次の頁      TOP

シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度は Easy / Normal / Hard の三種類。HardはNormalをクリアしてアンロックする必要がある。途中での難易度変更は不可能。

 チャプター単位でのリプレイ機能は無し。ステータス持ち越しでの2巡目機能は無いが、別のモードでのプレイがアンロックされる。


セーブ&ロード
 セーブはゲーム内で入手出来るアイテムの光ディスクを使って行い、セーブ一回につき一枚を消費する。難易度が高いほど手に入るディスクの数は少なくなる設定で、これ以外のセーブ機能は持たない。インクリボンとは異なりセーブを行う場所は任意で、戦闘中等の特別な場合を除けば何時何所でもセーブは可能。


OBJECTIVES
 ちょっと変わっており、具体的な目標はそれが解るキャラクターが居るなら知る事が出来るというシステム(キャラクターの項を参照)。マップ機能は全体マップと個別のエリアマップに分かれており、個別マップはそれぞれの建物に用意されているマップを入手すると表示が可能になる。

 進行に応じてマップにはガイドとなる文字&記号や、「何か有る」という意味でのクエスチョンマークが書き込まれていくというヒント機能を持つ。キャラクターの位置や方向もマップで参照が可能。


EXTRAS
 ボーナスメニューがあり、ゲームの進行に応じてデザイン画, BGM, 制作ムービーなどがアンロックされていく。

 一度ゲームをクリアすると「Special mode」がアンロックされる。ゲームクリア後にセーブするかどうかを聞いてくるので、そこでYesを選択すれば次回からはメニュー画面のデザインが変わると共にこの選択肢がメニューに出現する。これは内容的には通常のゲームと同じで、難易度選択も出来るが以下の点が異なる。

1.最初に手に入る武器がMorgenstern batという強力なバットに変わる
2.レーザーサイト付きのピストルが出現する(これはクリアにNormal以上が必要)
3.プレイ中のキャラクターのコスチュームが別の物になる


英語
 字幕機能あり。資料や日記類は結構多いが、全て後で情報メニューから読み返せるようにはなっている。ゲームをクリアするだけなら簡単な目標を示す文が理解出来れば十分。


CHARACTERS
 大きな特徴となっているのが操作するキャラクターで、5人のメンバーを自由に切り替えてプレイする事が出来る。プレイするキャラクターを開始前に選択出来るとか、シーンに応じて操作するキャラクターが変わるという同ジャンルのゲームは珍しくないが、このOCではゲームの進行中にキャラクターの切り替えが可能である(最初等の一部例外もある)。

 基本的にはペアでの行動となるので、選択可能なメンバーの中から2人を選び、その片方を自分が実際に操作して進めるというシステム。ペアでの行動中に操作キャラクターのスワップは何時でも可能。相方には簡単な指示コマンドが出せるので、待たせておいて一人で行動するという風にも出来る。


 メンバーはそれぞれ利点となる能力と、Aptitude(才能)と呼ばれるキー押下で発動する特殊能力を持っている

名  前 設  定 利  点 Aptitude
 Kenny Matthews  バスケットボールチームのキャプテン。優れた運動能力を持つ。  ダメージへの耐久力が高い。重い物を動かす際に早く動かせる。  スプリントモードとなり一定時間速く走れる
 Shannon Matthews  ケニーの妹。頭脳明晰で成績も優秀だが、服装や言動には扇情的な面を持ち、学校側からはあまり良く思われていない。  メディキットを使用する際に回復ボーナスが付く(自分も他人も)  現時点で何をするべきかを発言する。またパズルの前ではヒントを話す。
 Ashley Thompson  ケニーの恋人でシャノンとも仲が良い。クールで落ち着いた性格。  攻撃時のダメージが他者よりも高い  ダブルアタック(二回連続攻撃)を繰り出す
 Stanley Jones  ケニーの親友。成績不良だが頭は良く、ハッキングや鍵開け等の裏世界に精通している。  ?  鍵開けを素早く達成出来る。通常時は周囲に開けられるロック箇所が有るならそれを知らせる。
 Josh Carter  自作ムービーの製作が趣味。いつもハンディカムを持ち歩いてスクープを探している。マニアックで周囲からはやや変人扱いされている。  部屋の中の全てのアイテムが常に点滅するようになるので見付け易い  現在のエリア内に取り残しているアイテムが有るか無いかを判定してくれる


