BOTTOMLINE

[PROS]

◎ステルス物としては新しいタイプのゲーム性を生み出している
◎ステルスでもなく攻撃的にも動けるという、シチュエーション毎の対処の自由度
◎ステルス強制ではないが、一方で戦闘に偏っては進めないような上手いゲームバランスの調整
◎多彩なGadgetsを使用可能
◎手応えのある難易度
◎Quicksaveのサポートにより過度のストレスが軽減されている
◎主人公Sam Fisherの造形と格好良さ
◎高度な影の表現を含めた優れたグラフィック表現



[CONS]

×ゲームの進行自体はリニアで変化に乏しく、初期装備の選択も出来ないのでリプレイ性には劣る
×本来ステルス物で重要であるサウンドが上手く活かされていない
×行えるアクションその物は多彩だが、実際には使える場所は限定されている
×プレイヤーには分からない範囲でミッションが失敗してしまうケースが有る
×現在では最高画質のShadow Buffer Modeを使えなくなってしまっている
△ステルス初心者に取っては敷居が高いと思える難易度
△ステルス遵守主義のプレイヤーにとっては、そのモチベーションを高めるような成績評価システムが存在しない




 ゲーム性としては3年経過した今でも全く色褪せておらず、現在プレイしても古さを感じさせないゲームである。入手も容易だしお勧め出来る作品と言えよう。グラフィックに関してはShadow Buffer Modeがサポート外になってしまっているのは非常に残念な点になるが、それも3年前のゲームなので仕方ないと割り切れば問題は無いだろう。

 ただしこれは欠点とは言えないのだが、ステルス物を何かプレイしてみようという初心者プレイヤーに対しては難易度が高過ぎるかも知れないという感はある。現在発売されている三作品の中ではこれが一番難易度が高いので、他の作品からプレイして見るという方が良いかも知れない。逆にステルス物が好きだが、シリーズの他の物をプレイして見てヌルいと感じた人にはこれをお勧めしたい。相当に歯応えがあるはずである。

     TOP      HOME








     TOP      HOME