<SYSTEM>
*Lean可能でそのまま撃てる
*弾がブレるという概念を含む。ただ照準が開いたりという明確な表示は無い。
*敵に照準が来ると赤く色が変るので、視界の悪い時には役立つ
*銃身が跳ね上がる動作は有るが特定の武器を除いてはそれ程顕著ではない
*走りながら撃つと安定性が落ちるのかはハッキリしない
*しゃがんで撃つと安定するといった要素は無い
*敵の落とした武器は時間と共に消える
*治療はMedikitとArmorで行う
この頃はLeanして撃つとか、弾が照準通りに飛ばずにブレたりするというのがアクションFPSでは珍しかった。現在では特に変った点の無い仕様である。
難易度
このゲームにはEffortless/Easy/Medium/Challenging/Unfairの5つの難易度レベルが有り、セーブ可能回数・敵の出現率・敵のHP・武器所持制限・チート可否という要素に変化が生じる。更にCustomを選べばこの5つの要素のパラメータを自由に変更して好みの難易度を作り出す事も可能である。ただしゲーム途中での変更は出来ない。
セーブ可能回数には難易度によって制限が有り、マップ単位でカウントされてMediumだと5回、Easyだと8回という具合。Quickも可能で履歴もちゃんと4個まで保持されるが、通常セーブでもQuickでも同じ一回にカウントされるので注意。セーブのシステムにはやや問題が有って、マップの最初はAutosaveされるのだがこれは進行に連れて消えていってしまうし、ゲームのクリア後にミッション単位でマップを選択してリプレイする事が出来ないので、保存しておきたければ一回分を消費してやらないとならない。それとミッション開始前に装備選択を行うのだが、この時にセーブする事が出来ないので、開始後にやっぱり変えたいと思ったら、前のマップの最後のセーブからやり直して選択画面まで到達するしか無くなっている。
所持武器
他の一般的なアクションFPSと違って、携帯する武器には所持制限が有る 。つまりリアルさを追求という観点から武器を多く抱えて移動する事が出来ないのである(これは今ではポピュラーだが当時としては珍しかった)。
まず登場する武器は全部で12種類あって、それぞれにスロット数が与えられている。その内訳は1スロットの武器が3個、2スロットが6個、3スロットが3個である。この合計数が制限の基準となる。ミッション開始時に6スロットが与えられて、その段階で選択可能な武器一覧の内から好みで選べる。ただしナイフは外す事が出来ないので実質選べるのは5スロット分のみだ。アイテムやArmorは3スロットとなっており、こちらも好みで選ぶ事になる。
その後はミッション中に拾った武器を手にする事が出来るのだが、それについては難易度によって追加して拾う事が可能なスロット数に制限がある。例えばMediumだと+2でEasyなら+5という具合。ミッション中にスロット数の範囲内ならば落ちている武器を拾って交換するのは自由。
Friendly Kill
一般人や仲間(SWAT隊員等)が殺されてしまった時(誤って殺した時)にカウントされる。これはミッションによって制限(越えるとゲームオーバー)が変わってくるのだが基準はハッキリとはわからない。またマップ毎に制限が違うのかどうかというのも不明。確認した限りではMediumでは6人、Challengingなら3人という感じだが。
INTERFACE
それほど変わった点は無くオーソドックスな造り。ただゲームのメニューに文字ではなくアイコンが多用されていて最初は取っ付き難い感もある。それとグラフィックス関連を中心に設定出来る項目が非常に多くて初心者には難しい面があるかも。慣れてしまえばよく出来ていると言えるのだが。
ミッションの目的や状況は常にTABキーで状況を見られる方式。コンパスの様なガイドは無い。ただし表示されるテキストが小さいので、解像度を上げると見え難くなるという問題あり。
<WEAPON>
武器の特性についての解説。武器の有用性は難易度によっても変ってくる。その理由は騒音を立てる程敵のSpawn率が上がるようになっており、その度合いは難易度が上がる程激しくなるという設定だから。つまり難易度が上がる毎にステルスが重要になり、音を立てない武器での戦闘が大事になる。ではまずは1スロットの武器から。
◎PIG STICKER COMBAT KNIFE
最大の特徴は音を立てない事。Mediumまでは全く使わなくてもクリア出来るが、Challengingでは非常に出番が多くなる。投げる場合には近距離でないと当たらないが、Leanで頭部を狙えばかなりの確率で即死させられる。5本まで投げる事が可能。
◎BLACK PANTHER 9MM HANDGUN
音は比較的静かであるが、その分破壊力は無い武器。そのため通常倒すには数発撃ち込んでやらないとならない。連射速度はそこそこだが精度は良くなく、離れた敵を狙うには適さない。特に近くに一般人がいる時は注意が必要だ。
◎SILVER TALON .44 HANDGUN
強烈な破壊力を持つ銃で、一撃で頭や足を吹き飛ばして倒す事が出来る。その分かなりの音がするのが欠点。弾当りの正確性は高いが撃つごとに反動が来るので連射するほど当たらなくなる。よってすぐ近くにいる敵に撃っても当たらない事も。9発しか装填出来ないのと発射間隔が長いので、多くの敵を相手には使わない方が良いだろう。
*GRENADE
豊富に手に入るので活躍の場は多い。アイテムから選択して投げるようになっているので、一々武器と持ち替える必要は無い。注意点はかなり上向きに放り投げる感覚になっているので、窓を通して投げたりするには練習が必要。
