BOTTOMLINE |
[PROS] ◎多数の恐竜と戦える ◎様々な仲間の隊員と一緒に行動するシーンが多いので単調にならない ◎武器の種類が豊富でバラエティに富んでいる ◎弓矢というユニークな武器の存在 ◎三つ巴の戦いとなっており、同士討ちを狙える ◎仲間のキャラクタ達は個性的で良く出来ている [CONS] ×死の避ける為の引き際のタイミングが見極め難い ×選択可能な武器の携帯数が限られている ×難しい場所ほどチェックポイントの間隔が離れている傾向にある ×マウス+KBでの一部操作性に問題あり ×ボス戦に難易度が高い箇所が多い ×近距戦にてナイフが有効過ぎる ×武器のサウンドに迫力が無い ×ロード時間が長い オーソドックスなアクションFPSだが、恐竜が登場するというユニークさ、いろいろな仲間の隊員との行動シーンが多いという点がゲームを単調さから救っている。敵兵士のAIが普通なだけに、この二つの要素が無かったら随分と味気の無い物になっていたと思われる。その意味ではやはりエイリアンの登場とチーム行動という要素がプラスに働いて、普通の人間兵士との対戦の単調さをカバーしていたBlacksite: Area 51が似通った物として連想される。同じUE3を使っており、エンジンの最適過不足、ゲームの完成度が今一つな点も一緒。ただ個人的には設定のユニークさからこちらの方が上という評価である。 致命的とも言える様な大きな欠点や安っぽさは感じさせないのだが、本文に書いたように小から中程度の問題点の数が多いゲームであり、それ等が積み重なって全体のクオリティを落としている。PC版の移植レベルの低さも問題。ここ数年製作予算の高騰により、コンソールがメインのゲームだが、少しでも予算回収をする為に安易にPC版も同時に発売するという物が増えており、そういった気安い移植作の中の一つという印象。 アクション性は高く、深く考えないで撃ちまくれるのでその系統が好きな方ならば向いている。武器を多数持てないのは残念だが、そのラインアップはなかなか良い。恐竜と戦えるゲームというのも珍しいのでその点も大きな売りとなっている。マルチプレイも既に出来ないようだし、シングルプレイ専用として$49.99で買うようなゲームとは思わないが、安ければ選択肢としては悪くない。逆にモンスターやエイリアン系の人間以外の敵相手のゲームが嫌いな人には向かない。人間の兵士のAIは別に良くないので楽しめないと思う。またあくまでもB級作品なので、Aランクのゲーム以外は買わないという人は無視して構わないだろう。 |