<SYSTEM>

 ゲームの最大の特徴は、左手に武器、右手で魔法という両手を使ったコンビネーション攻撃にある。魔法については防御と攻撃があるので、その意味ではどうやって双方を組み合わせるかというのが重要となってくる。

 武器と魔法を同時に使用する為に操作キーの割付は相当複雑となっており、Next/PrevのキーもWeaponとSpell用が別々に用意されている。煩雑さを防ぐ為にSelect Weapon/Spellキーという設定が可能で、このキーをHoldした状態にすると画面上で円形に選択可能な物が表示されるので、そこでマウスを動かす事によって目的の物を選択するのだが、残念ながら戦闘の最中にはちょっと遅過ぎて使えないし、マウス感度によっては目的の物に合わせ難い。またここでFavoriteとしてそれぞれ2個ずつ良く使う物を登録しておき、同キーをHoldしないで単に押す事で切り替え選択が可能となっているのだが、これを出すときのキーの反応が微妙過ぎて(ちょっと押しただけでHoldしたと取られて選択画面が表示されてしまう)、誤動作し易くなっている。

 照準が合わさると色が変化する方式だが、この時以外でもダメージは少ないが当たってはいるようだ。部位ダメージとしてはヘッドショットが効果的な相手が多くなっている。

 ReloadキーはWeapon Actionキーと兼用されており、武器によってはリロードではなくて別モードへの切り替えを行うようになっている。


MANA
 魔法を使う為に必要なエネルギー。時間の経過と共に自動的に回復する。回復の速度自体は非常に速く、相当短時間で上限値まで回復してしまう。しかし逆に回復が早い分魔法の持続時間は短く設定されており、これによってむしろ難易度は上がっている。その理由は、もしManaの回復が遅くても持続時間が長ければ、戦闘開始時に掛けて終わるまでに決着を付けてやり、後は移動中に回復を待つというスタンスで行けるのだが、持続時間が短いので戦闘中に何回も掛け直さないとならない為に、戦っている最中に武器の攻撃・切り替えとは別に、適宜右手の魔法を切り替えて何回もいろいろな魔法を唱えるという追加アクションが要求されてくるからだ。

 各スペルは5段階のレベルアップが可能となっており(魔法の上に表示される丸の数で表される)、これにはAmplifier Stoneというアイテムを使う。これをどれだけ手に入れられるかで難易度が大きく変わってくるし、特に序盤は自分が弱いだけに確実に集める様にしないと辛くなるだろう。ただし約半数くらいは隠された場所にあるので注意深い観察が必要になり、また後半から終盤に行くに連れて数は極端に減る。それと全てのスペルをMaxまで上げるだけの量は無いので計画性も重要になってくる。

 Mana WellsはManaの最大値を恒久的に10引き上げるアイテムだが、これもまた見付けにくい場所に隠されている事が多い。私の確認した所では9つしか無かったが、もっと有るのかも知れない。最期までに5つぐらいは見付けておきたい所である。

 Arcane WhorlsはManaの回復速度を恒久的に上昇させるアイテムとなり、こちらは見付かり易い場所にあるので見落とす可能性は低いと思われる。

回復
 Medikitは携帯可能なタイプで、何時でも適用が可能である。ただし徐々にHPが回復していく方式なので、完全に適用されるまでには時間が掛かるようになっており、ギリギリで適用しても回復が間に合わない可能性が有る。Armor系はスペルでShieldが用意されているのみで、物理的な物は存在していない。

SAVE/LOAD
 自由に行える方式でQuicksaveにも対応。ただしUnreal Engineのゲームには多いのだが、セーブを行えるスロット数はゲームの長さの割には少ない。またCheckpoint Saveに対応しているのだが、死んだ後にクリックすると最新のセーブではなくて常にCheckpointを読んでしまうという問題が有る。

OBJECTIVE
 Journal(日記)というシステムがあって、ここに現在のObjectiveは記載されるようになっている。またここに主人公のGalloway自身が覚書という形で随時記載をしていくようになっており、例えばムービーシーンで会話があった後にはそれで何が分かったとか、或いは事態の進展について書き込みがされるので、英語が理解出来なくてもそれを読めば進行状況はほぼ掴めるようになっている。



