RED FACTION II
09/06/25
SYSTEM・GRAPHICS
GAMEPLAY
BOTTOMLINE
公式サイト THQ(紹介欄)
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製作・販売: Outrage Games / THQ
発売: 2003/04
日本代理店: 無し
概 要 | 2001にVolitionよりリリースされたRed Factionの続編。2001年当時はまだ「コンソールではFPSは駄目」というイメージが強い時期で、そんな中RF1はコンソール用のFPSとして高い評価を受けていた稀なゲームであった。そこでその人気を受けて、メインプラットフォームであるPS2版が2002年10月に発売。PCでもRF1におけるマルチプレイのコミュニティが活発だったので移植が要望され、2003年になってPC,
Xbox, GCへの移植が決定した。 PCとXboxの移植を担当したのはOutrage Games。DescentやFreespaceの開発で知られるParallax Softwareが2つに分裂した際に、Volitionと共に設立された兄弟会社に当たる。その後2つの会社はTHQの傘下に入ったが、Outrage Gamesの方は2004年に整理解体されており現在は存在しない。GameCube版はCranky Pants Gamesが担当。 バージョンによる違いでは、XboxとPC版はテクスチャの解像度が増しており、fpsも60以上をキープする様に作られている。マルチプレイ用のマップも20個ほど新規追加。Xboxでは新ゲームモードを多数追加。PC版は最大参加人数が4から6人に上昇。ただしこのゲームは全ての機種でオンラインのマルチプレイをサポートしておらず、画面分割で4人対戦が可能なXboxとPS2に対して、PC版はbotを入れてのオフラインプレイしか行えない。GC版は描画エンジンが変更されており、アニメーションやモデリング、他にライティングが改良されている。 シングルプレイのコンテンツは各バージョン一緒なのだが、GameRankingsでの点数ではPS2が83.6と相当な高評価なのに対して、Xboxは結構下がって76.1、PCは66.0と更に大きく点を落としている。マルチプレイに人気があってその充実を望まれていたのに、オンライン対戦をサポートしないのでは当然の結果とも言えるだろう。PC版の北米での販売価格は$29.99と低めに抑えられていたが、それもあまり効果が無かったようだ。 この続編では1の設定に縛られない新しいストーリーを盛り込みたいという観点から、内容的に前作との関連性はほとんど無い。よって1をプレイしていない人でも問題無くプレイする事が可能である。そもそもこのタイトル自体に大きな違和感があるのだが、同じGeo-Modを特徴としたゲームというのが売りなので、それを変える事は出来なかったのだと思われる。 発売から既に6年が経過しているが、北米や欧州ではPC版は再発されていないと思う。だがeBayやAmazon UKなどを見ると新品がまだ出品されており、入手自体は特に困難では無いようだ。日本の店を見た所では、現時点(2009/06)でI Feel Groovyにシンガポールからの英語版が置いてある。 2009年になって久しぶりの新作となるRed Faction: Guerrillaがリリースされている。THQの中ではかなりの人気ブランドだったのに相当待たせた訳だが、インタビューを見ると開発に5年掛かったと話しているので、出す気が無かった訳ではないらしい。 |
STORY | 時代設定は前作から5年後の2080年。火星の炭鉱労働者を中心に組織されたレジスタンスである“Red
Faction”が、彼等を騙して過酷な労働を強いていた運営会社のUltor corporationを倒したのが前作。その後半機械人である科学者Capekが火星にて研究していたナノテクノロジーが、闇社会での争奪戦の末に某国の独裁者であるSopotの手に入る。彼はそれを使って“nano-enhanced
super-soldiers”の開発に成功。それが主人公であるAliasを含んだ6人のチームである。 *Molov: チームのリーダーである戦略家 *Repta: 重火器のスペシャリスト *Quill: 女性スナイパー *Shrike: 兵器を含めた乗り物全般の操縦に長ける *Tangier: 姿を消す能力を持つCovert Ops。女性。 *Alias: 主人公。爆破のスペシャリスト。 しかしSopotは彼等6人の持つ能力の高さを次第に恐れるようになり、ある日突然軍隊に対して彼等の抹殺命令を下す。そして人間的な意識を持たない別の形でのナノテクノロジー兵士の開発に取り組むようになった。一方で何とか難を逃れた6人は身を隠し、復讐の為にレジスタンスであるRed Factionと手を組んでSopotへの反撃を開始する。 なお上にも書いたように、本来火星の反乱軍でありその目的を果たしたRFがなぜこの時点で地球にも存在しているのか。また彼等がSopot体制に反抗する因縁は何なのかが説明されていないので、その登場には違和感があるのは否めない。ハッキリ言ってこの反乱軍がRFである必要性は全く無く、タイトルにRFの名前を使いたいのでそういう設定にしたのだと推測される。 |
PATCH & DEMO |
V1.01が出ている。 PC版にはデモは存在しない。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 8.1以上要 対応ビデオカードのリストも存在するが既に古過ぎるので割愛。 起動時にランチャーが立ち上がってそこで基本的なSetupを行う方式なので、動作に問題がある場合には解像度を下げたり、ビデオカードの認識が上手く行っているかを確認。他には各種グラフィックス設定を全てLowにするか、Recommendedによる自動判定に任せてテストする。 <動作確認> (XP SP3, E6850, Geforce 8800GTS 640MB, 181.22, SB X-Fi)にて幾つかのミッションを読み込んでみたが、特に問題無く動作するようだ。マルチコアCPUによる影響も無し。ナイトビジョンやレイルガンの様な特殊エフェクト系の描画もOK。 *Vista 64-bitに4GB以上のメインメモリを搭載していると起動しない "At least 8MB of available VRAM is required to run Red Faction II"というエラーになる件。エンジンが古くてVRAMの扱いに問題が発生するそうだ。ゲーム全体の動作保証はないが、NebulaMods.comの有志がこの障害用のパッチを作っている。 *MSのSidewinderの問題 当時の障害で今のドライバではどうなるのか不明だし、既に使用者自体が減っているデバイスだが、この名称のゲーム関連コントローラーを使用している場合、そのデバイスがちゃんと挿さっていないとゲームが不規則に止まってカクカクとした動きになる。ケーブルを抜いているならちゃんと挿すかドライバを削除する。 |