<SYSTEM>

*三人称視点を採用し、周囲を見回す時に一人称に切り替えられる(この時には動けない)
*三人称ではカメラ位置は後方固定方式となり、上下方向にはカメラを移動出来ない(V1.2にて動作可能になった)
*一人称視点ではLeanが可能でそのまま撃てる仕様
*Crouch, Sneak動作が可能(Toggle方式にも設定可能)
*Crouchによって命中精度が上昇する
*三人称視点ではAutoaimを採用。効き具合は難易度によって決まるが、これは後にOptionから変更が可能である。

 視点は後方固定なので若干自分自身と重なって見え難い事は有るが、バックのキー押下でも背を向けたままでバックするタイプなので(反転してこちらに向かって動かない)、FPSに慣れたプレイヤーからは直感的に操作がし易い方式である。

 Tutorial機能をONにしておけば、序盤はPauseが掛かってゲームの動作やシステムの説明がその都度表示されるシステム。HELPはゲーム中にも参照が可能。独特のシステムをゲームに取り入れてはいるものの、ほとんどの部分は分かり易くまとまっている印象。

 アイテムと武器の選択は円形メニューを使ってホイールで行い、この時どちらを選択するかを切り替えるキーが存在している。ただこの指定状態が通常は見れないのが不便に感じた。

 セーブはテープレコーダーが有る場所のみで可能というシステムで、スロットは8個で回数制限は無し。Quicksaveを可能にする方法はトップ頁を参照。

 ゲーム中英語関連の字幕は一切出ない。ただ英語を解読する必要性はあまり無いタイプで、ほぼムービーだけでも内容は追って行けるだろう。謎解きにも特には関わって来ない。手掛かりとして手に入る文書系のデータもかなり少な目となっている。


<TRUST/FEAR>

 ここではゲームのユニークなシステムとしてフィーチャーされているTrust&Fearという要素について解説する。


☆TRUST
 全ての隊員はTrust(信頼度)というパラメーターを持っている。これはそれぞれがプレイヤーをどれだけ信用しているかを示し、アナログ式のバーでそのStatusは何時でも確認出来るし、変化があった場合はキャラの上にそれを示すアイコンが一時的に表示される。バーの位置によって3つの段階に大きく分けられており、それは以下の通り。

[High(Green)]プレイヤーを信頼している状態で指示に従わせる事が出来る
[Low(Orange)]プレイヤーを信頼していない状態で指示には従わない
[Zero(Red)]プレイヤーを感染者と疑って近寄らせない。更に下がると感染者と判断して攻撃してくる。

 もう一つ100% Trustという状態があって、これはTrustメーターが100%振り切っているケースを示す。この場合プレイヤーがそれ以外のメンバーを(感染者と判断して)攻撃した場合でも信頼度は下がらない。またもし他のメンバーがプレイヤーを攻撃した場合は一緒に戦ってくれる。これらのデータから分かるようにメンバーのTrustを保つのが重要となるのだが、これらの上下動は以下の様なケースに行われる。

DOWN:赤印は特に大きく信頼を失う

*戦闘中に誤って撃つ
*他のメンバーを攻撃した所を目撃された
*敵の攻撃中に戦闘に参加しなかった
*スタンガン(Tazer)で強制的に指示に従わせた
*武器や弾薬を取り上げる。武器の強弱によって値は変化する。
他のメンバーを殺したのを目撃する
銃を突き付けて指示に従わせた(Coerce)

UP:青印は特に大きく回復する

*ヘルスパックで体力を回復してやる
*弾薬を与える
*敵を攻撃している所を見せる
*武器を与える。武器の強弱によって変化。
プレイヤーがメンバーを攻撃し、それがThingに変身した場合
メンバーの前で自分にBlood Testを行う(マニュアルに最初から載っているのでこうして書くが、映画を見ていない人にとってはややネタバレという感じもする。もちろん映画ではまるで違った形で登場するのだが)。



☆FEAR
 Fear(恐怖)は3段階に分かれており(Trustと違ってメーター式では無い)、やはりStatus画面や変化があった際のアイコンで確認出来る。

[Low]立ち止まってしまったり嘔吐したりする。Status画面では大きく首を振るアニメーションを見せる。何かをやらせるにも100%の力を発揮出来ない状態(作業が遅い、戦闘中等)
[High]激しく首を振る動作を見せ、作業が行えなくなる
[Danger]頭を抱え込んで座り込み反応しなくなる。Statusでは×印が付いて武器や弾薬を与える以外出来なくなる。この状態で30秒程度放って置くとパニックを起こして自殺してしまう。

UP:

*奇妙な音を聞く
*グロテスクな死体等を見る
*Thingに遭遇する。相手が巨大なほどその値は増す。

DOWN:

*弾薬を与える
*武器を与える。強力なほど効果が高い。
*恐怖の原因となっている死体等から離す
*恐怖の原因となっているThingを倒す
*アドレナリンを注射する。最も効果が高い方法で、Dangerの状態から回復させるにはこれしか無い。



<SQUAD>

 プレイヤー以外に仲間として働いてくれるNPCが存在しており、最大で4人まで同行させることが出来る(ただしスロットは有るのだが、私の場合最大で3人までしか同行させられる場所が無かった)。職業は3種類でStatusにアイコンが出るのでそれで見分けられる。それぞれ武器を1種類だけ所持可能で、アイテム系も持つ事が出来ない。体力についてはStatusゲージで見られるし、危なくなると座り込んでヘルスアイコンを表示するようになっている。

・Engineer: 壊れた回路(装置)を修理出来る。プレイヤーに直せないレベルの物はEngineerがいないと修理不可
・Medic: 他のメンバーのヘルスを回復出来る。回数は無限。ただし自分自身は回復出来ない。
・Soldier: プレイヤーよりも正確性の高い戦闘のスペシャリスト

 コマンド・コントロールは全てメニューを表示させてから行う方式で、この辺はパッドの操作を基本としているコンソールからのベタ移植。階層型のメニューとなっており分かり易いのは確かなのだが、KBからのショートカット設定もPC版では付けて欲しかった。メニューに入ると自動的にPauseになるので緊急時に操作が素早く出来ないといった問題にはならないのだが。

 出せるコマンドは基本的にFollowとHoldのみ。これは全体まとめてでも個人別にでも管理可能。無線は持っていないのでコマンドを出すにはその範囲まで近付かないとならない方式。特別な作業に付いては直接本人の前でActionキーを使うか、メニューからでも指定出来る。Squadパネル上では各人のTrust/Fearの状態が見られるし、武器の弾薬状態もここで確認する。或いは何かしらのアクションを行って変化があった場合には各人の頭の上にそれを示すアイコンが一時的に出るシステム。

 武器や弾薬の受け渡しは全てメニューから行い、これは顔が表示される範囲内であれば離れていても可能だし、その間はPauseも掛かるので戦闘中に受け渡しをする事もOK。戦闘にはAutoで対処してくれる方式である。



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