*FLASHBANG
短時間的の目を眩ませる。自分も爆発の瞬間を見ていると真っ白になって見えなくなるので注意。
*C4
手榴弾に比べて使い方が難しい。ドアの向こうに敵がいる場合、ドアが向こう側に開くのであればドアに貼り付けて開けてやり逃げるという手がポピュラー。扉がシャッターのようになっている所なら、ドアを開けて床に落として逃げるというのが有効だ。
ここから2スロットの武器。
◎B−42 COMBAT SHOTGUN
近距離では最強とも言える散弾銃。一撃で人間をバラバラにふっ飛ばすことが出来る。しかし距離が離れる程その効果は弱まり、遠距離では効果が薄い。特にこのゲームではその辺の設定がシビアになっているようだ。それとArmorを付けている相手にはほとんど効果が無いので気を付けること。また音が大きいのでChallengingでは使用出来ないに等しい。
◎EAGLE EYE SNIPER RIFLE
ゲーム中最強とも言える武器。全く音を立てすに100%の正確さで遠方の敵を撃ち抜くことが出来る。この武器で敵の頭を撃ち抜いていくのが基本戦術となってくる。スコープの倍率はWeapon
Specialキーでも調整可能。頭部が見えない時は足でも良いから撃てばOK。繰り返す事によって倒す事が出来る。ちなみに近距離(スコープ無し)では精度が大きく落ちるので出来るだけ使わないように。
◎BULLDOG T−31 SUB−MACHINEGUN
9MM弾使用の超高速マシンガン。音が静かな為にChallengingでは非常に重要な武器となる。その高速性から複数の敵を素早く倒すには格好の武器なのだが、その分弾薬の消費が非常に早い。また正確性と言う点でもやや劣るので中距離までしか使えない。
◎RAPTOR SUB−MACHINEGUN
ごく普通のサブマシンガン。連射速度は速い方であるが正確性はそこそこであり、連射すると照準がぶれるのが顕著。この武器も遠距離の敵に使うのは適さないと言える。連射した時の音はBulldogよりもはるかに大きいのが欠点だが、とにかく弾薬は豊富に手に入るので出番は多い。
◎M−75 GUARDIAN HEAVY MACHINEGUN
破壊力抜群の武器。唯一の弱点と言えば音が大きいこと。これで撃ちまくっていると敵がわらわらと出て来たりする。一撃で敵を吹き飛ばす事が可能で、Armorを付けている敵にも非常に効果的だ。最大のポイントは遠方の敵に対しての正確性だろう。かなりの距離でも的確に命中させる事が可能である。さらにサブで白煙を上げるGrenadeを発射する事が出来て、敵の集団を一撃で焼き尽くせるのも魅力的。
◎H−24 SLUGTHROWER
シングルでは最後に登場する武器だがその割には使えない、というか使う必要もないだろう。破壊力がそれ程あるでもないし、リロードが長いという致命的な欠点もあるし(弾薬装填数も少ない)、Armorを着込んだ相手には結構当てないとならない。ALT機能は目潰しに使えるので約に立つ場面もあるが、他の武器を差し置いて持ち歩く意味が見つからない。見た目ほど音がしないのが唯一の利点だろうか。
ここから3スロットの武器
◎M202A2 FLASH ROCKET LAUNCHER
最大の破壊力を持つ兵器。ただしQuake等のそれとはイメージが違っており、本当に重量級の武器として扱われている。人間相手ならまずバラバラだが、メインは戦車やヘリとの対決時の使用となる。4発しか装填出来ない上に弾薬もそれほど有る訳ではなく無駄使いはしない方がいい。なお爆風ダメージはそれ程無いようである。それとLeanでは目の前の壁に激突する可能性があるので使わない方が無難だ。サブ機能では同時に4発を発射する事が可能だが、大きな反動がくるので精度は今一つ。
◎M343D FLAMEGUN
敵を焼き尽くす炎を発する兵器。音がしないのは利点だが、かなり近距離で無いと使えない。サブ機能のファイヤーボール?であれば中距離までの敵に対して有効となるが、音はするようになってしまう。ただしまとまった敵に対しては非常に有効である。放物線を描いて飛ぶので段差がある時に便利と言える。
◎R22 MICROWAVE PULSE EMITTER
名前の通り電磁波を発射する未来型の武器。敵を焼き焦がすということでタイプとしてはFLAMEGUNと同じだが、射程距離が長くなっている。ただ倒すのにしばらくボタンを押しっぱなしにしていないといけないので燃料消費ではやや劣るか。サブ機能では敵を内部から破壊してバラバラに吹き飛ばす事が出来る。この武器の欠点は燃料が手に入り難いことで、常時携帯するにはリスクが伴う。音が小さいというのは魅力的ではあるのだが。
総合的に見てこのゲームでは3スロットの強力な武器が役に立たないという傾向が強い。Easyならばどれか一つ持っていても困らないが、Mediumでこれを持ってしまうと別の武器を1、2個捨てないといけないという皺寄せがくる。数少ない「大量の敵相手のシーン」に楽をする為に、数多い「一般の戦闘」で苦労をする意義があるのかという話だ。Mediumレベルをやってみた感想として、3スロットの武器を全く使わなくてもクリアは可能だし、常に一つ3スロットの武器を持つよりも多分遥かに楽である。Mediumでも難しいと感じる人は、3スロットの武器を持たずに一度行動してみるのが良い結果を生むと思うので試してみてほしい。
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