QUAKE 4
06/10/24
GAMEPLAY
GRAPHICS・SOUND
MULTIPLAYER
BOTTOMLINE
公式サイト
HOME
製作/販売: Raven Software / id Software / Activision
発売: 2005/10
日本代理店版: livedoor Gamesより日本後マニュアル付き英語版有り
概 要 | id Softwareの代表的なシリーズ作品であるQuakeの名を冠した第4作目。前作からは6年振り、シングルプレイを含んだ物としては1997年のII以来という事になる。製作を担当しているのはSoldier of Fortune, Jedi Knight : Jedi Academy等で有名なRaven Software。 北米版はCD4枚組み、英国版はDVD様式。他に限定版としてSpecial DVD Editionが存在し、これにはQuake IIと2本の拡張パックであるReckoning, Ground Zeroが収録されている。ただし権利の関係からなのか、オリジナル版に収録のBGM(CD Audio)はカットされてしまっている。現時点(2006/10)でもまだ売っている店も有る。 日本代理店はlivedoor Gamesだったのだが、現在では販売・サポートは行われていない。会社の事情も有って手放したという感じなので、今後どこか別の会社がそれを引き継ぐという可能性は残っている。 これを書いている時点(2006/10)において海外では容易に入手可能。既に価格は下がっており、欧州では廉価版の再発も行われている。売れ行きがどうだったのかは聞いた事が無いが、同時期に出たFPSの有名所が大して値下がりしていないのを見ると、会社側が期待しているほどは売れなかったのかも知れない(過剰供給によるダブつきで値崩れのパターン)。 Xbox 360でも本体のローンチ・タイトルとして発売されているが、同じActivisionのCall of Duty 2とは対照的にそれ程評価は良くなかった。fpsが酷く落ち込むシーンが有るとか、PC版に比較してグラフィックが見劣りするといった理由で、発売に間に合わせる為に無理して出した可能性もある。 |
STORY | Stroggと人類との戦争は、最初Strogg側が地球に突然攻め込む形で開始されたが(現在製作中のEnemy Territory: Quake Warsの時代がここに当たる)、その後地球軍は劣勢を挽回する為に直接Stroggの母星へと反撃に打って出る。しかし彼等の所持する防衛システム"The
Big Gun"に阻まれて思うように攻撃を行う事が出来ない。そこで特攻隊の形で小型ポッドに乗せた兵士達を送り込み、内部から単身で破壊活動を行わせるという作戦に出る。そしてその中の一人が敵のボスMakronを倒して防衛システムの破壊に成功する(Quake II)。 4の時間設定はこのIIの終了後、地球軍の大規模戦隊が直接惑星Stroggosへと降り立って総攻撃を仕掛けるというシーンからスタートする。しかし敵の防御体制は完全には崩れておらず、地球軍は思わぬ反撃により一転して窮地に。プレイヤーは精鋭揃いのRhino Squadの一員Matthew Kaneとしてこの戦いに加わり、極秘指令に従ってStroggのメインシステムを叩く役割を担う事になる。 idのゲームというと名も無き兵士が主人公という物が御馴染みだが、今回はちゃんと名前が付けられている。しかしその理由は部隊として行動するシーンが有るので、その時に呼び掛ける名前が無いと困るからというだけで、主人公のキャラクタ造形を深く掘り下げて魅力的にするといった狙いは含まれていない。 ストーリーを重視するという話は有ったし、今回はムービーが多かったり非戦闘のマップが挟まれていたりというのは有るが、基本的には「出現する敵を倒せ」というゲームであり、あまり背景とかは気にしなくても良いゲームとなっている。 |
PATCH & DEMO |
V1.3 Patch (Point Release)までリリースされている。このパッチはマルチプレイについて多数の新マップや新モードを含む大掛かりな物となっており、サイズもフルサイズだと240MBと巨大。V1.2からV1.3へのパッチも別に用意されている。 バージョンを上げてしまうと旧バージョンのSaveとの互換性は無くなるので注意。Doom 3と同様にマップ開始時点のAutosaveだけはそのまま使用出来るのかは未確認である。 シングルとマルチを両方含んだデモがリリースされている。ただしマルチプレイの方は旧バージョンでのバランスの物となってしまう。 |
|||||||||||||||
動作環境 |
DirectX 9.0c以上要 Windows XP 64は未サポート。マルチコア、ハイパースレッディング対応のCPU用に、V1.2以降はOptionからマルチCPUの設定が加わっている。ビデオカードはGeForce 3/Ti Series、ATI Radeon 9700クラスから対応。発売前にはデモが出ていなかったが、現在はデモで動作テストが可能になっている。なおVideoのUltra qualityはDoom 3同様にVRAM 512B以上のビデオカードが必要となり、その外に1GB以上のメモリと3GHz以上のCPUを搭載していないと選択出来ない。 サウンドはDefault (Miles sound system)とOpenALを選択可能。EAX Advanced HDはOpenALからしか使用出来ない。OpenALのドライバが古いとトラブルが発生するので、最新バージョンが入っているかを確認しておく事。 http://www.openal.com/downloads.html *パフォーマンス(フレームレート)が悪い 発売当時は確かにパフォーマンス面での問題もよく聞かれたが、ドライバの更新によって改善されている。ビデオカードのドライバを最新の物に更新していないなら更新する。なおfpsはDoom 3エンジンを使っているので、フレームレートは最大で60fpsに制限されている(Timedemoは除く)。 *Doom 3は問題無く動くのに、同じ程度の設定にしてもQuake 4は比較にならないくらい重い 繰り返し出ている質問だが、これについては「Q4はD3に比較して遥かに重いゲームなので、それは当然で何かがおかしい訳では無い」とコメントされている。 *3Dサウンドの再生がおかしい スピーカー数の自動認識が正常に行われていない可能性がある(私の環境でも発生していた)。q4baseフォルダ内のQuake4Config.cfgを開き、seta s_numberOfSpeakers の値が2になっていないか確認。もしそうなら2chでの再生となっているので、自分の環境の数に合わせる(5.1chなら6になる)。 *エラーメッセージを出して起動しない(何々というファイルが見付からない等) 公式サポートではとにかく一度アンインストールしてから再インストール(併せて最新パッチ)を試す事を勧めている。q4baseフォルダ内のQuake4Config.cfgを削除してやると、再度自動的にハードウェアの設定を認識してこの設定ファイルを作成するので、まずはこれを試してみるのも良いだろう。ドライブのルートにフォルダを作成せずに直接インストールしていないかや、日本語Windowsならば日本語環境との互換性に引っ掛かっていないかにも注意。 *モニタ画面がブラックアウト(out of sync)してしまう q4baseフォルダ内にautoexec.cfgというテキストファイルを作成し、その中にseta r_displayRefresh "60"という様に自分の使っているモニターでサポートしているリフレッシュレートを入れてやり強制的にその値にしてやる。 *マップのローディング時や、ゲームの起動時にデスクトップに落ちる デスクトップを800x600の32 bitカラーにしてやり試す。メニューまでは行くならVideo系の設定もLowまで(出来るだけ)下げる。サウンドのアクセラレーションをDirectX診断より下げる。 *brightness(明るさ)を調整しても適用されないか、最大にしても明るくならない デバイス・マネージャ等でモニターのプロファイルが”不明”になっていないかを確認。メーカーからINFファイルをダウンロードして来てちゃんとモニターの種別を設定してやる。 |