BOTTOMLINE |
[PROS] ◎放り出す前に終わってくれる程度に短い ◎グラフィックスには味がある ◎ユニークと言えばユニークなゲーム感 ◎マニュアルのデザインは洒落ている [CONS] ×武器の破壊力が低目な上にスローテンポなので、グダグダとなって戦闘が詰まらない ×サポートキャラクタは役に立たない ×目玉であるThreat Advisory Systyemは上手く機能していない ×ミッションの内容が単調 ×ユーモアを重視しているのだが笑えない ×敵のAIはまともに動いてくれないケースが目立つ ×サウンドには手抜き感が満載 ×操作キーの変更が出来ない 金も人手も掛けていないバリュー系ゲームの様な酷さは感じられないが、どうしようもない物が出来たけれども取りあえず発売します的な投げやりさが感じられるゲーム。失敗の経緯については本文を参照して欲しいが、開発チームの能力が低いとロクな事にならないという実例と言えるだろう。人件費の安さから中国に開発拠点を持つ大手も出て来ているが、やはり優秀な人材を集めてこそそれは機能する。 組み込む予定だった要素がカットされたか、存在はしているのだが機能していないという状態なので、単に戦ったり人助けをしながら進めて行くだけという素っ気ないゲームに終わっている。そしてその残された戦闘面が詰まらないので、どうにもしようがないという結果に。予定通りに特徴となるTASやサポートキャラクタが機能していれば、結構マシになったはずである。 ゲームとしては勧める理由が特には見当たらない。ネタとして楽しめる様な奇抜な要素が含まれている訳では無いし、クソゲーと言うほど破綻しているという感じでも無い。単にプレイしていて詰まらないゲームという印象である。絵柄のセンスが気に入った人には、安く入手出来るならばまあ何とか勧められるという程度か。 |