BOTTOMLINE

[PROS]

◎独特な世界観と雰囲気
◎奇抜なマップのデザインがアートとして素晴らしい
◎5つの能力パラメータにより、自分の好みのスタイルに成長させられる
◎状況に応じて自分の能力を変えられるというシステム
◎何時でも自由に難易度変更が可能
◎ライティングのエフェクトが綺麗
◎サウンドのクオリティが高い



[CONS]

×武器の設定がアンバランス
×序盤の難易度バランスが厳しい設定
×マップのデザインと形状が特殊なので、方向感覚が掴めなかったり落下死が発生する
×Light Cycleの出来が悪い
×ストーリー及びエンディングの出来が良くない
△難易度が高くてFPSに慣れていないプレイヤーには向いていない




 まず難易度の問題について整理しておくと、発売当時には大袈裟な形容詞を付けられて難易度の高さを問題視したレビューやユーザーコメントも出ているが、これは主にLight Cycleのパートについて触れた物と思われ、パッチにより全てをスキップして飛ばせるようになっている最新バージョンでは問題は無い。またそれ以外のパートでもEasyにすれば一般的なFPSのNormal程度になるので、普段Normal以上の難易度でプレイしている人には問題ない。Easyでプレイするのは嫌だという人はNormal以上で始めれば良く、後で難易度が高いと感じたら何時でも変更が可能なのでこれまた大丈夫である。

 問題は原作映画が好きなのでやってみたいのだが、アクションゲームやFPSには慣れていないという人達への対応。Easyにしても普通のNormal程度という設定なので、FPS未経験者だとかなり難しくなる可能性が高い。チートを使ってでもというならある程度用意されているが、ジャンプパズル系が苦手な人だと移動系のチートは無いので、突破出来ずに苦しんだりするような発言は当時も見掛けた。個人的にはそういったFPSが苦手な人にはあまり勧められないという意見。

 原作映画の内容について知っている必要はないが、私もそうだったが先にレンタル等で見ておいた方が楽しめると思う。


 総合的には雰囲気やアートは非常に良く出来ており90点。一方で戦闘面は問題も感じられるし、特別に革新的な要素がある訳でもあく60点。合わせて中を採って75点位という採点。デモや掲載されているSSを見てその雰囲気が気に入ったのならばお勧め出来るが、そうではないなら戦闘は特には面白くないのでパスしても構わないだろう。それと憶える事が多いとかマニュアルを読まないとならないゲームは嫌、という人には向かないゲームである。

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