BOTTOMLINE |
[PROS] ◎自由度の有無が細かく切り替わるようになったので、両極端だった前作での全体の流れは改善された ◎大量の敵の同時出現で派手に暴れられるシーンが増えた ◎エイリアンのAIの改善 ◎味方との合同戦闘の増加 ◎凍った世界のグラフィックス面での表現や雰囲気が良くなった ◎三人称視点でのカットシーンにより、ストーリー面での演出の向上 ◎価格が安くボリュームも結構有るのでお買い得 ◎爆発系のエフェクトが綺麗で派手になった [CONS] ×ゲーム全体の自由度は低下している ×難易度Normalでは簡単なバランス ×相変わらずクロークが強過ぎる ×新しいタイプの魅力的なロケーションに乏しい ×車両への敵AIの対応が悪くなった ×オニールの存在に大きな違和感 ×パフォーマンスはあまり向上していない ×カットシーンのアニメーションのクオリティが粗い この価格を考えると、6-8時間プレイ可能で更にリプレイ性もそれなりに有って、そしてこのレベルのクオリティであれば高い点が与えられると思う。取り合えずCrysisを未プレイでも問題は無いだろう。Crysisに比較して数多くの敵との戦闘が可能になっているので、戦闘で進めるタイプの人にはより向いているゲームとなった。エイリアンの動きも大分良くなっている。難易度バランスにやや問題が感じられるのは残念な点。 一方で広いマップを使った高い自由度は減少している。前作で言えば前半の6つのエピソードの様なタイプのマップは無くなっており、あれが良かったという人には向かない。確かに自由度は設けられているが、もっと小さなブロック単位での進行の自由度に変わっており、より一般的なFPSの構成に近くなっている。 出たばかりなので結論を下すのは難しいが、思っていたほどパフォーマンス面での改善は見られなかった。メモリ使用量の増大と、それに起因するセーブ時のゲームの落ちにも問題あり。パッチとビデオカードのドライバ側の改善でどの程度向上出来るのかだが、あまり先になっても意味が無く、セールスにも影響する11月一杯辺りが見極め時になるだろう。力を入れたというMinimum & Mainstreamでの比較に関しては、前作をその設定でプレイしていないので私には良く判らない。 |