BOTTOMLINE

[PROS]

◎多彩な武器を同時に所持して使用可能で、戦闘時の自由度や爽快感が高い
◎敵の攻撃を避けながらも狙って撃つという、FPSの王道に則ったアクション性の高さ
◎武器を撃っている感覚や、敵に当たっているという手応えが上手く表現されている
◎モンスターの造形や能力がバラエティに富んでいる
◎多数の仲間の存在や広大なアウトドアマップにより、大規模な戦争の雰囲気を再現している
◎ノーマルマッピングを使用した味方や敵モンスターのグラフィックスの出来が良い


[CONS]

×ライトが2種類の武器にしか付いていないので切り替えが面倒
×Stroggに改造以降のゲーム性への影響が少なく期待外れ
×テンポを犠牲にしている変に隠して配置されたアイテム類
×Dark Matter Gunの所持可能弾数がアンバランス
×マルチプレイに個性が感じられず平板な印象




 アクションFPSのファンにはお勧めの作品。ただしパワーアップ要素(Painkiller, Serious Sam等)は無いし、F.E.A.R., Half-Life 2の様に優れた敵AIを謳ったタイプでも無い。純粋に敵モンスター達との撃ち合いをメインに据えた作品である。主人公のStroggへの改造があまり意味を成していない点は残念だが、それがゲーム性に特にマイナスに働いている訳ではないので問題は無いだろう。低予算のゲームでもない限りはここまでストレートなFPSというのは近年珍しいので、何等かの付加要素を求める人は興味を惹かれないかも知れないが、肝心のコアな戦闘パートについては出来が非常に良いという点は書いておこう。

 マルチプレイについては客観的に見るならば悪くないし楽しめるレベルに仕上がっていると思う。ただこれが常時数千人を集められるクラスのゲームかとなると疑問符が付く。Quakeシリーズの場合シングルには興味が無いという人も多いと思うが、マルチのみの目的で購入するには$49.99では高いと感じる出来とボリューム。現在ではかなり価格は落ちているのでそれなら納得は出来ると思うが、プレイ可能な人の集まっているサーバーが減りつつある事は認識しておいた方が良い。

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