 キャラクターの交換には集合ポイントが設けられており、この地点はゲームの進行に応じて切り替わっていく。切り替えたくなったらここへ戻って来れば良いのだが、マップ表示をさせて[集合]を選択すれば即座に集合ポイントまでワープが可能。一々ちゃんと移動して戻る必要は無いので、危機的状況時に安全に帰る際にも重宝する。ただし戦闘の真っ最中等には使用出来ない。

 実際の交換は望むキャラクターの前でActionキーを押すのみ。例えばA, BをC, Dに替えたいのならば、Cに近寄ってActionキー → スワップして操作をCに移す → Dに近寄ってActionキーとなる。

 相方にはFollow, Stay, Help, Weapon Changeの4つの指令を出せる。一人で行動したいならばStay命令を出しておけば良い。武器チェンジは押す度に持っている武器をサイクルさせて切り替えさせるコマンド。Helpはアドバイスの能力を持っている相方に対して、その能力を使わせる時などに使用する。


 上でキャラクター別に能力が異なると書いたが、このゲームには「特定のキャラクターを、特定の場所に連れて来ないとならない」という制限は存在しない。単に有利になる能力というだけで必須では無いので、誰が死亡してもゲームオーバーにはならないというルールになっている。誰かキャラクターが死亡した場合、そのまま続けるかセーブポイントを読み込んでやり直すかはプレイヤー次第。行動中の2人が共に死んでしまった場合には、集合ポイントに切り替わって残りのキャラクターからの選択を要求されるだけである。最後の一人が死んでしまって初めてゲームオーバーとなるシステム。(ただし序盤に二人居ないと進めない箇所が一つだけ在る)。

 今なら「全員生存状態でクリア」の実績(トロフィー)が設けられたりするのだろうが、そういった物は無い時代なので「揃っていた方が有利」という面があるのみとなる。ただしクリア後にアンロックされるSpecial Modeにおいて、新コスチュームがアンロックされるのは生存者だけという設定にはなっている。

BASICS
 視点は三人称のみで、固定カメラ切り替え方式。カメラ視点を任意で切り替えたり、自由に回転させて周囲を見たりは出来ない。ただしキャラクターの位置に応じて、自動的に上下左右へとパンしたりズームイン・アウトを行うので、狭いエリア内で頻繁にカメラ位置が切り替わるという風にはなっていない。なるべくカメラが切り替わらない様に設定されているという印象。

 操作はカメラ基準でキャラクター基準(ラジコン方式)ではない。現在の画面に対しての方向入力となる。キャラクターがこちらを向いている場合、後退キー押下でこちらに向かって前進し、前進キーで画面奥に向かって後退するという意味。この方式の為に固定カメラが切り替わって画面上でキャラクターの向いている方向が変わってしまうと、現在の押下している入力方向が違う方へと向いてしまうという問題が発生するが、これには切り替え後に短時間だけは元のキャラクターの移動方向が保たれるという風にしている。

 移動はデフォルトで走り状態。歩きキーを押下した状態ではゆっくりと移動するが、ほとんど使うシーンは無い。スプリントはケニーが特殊能力として発動出来るだけだが、この時はパートナーも同じスピードで移動可能になる。屈み動作は無し。後退キーでは体を反転させて向きを変えて下がり、左右移動キーは旋回ではなく実際に左右へと向きを変えて移動する。



