<SKILL>

 今回のNOLF2にて採用されている大きな特徴は、ゲーム中に得た経験ポイントを自由に割り振ってCateの各種能力を成長させる事が可能という要素である。

*Pointはミッションの達成やアイテムの発見によって加算され、戦闘で敵を倒しても得られない
*Skillは8種類存在し、最初は全てがレベル1.最大でレベル5まで上げられるが全項目を5にするほどはPointは得られない
*次のレベルへの上昇にはそれぞれ、1000(L2), 2000, 3000, 4000(L5)のPointが必要
*一度費やしたPointは元に戻したりは出来ない
*ゲームクリア後には総合計Pointによってランクが付けられるようになっており、NoviceからSuperspyまで7種類

SKILL 有用性 能     力
STEALTH Stealth+ + ・足音やリロード音の減少
・Hiding動作が完了するまでの時間短縮
・敵の追跡を振り切る能力の上昇
STAMINA Combat+ + ・HealthのMax値が上昇
・ダメージによる移動速度減少の軽減
・回復アイテム当りの回復量UP
MARKSMANSHIP Combat+ +
Stealth+ +
・武器の正確性UP
・照準の揺れの軽減

 StealthにおいてもサイレンサーやCrossbowを使って攻撃をする際に重要となる。これがある程度無いと戦闘時厳しい。
CARRYING Stealth+ +
Combat+
・体を担いで移動する時の速度UP
・持ち歩ける弾薬数が増える

 敵の体を移動させる速度は当然Stealthでは重要。またStealth系武器の最大弾薬数は初期値ではかなり少なく、これを上げて行かないと不利になる。
ARMOR Combat+ +
Stealth+
・ArmorのMax値が上昇
・取ったArmor当りの値UP

 Stealth系でも完全に隠れられないマップは多いので防御は重要。そうなるとこのゲームはヘルスよりはArmorである。
WEAPONS Combat+ +
Stealth+
・ダメージの上昇
・リロード速度のUP

 常にHeadshotが決まる訳では無いので、Stealthでもある程度は上げておかないと辛いだろう。
GADGETS Stealth+ + ・使用時間の短縮

 一番不必要なSkillか。Stealthでは時間短縮が可能なので役に立つ場所があるが、Combatならこれは上げなくても行ける。
SEARCHING Stealth+ +
Combat+ +
・Searchに掛かる時間短縮
・相手の体からのアイテム発見率UP

 どっちに取っても非常に重要。レベル4以上にすると敵からのアイテム発見率が目に見えて高まり、相当ゲームが楽になる。

 項目は8つあるものの、根本的にはステルスタイプか戦闘タイプの2種類のキャラに分かれるだけになり、それほどバラエティに富んだカスタマイズが出来る訳ではない。またそれぞれのSkillが完全にどちらかのタイプに別れている訳では無く、両者に取って有用といった物も多い。効果としてはレベル3位までは緩やかな感じで、レベル4から目に見えて効果が上がったのが分かるという風になっているSkillが多い。項目の細かな数値比較はPlayer画面にて確認が可能である(現在の値とUpgrade後の能力値を比較して見られる)。

 なおゲームクリア後に出てくるChapter Listにてリプレイする場合は全ての能力が1に設定されてしまう仕様で、いろいろと変更して試したいならばCheatで増やす事が出来る。Talkコマンドにてゲーム中にSkillzと入れる毎に経験値が徐々に増えていく。ただリプレイに関してはどこからでもプレイ可能という事からか、難易度の調整が純粋なシングルプレイとは異なっている様な印象も有る。


<WEAPON>

 純粋な火器系武器の種類はそれほど無いし、また半分位はステルスに適した物となっている。前作とは異なりミッション前に持って行く武器の選択は出来ないので、普通のFPSと同じ様な形態になっている。

