BOTTOMLINE

[PROS]

◎Geo-modというユニークなテクノロジー
◎破壊用の弾が多くなり、(前作に比べて)派手にオブジェクトの破壊行為を楽しめる
◎武器が強いので敵をすぐに倒せて、戦闘時のスピード感及び爽快感が高い
◎バトルアーマーに乗り込んでの戦闘
◎Rail DriverとN.I.C.W.の2つの未来兵器

◎Heroics Meter


[CONS]

×ユニークな特徴であるGeo-modが十分にゲーム内で活かされていない
×ボリュームが短い
×前半が簡単で手応えが無い
×武器の数は多いが、出現場所が限定されていてほとんど使えない物が数点ある
×AIの動きが原始的
×グラフィックスは当時の水準から見て物足りないレベル
×オンライン対戦無し




 結局この続編でも、最大の売りとなる独特なテクノロジーであるGeo-Modの能力をフルに活かし切れていない。RF1は「破壊可能な場所は多いのに、その破壊用に使う弾があまり多くないので、思った様に周囲を壊しまくれない」というゲームだった。今回は「破壊用の弾は大量に有るが、単に数多くのオブジェクトを破壊可能という面が強くて、破壊を利用していろいろと創意工夫や面白い行為をする事が出来ない」といった感じになっている。2003年当時としてはそれでもこの機能だけで大きな売りになったとは思うが、既に“大量のオブジェクトの破壊”については他のゲームでも特徴にしている物が出ているので、その独自性は薄れつつある。

 FPSとして見た場合には、グレネード系を中心にして破壊力の高い武器を使い、強い主人公が次々に敵を倒して進めて行くというスタイルのゲームとなっている。パズルやマップ探索の要素が嫌いな人や、弾のマネージメント等を考えずに派手に暴れられるタイプが好きな人には向いている。ただ前半のパートではプレイヤー側が強過ぎるバランスで、余計にゲーム全体が早く終わるように感じられてしまう点は問題。

 サウンドの出来は良くないし、グラフィックスも当時のレベルから見ても良いとは言えない。そうなると発売から6年が経過した今となってはあまり勧められないゲームである。安く入手出来るならば、気軽に進められるタイプの息抜きFPSとしては良いかも知れない。RF1とどちらかというなら1の方をお勧めする。

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