DELTA FORCE
      
LAND WARRIOR


                                  03/11/05


  設定関連


<概要>

 DFシリーズの3作目。このジャンルのゲームとしてはゲームプレイがシンプルであり、アクション系のFPSユーザーにも受け入れられ易い作りと言える。 こういったリアル系ゲームはマルチプレイ寄りの物が多いがこのゲームは特にその色が強く、過去作も含めてマルチプレイに非常に人気がある。

 シリーズのスタートは1998になるが、独特の描画方式のエンジンによる広大な地形での戦闘、また非常に軽いネットコードにより32人までの大規模対戦をサポート。これまで他のゲームではこういった戦争シム風(ネットでやるサバイバルゲームとでも言うのか)のマルチが可能なゲームは存在しなかった為、多数のプレイヤーを惹き付けて大人気を博した。


<ルール>

*4人までが参加可能と人数は限られてしまう
*キャンペーンシナリオとシングルプレイ用のミッション合わせて40近くをプレイ可能
*死ぬ回数に制限は無い。死ぬとスタート地点に復活する
*全てのオブジェクトがクリアされれば成功。或は何らかの失敗があると終了する(人質を殺してしまうとか)。

 なおこのゲームでは100以上あるユーザー作成ミッションを使用することも出来るのだが、サイズが非常にコンパクトなのでサーバーの人間だけが持っていれば問題無い。接続時にダウンロードされる。この為自分の持っていないMAPを使っているPublicサーバーにでも短時間で接続可能なので便利である。ドアやエレベーターといった一方通行系の要素は無いので基本的に全てのMapにてCoopは可能となる。

 ゲーム性としては少ない敵を隠密行動で慎重に倒していくというスタイルでは無く、大量に出て来る敵をガンガン倒していくというスタイルになる。3DFPSと違う点はダメージはリアルな事と、基本的に遠距離からの狙撃中心という事か。

 8人でのCoopを可能にするModも存在しており、実際にプレイした事も有るのでこれを使えば可能と思われる。


<問題点>

※MAPによっては非常に広い為に死ぬと合流が大変(それでもデスマッチ系の1km四方以上とかの物に比べると狭いが)
※基本的に武器やアイテムはゲーム中に変更出来ないので、必要な物が無い場合(爆破の為のSatchel Charge)武器庫を探さないとならない
※比較的オブジェクトは分かり易いが、人質の救出系ミッションでは内容を把握していないと人質もろとも撃ってしまう(爆破してしまう)可能性があるので注意が必要。
※スタートを遅らせて(waitを入れて)その間に武器交換が出来るのだが、その間敵は動いているのでミッションによってはまずい事になる。



<システムの問題点>

◎クライアント側からはミッションのクリア進行状況リストが確認出来ない(色が変わらない)
◎MAPのサイクルを指定出来ない(使いたくないMAPをOFFにすることを可能にするUTLは存在する)
◎クライアント側に対して敵の位置情報が正確に送られない事がある(いないはずの敵が見えたりする)
◎インドア等で階段や床にハマっているように見えることが敵味方問わず発生する。

 特に問題なのが敵を撃っているのに死なないという現象が時折発生する事。遠方の敵をライフルで狙撃したりする時に多く発生する。この場合、連続して撃っても当る可能性は低いので他の人間に任せるか何かした方が良いだろう。近くの敵ならば手榴弾で倒したりとか出来る可能性があるのだが。おそらくクライアントの情報がサーバー上でうまく処理されていないからだと思われる。


<マルチプレイ関連>

 このゲームは本当に軽くて、人間だけのDMやTEAM系ゲームモードならば非常に快適である。話では一人当りRate1500程度でも動くという事だ。ただしCoopに関しては大量の敵が出てくるのでそうはいかない。それらの移動データ等も各人に送らないとならないので通常の3DFPSゲーム程度の回線は必要と考えておいた方がいいだろう。やはり4人Coopならばホストは128kbps程度は欲しい。

 ネットでのゲームとして問題になるのはやはりラグである。特にリアル系のゲームでは一発で撃たれて死んだりするので、一瞬の反応の遅れというのが致命的になったりする。もちろんこのゲームでも撃たれ所が悪ければ一撃で死ぬ。ただしちょっと他のゲームと違う所は、このゲームの敵というのが異様に頭が悪いという点にある。
 冒頭で非常にマルチ人口が多いゲームと書いたが、これは裏を返すと「シングルプレイに問題があるから」という事でもあるのだ。同系等のRSやSWATがマルチ無しでシングルだけでも楽しめるのに対して、このゲームはマルチ無しではちょっと弱いと言わざるを得ない。その大きな理由の一つがやたらと反応の鈍い敵のAIキャラという事なのである。しかしながらこの欠点が逆にCoopでは有利に?働くと言うか、ネット上でのラグが敵のリアクションが遅い分軽減される形になるので、それほどシビアなバランスでは無くなっている。



<Nova Worldの問題点>

 このゲームはネット上でプレイする場合に、必ず同社の運営するNova Worldに接続しないとならない(LAN除く)システムになっている。

 基本的な知識としてNWというのはNovalogic社の総合的なマルチプレイ接続サイトの事であり、LWに関してはサーバーの種類別に3つのセクションに分かれている。まずは直接運営されているNW公式サーバーで、ここではランキングや成績集計システムを取り入れている。よって入る為にはアカウントの取得が必要だ。一人の人間が複数のアカウントを作成出来ないようにCDキーの入力も必要となる。そしてPublicサーバー(一般の人間が立てている公開サーバー)、最後にクラン戦等のパスワードサーバーである。
 もしもアカウントを作成しないのであれば普通に遊べるのはPublicサーバーだけと言うことになる。アカウントを作成しないとマルチプレイが出来ないという事では無いので勘違いしないように。ただ公式サーバーは初心者用を初めとしてかなりのサーバーがあるので登録はした方が良いと思う。

 さて、マルチプレイを始める場合はメニューからNWへの接続を選ぶのだが、アカウントが無い場合はLOGIN画面の下の方のPublicへの接続を選んでつないでやる。そうするとサーバーのリストが見られるのだが、これが実に見にくい。Pingも見れないし、種類別にソートしたりとかも出来ないので入りたい物を探すのに苦労する。常時1000人以上がプレイしていることもあってサーバーリストは数十ページにも渡ったりするので、それらを一々見ていくのは非常に面倒だ。
 別にメーカーの用意しているマルチ用ブラウザが使い難いのは構わない。Quake系を初めとして3DFPSでは使い物にならない様なゲームが結構ある。しかしGamespy等のブラウザソフトに対応している物が多いので、ゲームの物を使わなければ良いだけの話である。ところがLWではここに接続しないとゲームをさせないという態度の為困ってしまう事になるのだ。そういう態度であるならばもっと使い勝手を考えて欲しい物だと思う。しかもこれが落ちている間は一切のマルチプレイは出来なくなる。

 更にCOOPを遊ぶ際には更なる問題点があり、よって基本的には他のユーティリティーを使用して遊ぶことにしている。そのIP4LWに関しては別の解説ページを参照の事。



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