<BOTTOMLINE>
[PROS]
◎優れたアニメーション技術に支えられた残虐表現の数々
◎タクティカルな要素とアクションをミックスさせた新しいゲーム性
◎世界各地を飛び回るミッション制の為に飽きが来ない
◎全体的にはスピード感と爽快感が高い仕上がり
◎武器のサウンドや撃っている感覚に優れており、特にShotgunは秀逸である
◎難易度を上げる事でステルス重視のまた違ったゲームとして楽しめるリプレイ性
◎好みでカスタマイズ可能な難易度設定の柔軟さ
◎マルチプレイ(V1.06以降)
[CONS]
×パッチを適用した状態でも問題の有る敵のAI
×武器の所持数制限が厳しくて多くの武器を持ち歩く事が出来ない
×ストーリーが浅くて単純
×セーブのシステムに一部問題あり
×長く続いたサウンド関連のトラブル
発売当時はアクションFPSとタクティカル系をミックスさせた新しい感じのするゲーム性だったが、これを書いている時点(2007/03)ではむしろこのスタイルが当たり前と言うかスタンダードになってしまった感もある。ただこのゲームの後はよりリアリティ重視、すなわちプレイヤーの動きに更に制限を設けたりする方向へとシフトしていったので、現在の視点からするとリアリティは薄い部類に入るゲームである。移動速度は非常に速いのでテンポは良いし、動きながらやフルオートで撃った時の照準の広がりも少ない。よって位置付けとしては相当にアクションに寄ったミリタリー系シューターという感じになるだろう。
敵を倒す時の爽快感という点ではトップクラスの出来であり、今でも楽しめるゲームである。しかしずっと正面から撃ち合って進められるようなゲーム性ではないので、徹底してアクションを求める人には難易度を落とすという事をしないと楽しめないと思う。ライフルでの狙撃やLeanしながらの慎重な戦闘が挟まっても良いと考えるなら、テンポ自体は非常に速いのでアクションゲームとしても納得出来る範囲と考える。
グラフィックスは既に古くなっているので、残虐性の表現についてもインパクトは薄くなっている。しかしこういったGore要素を含んだゲーム自体が他に少ないので、残虐度は今でも高いとも言える。
続編のSOF2が出ているが、これとはゲーム性は相当違っていると考えるべきだろう。2はよりリアル路線を採り入れた物なので、全体のスピード感が大きく後退しているし、この1ほどには暴れられないシーンが増えている。2が気に入ったからといってもこちらが気に入るとは限らないし、逆もまた然り。
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