BOTTOMLINE

[PROS]

◎アクションとサバイバルホラーの中間点とも言えるユニークなゲームバランス
◎最後まで飽きさせないバラエティに富んだゲーム展開
◎モンスターのデザインとユニークな動き
◎監獄島という雰囲気が良く出来ている
◎幻影の演出
◎プレイスタイルによって3種の異なったエンディングを持つ
◎コンソールからの移植版としては優秀な部類のグラフィックス
◎Dr.Killjoyのキャラクタ



[CONS]

×難易度が高過ぎる謎解き要素
×Insanity Modeの必要性が薄く、また弱点も有るので使い難い
×武器の種類が少なく破壊力も低い
×味方AIのお守りが大変
×Hard以上の難易度バランスに問題あり
×モンスターに変身する件について、上手くストーリーに組み込まれていない
×パッチ等のサポートが悪い



 個人的には楽しめたゲームであり、購入の判断基準としては以下の3点。まずホラーを重要視しそれを求める人には勧められないデザインであり、恐怖感は薄くあくまでもアクションゲームである。ゲーム全体の雰囲気の方も良く出来ているのだが、ホラーとして見るには弱いと言える。しかし舞台となる監獄島の雰囲気はとても良いし、Dr.Killjoyのキャラクターも非常に魅力的で記憶に残るので、怖さとは違うがここはお勧めとなるポイントとなっている。

 次に謎解き要素が好きかどうか。どうやって進むのかや倒すのかに頭を使わされる場面が結構あり、またその難易度も相当高くなっているので、そういった物はアクションゲームには邪魔であり、詰まる度にヒント等をWEBから探すのも面倒という人には向かないと思う。

 第三に武器の破壊力の有無や戦闘時のテンションの高さに重点を置くかどうか。高い攻撃力を持った武器は出て来ないので何発も弾を撃ち込まないと倒せないという敵が大半だし、また戦闘中に敵が一時的に逃げたり等ランダムに動き回る為に、その度に一旦間が生じるのでテンションの高い戦闘が長時間持続するというゲームでもない。ユニークな戦闘感覚を楽しめるというプレイヤー用。

 なお先に続編のTTBをプレイ済みの場合、かなりプレイ感が異なるゲームである事を書き添えておく。


 2008/09に無料配布されるようになったので(その後配布中止となっている)、その意味ではより強くお薦めが出来るゲームとなった。いろいろと書いたが別にアクション性が低いという訳ではないので、アクション物のファンは一度プレイしてみて貰いたい。上記の様な理由で合わないとなったら止めても無料なので損は無いだろう。

 近距離で特定の相手にしか使えない感じのInsanity Modeはやはり大きな問題点。武器によるダメージが強力ではないだけに、超越した破壊力を誇るこのモードがもっと使える設定ならば爽快感も上がったのだがと残念である。ただしそれを差し引いても敵が堅過ぎるのは確かで、バランス調整はあまり上手く行っていない。これ等は続編のTTBでは解消されているので、それがこちらでいち早く実現されていればと思わずにはいられない。

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