 武器類は構え動作を行うと自動的に敵に照準が合う方式で、ターゲット切り替えキーも用意されている。他にエイムキーを使う事で上下左右方向へとある程度は狙う位置を変える事が出来るようになっている。そして構えの姿勢からでも歩きにはなるが動く事が出来る。この時は左右移動キーは横へのスライド移動、後退キーは前を見たままで後ずさりするという動きに変わる。

 ヘルスはアイテム回復方式でエナジードリンクとメディキットを使用する。具体的なヘルス値は表示されないという方式で、キャラクター一覧画面を出して写真の浸食度合いを見て判断する。また一定以上の負傷になるとプレイ中のキャラクターの動きに実際に変化が現れる。


 メニューは勿論の事、プレイ中にもマウスを使用出来ないという仕様。PC版への移植について考えられていない大きな欠陥となっている。つまり操作は昔のDOSゲームの様にキーボードのみかゲームパッドを使うしかない。個人的には初回プレイ時にはキーボードで進めていたのだが、2/3位経過してからコントローラーへと交換。今回改めてSpecial Modeをリプレイしてみるのに当たっても、また別タイプのコントローラーを使用してみたが、ハッキリ言ってコントローラーの方が操作し易い。

 まず斜め移動する時などはスティックの方が直感的でやり易い。実際に一番最初に物を押して動かす時に斜め入力が必要になっており、しばらくは4方向の移動入力だけでもOKとの思い込みから、押し方が解らずに困ったりもあった。それと戦闘時の操作にて、左Shiftに[構え]をアサインしたのだが、他に[ライトのブースト]があるのでこれをその下のCtrlに。更にはキャラクターによっては[Aptitude]の操作にSpaceキーが要求される。こうなってしまうとWSADによる移動操作が困難となり、それ故に移動する時は攻撃をいったん止めて動くのに専念としていたのだが、これではやはり不利となってしまう。コントローラーではその辺の多ボタン同時操作には有利な作りとなる。



 アイテム類は2つにカテゴリ分けされており、それぞれをスクロールさせて選択する方式。一般的なアイテムは共通使用となり、誰を操作していても使用出来るので、キャラクター切り替えの際に受け渡しをする必要は無い。一方で武器, 弾薬, フラッシュライトは武器カテゴリとなり、こちらは受け渡しをする必要がある。つまり誰かが所持している武器やライトは、そのキャラクターにしか使う事が出来ない。渡したい相手に近寄ってActionキーで操作一覧が出るので、そこで[Give]を選べば渡す事が出来る。個人の所持数に制限は無いので、操作キャラクター切り替え時に[Give All]で全部渡してしまっても良い。

 ちょっとややこしいのが弾薬の扱いで、これは実際に銃に装填されている分は個人所有、装填されていない分は共有という設定。例えば集合ポイントで待機中のキャラクターが持っているピストルのステータスが15/30(15発が弾倉, 30発は予備)の時、余っている30発分は皆で共通して使用出来るが、銃の中の15発分は占有品として処理されるので他人は使えない。これを防ぐには使用しないキャラクターの銃を選択して[Unload]を行い、全ての装填されている弾を予備に移す必要が出て来る。(このケースでは実施すると0/45となり、これで使用中のキャラクターが45発の予備弾数を持つ事が出来る)。弾薬が少ないという設定だけに、これをしないと弾切れになる恐れもある。


 置いてあるアイテム類は光るが、ジョシュを使わないと点滅して知らせる効果範囲が狭まる。それと稀にだが箱をActionすると中に有ったりとか、カメラ位置的に見る事が出来ない場所に有ったりする事もあり、これはジョシュの特殊能力を使わないと発見が難しいと言える。

 マップ, キャラクター, 資料の3つのタブは左右キーで切り替えられる。HELPとして表示される時の操作キーは何故かここだけ機能しない。

 明るさ調整画面を持つが、インターフェース上で明るさを変更させる機能は無い。よって作業切り替えを使い、モニター直かビデオカードのユーティリティー等を使って明るさを調整する事になる。

     次の頁      TOP