◎Katana, Sabre
 近距離専用の武器。基本的には役に立たない。他に武器が無い時に使う位である。
◎Taser
 スタンガン。非常に強力で一発で敵を眠らせられる。欠点は一回使うごとにリチャージが必要になる事で、一撃目をミスすると反撃を食う。
◎Shuriken
 ステルス用の武器として使えるし、Coinの代りに相手の気を逸らすのにも使用可能。ただし殺傷能力は低い。
◎Bear Traps
 仕掛けて置いて一時的に敵を拘束出来るトラップ。逆に自分が動きにくくなる可能性も有り、使い所が難しい。


◎Crossbow
 それほど出て来ないが非常に強力な武器で、遠距離でも使えるのでステルス武器としては最強だろう。スコープを付ければ更に威力を増す。Headshotでなく胸辺りに当っても即死させられる事が多い。一方で1本ごとにセットするので近距離戦闘になってしまうとあまり使えない。矢もPoisonやFire等4種類が用意されている。
◎Handgun
 Headshotで敵を倒せるのでサイレンサーがあれば有用。Crossbowほどの威力は無いが、こちらはその代わり連射可能である。
◎Utility Launcher
 今作では全編通じて非常に活躍するステルス用アイテム。相手の位置をコンパスに表示するTracking、敵を眠らせるTranquilizer、監視カメラの映像を偽造するCamera Disabler、機械系を破壊するElectric等の全5種類の矢を装備出来る。ちなみにElectricを人間に撃ち込んだ時のリアクションは傑作。


◎AK-47
 FPSでは御馴染みロシアのアサルトライフル。フルオートのみでモード切り替えは出来ない。ただし火薬弾を装着する事が可能で、これは当ると敵を燃やして反応を遅らせられるので厳しい時に大変重宝する。
◎Gordon 9mm Sub-machinegun
 一般的なサブマシンガンであり(Sten)、サイレンサータイプも有る(ただし威力は弱い)。
◎Tommy Gun
 Mimesが使っている丸型のカートリッジで有名なサブマシンガン。彼らが出てくるマップでしか使えないので出番は少ない。


◎Shotgun
 近距離で威力を発揮する。あまり出てくるマップは無いのだが、タフな相手には重宝する武器である。火薬弾も有る。
◎RFA Rifle
 スナイパー・ライフル。座る事で揺れを軽減出来るが、それでもある程度Skillを上げていないと使い難い武器。一般的にはステルス系武器というイメージがあるが、このゲームでは遠距離から攻撃というケースがあまり無く他のステルス武器の方が役に立つ事が多い。
◎Rocket Launcher
 折り畳み式?のロケットランチャー。威力はあるが弾数が少なく、また出てくるのは終盤であり活躍の場はそれほど無い。
◎Grenade
 一般的なFragタイプの他に、Stun, Acid, Sleep, Laughingと種類が多い。ただし効果範囲が狭いのと狙った所に投げるのが結構難しく、インドアの狭い所で無いと効果的では無い。このゲームではどちらかというとステルス系の行動を行う人用の武器となるだろう。


<GADGET>

 今回はGadgetに関しては前作ほど凝っていない。もっとその数や特殊な物を増やして来ると考えていたのでこの辺はちょっと残念である。また武器同様にミッション前に選択も出来なくなっている。多くは前作と同じ役割の物であり、口紅型カメラ、爪切り型Lockpick、コンパクト型Decoder、ヘアスプレー型Welder(焼き切り)、香水型Body Remover(死体を消し去る)といったアイテムが揃っている。一般的な物以外のGadgetは少なく以下のような物が存在している。

※Angry Kitten
 猫型の爆弾。セットしておいて、撫でようと近寄ってきた敵を爆破する
※Banana
 目の前に投げてやり敵を一時的に転倒させるアイテム。それほど使える場所は無いが、角に追い詰められて動きが取れない時はこれで脱出可能になる。
※Bug
 虫型の盗聴器。電話にセットしておいて、後で再生して内容を聞く事が出来る。



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