BOTTOMLINE |
[PROS] ◎アクションFPSとして撃っている・当たっているという感覚はしっかり作られている ◎Time Shiledの概念は斬新で新しい ◎弾薬・メディキットが共に豊富な場所が多いので、撃ち捲くりで戦えてスピード感がある ◎物理エンジンと爆発効果を大幅に採り入れており見た目の爽快感が高い ◎マップはバリエーションに富んでおり飽きない ◎グラフィックスのエフェクト表現は多彩な物が使われており、この規模の製作会社の物としては良く出来ている [CONS] ×敵が人間だけで単調。改造兵士というフィクションの設定が活かされていない。 ×エフェクトが過度で前が見えなくなり、むしろストレスになったりもする ×多数存在するマシンガン系の武器に明確な差異が感じられない ×敵が一度倒れてから起き上がるという動作が多く使われ過ぎていて確認が厄介 ×ストーリーは陳腐 ×主人公のボイスが棒読み ×設定によっては非常に重く、グラフィックエンジンに問題あり △マルチプレイが無い 特に革新的な要素は持っていないゲームだが、ストレートでシンプルなアクションFPSとしてはよく出来ている部類だろう。物理エンジンや多数のエフェクトといった要素を派手に取り入れた為に同時に問題点も生んでしまってはいるが、その辺は許容範囲内に収まっていると思う。Time Shiledのデザインはユニークなだけに、これをもっと活かせる様な工夫があったらもっと良くなったと思われる。 「複雑に考えずに10時間程度遊べるようなアクションFPSをプレイしたいが、無名会社のバリュー系クラスではショボ過ぎて嫌だ」と考えた際に、安い価格からするとこのゲームは悪く無い選択である。特に強く擁護するつもりは無いが、海外サイトのレビューでは「声優の酷さ」, 「ストーリーが陳腐」, 「マルチプレイが無い」といった、シングルプレイのFPSとしてのゲームプレイその物にはあまり影響がない点について大幅な減点が行われているので、シングルプレイの実際の出来についてはちょっと点数は上に見てやった方が良いであろう。 明らかにクオリティは前作Kreedよりも上がっており、この辺は今回は最初から欧米圏に販売網を持つ代理店が付いたのが予算的に大きかったのかという気もする。既に開発中の別の作品にも代理店が付いて開発に入っており、一応実績は認められつつあると見て良いだろう。ちゃんとした製作予算さえ与えられるならば、将来的には期待出来そうな開発会社である。 |