BOTTOMLINE

[PROS]

◎広いマップで大量の敵に撃ちまくるという爽快感の高いゲーム性
◎全7エピソードとボリューム感が有る上に、各エピソード毎に変化が付けられており飽きさせない
◎敵の数やバリエーションが大幅に増えている
◎Grenadeという追加要素で戦闘に幅が出来た
◎グラフィック面では美しさと軽さのバランスが良く取れている
◎ユーモアの質はこれまでよりも上がっている
◎価格が安い




[CONS]

×これまでに比較すると移動速度が遅くなっており、スピード感が無くなってアクション性が落ちている
×敵の同時発生数及び合計数が少なくなっている
×広大なマップが中心というイメージが減退
×Double Barrelled Shotgunが万能過ぎてアンバランス
×Serious Bombを使う事を前提としたデザインになっているのはFPSとして問題
×Vehicle類が強力過ぎて、FPSとして自分自身が武器を持って戦うという要素が薄れている
×ボス戦は多いが内容に不満あり
×Kamikazeの弱体化
×コンソール前提にデザインされているという印象であり、PC用に作られたゲームという感じが薄い




 Respawnによる復活については賛否両論有ると思うので含めなかったが、個人的にはこれもマイナスに感じている要素の一つである。Serious Bombについても考えの違いは有ると思うが、私としてはこれを増やす位ならパワーアップ用のアイテムを増やしてやり、あくまでも武器を使って戦っての決着というスタイルを基本にしてもらいたかった。

 ゲームの価格を評価に含めるのかと言うのは微妙な点になるし、価格は時間の経過により変動もするのでより複雑な問題となるのだが、少なくとも発売時点での価格が抑えられているという点については企業側の努力と見なして評価したいと考えている。このゲームが北米で$49.99という大物新作の標準価格で発売されていたなら特にプラスマイナスは感じなかったと思うが、$29.99でこれだけのクオリティとなればそれはプラスと評価して良いだろう。

 やはり今作もCoopメインのゲームという感想は変らず、シングルプレイだけを取るならばやや評価は落ちる。それと改悪されたと感じる要素が多くなっているが、過去作をプレイしていない人にはそれ程気にならないだろうというのは付け加えておく。ただしより高いアクション性を求めるならば過去2作の方がお勧めなのは確か。独特の癖の有るユーモアやグラフィックの雰囲気が好みに合うかというのも重要なポイントであり、シリアス路線が好みの方には合わないと思われる(ゲーム名はSeriousだが)。

 スピード感は落ちたとは言え、それでもアクション性は高い部類に収まっているので、その系統のFPSが好きなら楽しめるゲームと思う。

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