<WEAPON>

◎REVOLVER
 最初から所持している6連装の銃。6発しか撃てない上にリロード時間が長いという短所はあるが、ゲーム全般に渡って使う事の多い武器になる。特に遠方の敵を狙うにはゲームの大半はこれしか選択肢が無い為に重宝する。距離によって効果が変化するようで近距離で撃つほど破壊力大。Silver Bulletという特殊アイテムを使うと限定された敵に対しては効果大。

◎GEL’ZIABAR STONE
 攻撃としてはダメージを与えない衝撃波を出すだけだが(これはこれで結構使える)、本来の使用方法は霊的現象の探知にある。周囲に何らかの状況を探知すると輝き出してGallowayに知らせてくれる働きを持つ。またこれを持っている状態ではスペルのパワーを一段階ブーストしてくれるので、武器攻撃を捨てて魔法を強化という使い道もある。

◎MOLOTOV COCKTAIL
 火炎瓶。結構手に入るが一度に4本しか所持出来ない。敵に当ると破裂して燃やすことが出来るのだが、投げる時にワンテンポ間が空くので使い辛い。基本的に動いている敵には当て難く、そうなるとこのゲームでは使い所があまり無い。一番使えない武器かも。

◎TIBETAN WAR CANNON
 龍の形状をしている冷気の珠を撃ち出す武器。弾数は無制限なのだが発射間隔がやや長い。また砲弾状の為に近距離の敵にしか当てることが出来ず、尚且つ自分のすぐ近くでは自爆する事になる。効果の程は相手によって大きく変わるが、人間型の敵であれば凍らせてスローダウンさせるのも可能。

◎SHOTGUN
 2連装の銃で単発と同時を切り替えられる。2発(or1発)撃つ毎にリロードが必要な上にその時間も長い為に使い難い武器であるのは確か。近距離で撃つほど効果はあるのだが、それで倒せなかった時が危険となる。ただPhosphorus Shellsという火炎弾を詰める事である種の敵に対しては非常に高価的な武器となる。後半はこの火炎弾以外はほとんど使わないと思われる。

◎SPEARGUN
 終盤手に入る唯一の遠距離兵器。ズーム機能を持ち狙撃が出来るが、一発撃つ毎に弓を引く時間が掛かるので連射は出来ない。またLightingのスペルと組み合わせて帯電させて効果を上げることも可能。威力は高いし弾も豊富に有るが、如何せん手に入るのが遅すぎる。その時にはもうこれに頼らなくても良くなっているので。

◎PHOENIX
 破壊力最大の遠隔操作武器。撃った瞬間から遠隔操作にて敵に当てることが可能だが、その間は完全な無防備状態になってしまう。またこの弾の速度が速い為に操作しても当て難く、その上弾数もほとんど無い。最期に手に入るが全く使わなくてもクリア可能だし、バランス的に今一つか。

◎SCYTHE OF THE CELT
 マニュアルにも記載されている通りに特別な意味を持つ武器。具体的には対ボス(兄弟)用の物である。鎌の形をした近距離専用の武器で邪悪な魂を解き放つ能力があり、それ故これでしか倒せない敵がいるという事。もちろん通常の敵に対しても使用可能だが、これを装備している間はManaの上昇が非常に遅くなる為にスペルは使いにくくなるというデメリット有り。Frenzied Modeに切り替えると攻撃によって自分のヘルスを回復させる事が可能になるが、逆にONにしている間はManaが減少していってしまう。

◎ETHER TRAPS
  武器ではないのだが、異世界へのゲートを開くアイテムで、敵を一時的に引きこんでしまう事が出来る。ただし引き込んだ場合はアイテムは消滅する。

◎DYNAMITE
 武器として使う事も出来るが、爆破して道を空けたりとか扉を破壊したりといった用途が主。相当近くにしか投げる事が出来ないのが難点だが、上手く使えば破壊力は抜群である。



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