山との衝突は回避され、結果的に事故は起きずに皆が生き残って悲劇を回避出来た事になる。その新たな未来では、極点の基地に勤めていた主人公に避難命令が出されて、そこでは続けて活動を行っているNorth Windに合流して拾って貰うという設定に変わっており、その通りに退避した主人公はやはり氷が割れる事故に遭い滑落。だが今回は氷の海に落ちる前に、合流地点で待っていた船長達に助けられて事無きを得る。そして主人公を含めた全ての人間が無事に生存した状態でエンディングという流れ。


 ストーリーの主題とは“人間の理性の偉大さ”とでも言えると思う。1968年の事故の際には、船長を信じられなかった点や、その後の復旧作業において船員達が的確な行動を採れなかった点が、最終的には船全体の停止と乗員死亡の原因となった。サブタイトルの“Sleep of Reason”とは「理性に見放された想像力は、存在していない怪物を生み出す。想像力とは理性と結び付けられてこそ働くものであり、それはあらゆる芸術の母となり、また全ての奇跡の源となる。」という意味。つまり理性的な行動を採れば氷山の衝突は回避出来た事であり、その失敗の後に主人公が過去にMEの力で戻って理性を失った船員達の行動を正したので、船は氷山との衝突を避けて無事に現代に至るまで活動しているという未来へと至る事が出来た。全ては理性の力であり、人間は常に理性を持って行動しなければならないというのが、ストーリーを通じて主張したかった点であろう。


 挿入されるストーリーである「ダンコの心臓」を簡単にまとめると、『深く暗い森の中に追い込まれたある部族の話で、ある時その中でダンコと呼ばれる男が立ち上がり、新しい世界を求める旅に出ようという提案を行う。他の皆はそれに従ったが旅は困難を極め、やがて彼等はこんな事をしなければ良かったとそれを提案したダンコを責めるようになった。だがダンコは自らの胸を割いて心臓を取り出し、それを掲げるとその心臓は燃えて彼等を導く光となった。そして最後にはダンコは闇を抜けて新天地に彼等を導いて到達するが、そこで彼自身は力尽きて倒れてしまう』。

 この話の解釈としては2通りあると思う。一つはダンコ=船長という解釈で、彼を信じようとしない部族の仲間とは船員達の意味。もう一つは主人公をダンコとする考え方で、MEの力で他者の誤った過去の行動を修正したり、モンスターと化して自分の行動を妨害しようとする彼等を倒して誤りを正して行くという解釈。個人的には船長がダンコという解釈の方が合っているように思える。


 続いてはストーリーの背景設定についての検証。本文でも書いたように、何故主人公がこの事件に巻き込まれたのかが定かではない。一つの考え方は、政府側の指令により彼がNorth Windの探索を行う事になったという受け取り方。この場合その理由には、過去の事故当時の詳細な検証をして事故原因を突き止める為というのと、生存者が居ないはずの船から信号が発せられている原因を探る為という2つの記述が見受けられるが、それはまあ大した違いではない。こちらの解釈では主人公がその役目を任されたのは、彼がMental Echoという特殊能力を持っているからという話になる。

 一方マニュアルの方に書かれているのは、極点で観測員として一人働いていた主人公に避難命令が出て、そこを脱出して救援用に来てくれる救助船と落ち合う場所まで到達せよという事になった。しかし途中で氷が割れて滑落してしまい、そこで偶然に発見したNorth Windの中の探索を始めるという設定になっている。こちらでは彼が最初からMental Echoの能力を持っていたのか、船の中で初めてそれを与えられたのかがハッキリしていない。

 ゲームの最初に行われるMental Echoのチュートリアルを見ると、そこで初めてクロノスによってそれを教わり、それによってこの船の状態を事故前の状態に戻せと命じられたようにも見える。ただゲームをやっているプレイヤーに対してはそういう風に見せるしかないとも考えられるので、別にこれがクロノスからのガイドだという証拠にはならないだろう。
 ただ個人的な意見としては、何にせよ船を調べるという話になった場合、主人公を含めたそれなりの人数の調査班が組まれるのではないかという気がする。完全に冷凍化した巨大な船にたった一人で調査に乗り込むというのは危険過ぎる。熱源となる暖房用の器具類を用意したりと多人数で探索するのが常識ではないだろうか。そう考えるとNWへの到達は偶然であり、偶然であるならMEの力はその場でクロノスに与えられたという解釈の方が適当だと思える。

 それとゲーム中に登場するこの書類も謎である。最初のMental Echoで犬を追って吹雪の中を船に向かうシーンにて、その開始地点で拾い上げる物だ。なおここでの字幕がどの程度正確に現地語を翻訳しているのかが判らないのも、解釈をややこしくしている原因になっている。この書類には「1981年3月27日に、所定の座標地点にてNorth Windに乗り込め」という指示が書かれている。もしこれが船に乗り込んで内部を探索せよという意味の指示書ならばもっと複雑な内容だと思うし、かと言って避難せよという意味であるならその乗り込む救助船がNWである筈は無い。また状況的にも服の中に仕舞ってあるであろう指示書が、転落した拍子にこの様な外に置かれているというのは不自然である。

 そうなるとこれは、全てが解決した後の未来における指示書と考えるべきではないかと思える。NWを救い出した後の未来の世界では船はそのまま稼動しているから、探査基地で働いていた主人公への避難勧告の際に彼を拾ってくれる船はNWという事になる。言わばこれはクロノスからの、「この指示書の様になる世界へと未来を変えよ」として示されたガイドという意味。元々主人公が持っていた書類においては、船の名前が違っていたという様に解釈したい。


 上記のストーリー解釈について意見や指摘等がある方は、質問掲示板の方に“ネタバレ”の記載入りでお願いします。

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