<基本操作>

 この種のゲームはプレイした事が無い人も多いと思うし、デモにはManualが付いて来ないようなので簡単にシステムに関して説明。

1.移動



◎Free(F1)
 通常はこのモードで、ここでSpace(Default)を押してFreeとMouseモードを切り替える。Freeではマウスの移動で機体は向きを変えないので、画面のアイコンをクリックしたりとか自動操縦モードではこちらを使う。この状態で向きを変えたい場合はLMBを押しながら操舵。MouseモードではMouseの方向に機体が向きを変える事になり、戦闘時はこれを使用する。このモードでも画面のアイコンはクリック出来るが同時に機体も動いてしまう事になる。

◎Cruise(F2)
 そのまま普通に飛んで行っても良いのだが、距離が有るとなると面倒である。よってCruise機能を使用するのが基本となる。方法は3種類。

1.画面上で直接行きたい場所をクリック
2.左下Windowにて行きたいロケーションやWaypoint名をクリック
3.星系Mapにて行きたい場所をクリック

 その後中央上段のCruise(上図では黄色の個所)をクリックにて自動的にそこまで移動可能。その下は航行中のOn/Offの切り替え。この間は武器の使用は不可能となる。

◎Docking(F3)
 各System(星や施設)に着艦する際にはこれを使用する。近くまで行ってそれを指定し(これは上と同じで3つの内のどれかを使う)、その後上図の左から3番目のアイコンをクリック。

 もう一つ中距離移動の際にはLaneと呼ばれるシステムを使用する。これは主要なSystem同士を結ぶ高速の移動システムで、リング状の装置にアクセスしてその中を高速飛行する。入り口に行ってDockingすればOK。長距離移動用のJump Gateという物も有るがデモでは使用出来ない。

◎Formation(F4)
 F4にて指定したFormationに合流する。或いは左から4番目のアイコン。

◎星系Map(F6)
 長距離を移動する場合は星系Mapを出して目的地をクリックし、Best Pathを選択すれば自動的に航行ルートがアサインされる。後は左下窓に出てくるWaypointをクリックしてF2かF3を繰り返すだけ。各地域は拡大して見る事が出来るが、実際に近くまで行かないと表示されない物も有る。



 各Systemでは右上図の様なI/Fになり、上段中央左より[離陸]・[バーでの情報収集やミッション受理]・[物資取引]・[武器や装備売買]・[船体購入]となっている。このパートはやればすぐ分かると思うので特に解説しない。ただ幾つか情報を。

*ある程度Systemによって扱っている商品は異なる
*船は大きなSystemで無いと購入出来ない。この際は装備はそのまま受け継がれるので、使えない物はその後売る
*アイテムでMountの切り替えは画像左の小さなピースのアイコンをクリック。Mountされていない装備は持っていても使用出来ない
*売買に間違った場合取り消し出来ないので、事前にSaveしておいた方が無難
*店を移動する際のアニメーションはOptionでカット可能


2.戦闘



◎左下
 各種情報が表示される。通常は左の!マークがOnで、これは重要な情報のみの表示。以下左より[機体]・[場所]・[Loot(サルベージ可能アイテム)]・[全て]。上図では敵機の情報と味方の一覧が表示されており、赤が敵で緑が味方、黄色が現在の指定オブジェクト。上段は左から最寄の敵指定、通信リンクの確保、相手の搭載荷物スキャン。

◎中央
 左の数字がAfterburner(加速エンジン)の可能量、右が速度。中央のバーは上から[Power]・[Shield]・[Hull]を示す。Powerはエネルギー系武器の発射可能量で、無くなれば充電されるまで撃てない。Shiledは防御用の物で、これが無くなると船体にダメージが入る様になる。これは自動的に回復する。Hullは船体ダメージでこれは自動的には回復しない。これが0になると死亡という事になる。全ての要素は積んでいる担当パーツの能力によって回復力等は変化する。

◎右下
 装備武器表示。該当のキーを押すと発射される。緑色の物はマウスのRMBにて発射されるので同時に放つのも可能。その上のアイコンはNanobotsBatteryの装備数。これはそれぞれHullとShieldを手動で回復させる機能でデモだと一瞬で修復される。Shieldなら自動回復が間に合わないケースにて使用する。ある程度は積んでいた方が無難だが高価なので気安くは使えない。

◎装備
 最初はレーザーしか無いが、金が貯まったらミサイルを購入しよう。デモではミサイルはノーマル、追尾(Stalker)、EMP(Eraser)と有り、この順に揃えて行くのが良いだろう。特にEraserはHullには効果が無いが、Shiledを一気に剥いでしまえるので効果的。レーザー系の武器もUpgrade出来るが、デモでは表示はされるが使用出来ない物も多い。他にはMineやCountermeasure(敵のミサイルを誘導して自分に当たる前に誤爆させる)が有るがそれほど使う機会は無い。Mineかミサイルかは好みだろう。全ての武器には金と見合ったプレイヤーのレベルが必要となる。

◎戦闘
 レーザービーム系は近距離なら直接狙う。ただ距離が離れると弾の到達までに時間が掛かるので、直接狙ってもその間に移動されてしまう。この場合は敵の移動速度と距離から予測到達位置を示す赤い+が出るので、ここを狙って撃つのが当たり易い(はず)。
 ミサイルは普通に撃っても当たり難く、バンバン撃てるほど数も無い。一番の理想は敵に近距離で真後を取る事だが、これは最初以外は敵も速くなるので難しい。一応コツとしては敵に正対するようにして追い掛け、反転して正面からこちらに向かってくる時に発射すると当たり易い。もちろんStalkerがベスト。あまり接近されてからでもダメで、500Mを切ったらが良いだろう。もちろんこれは敵からも格好の標的となるが、デモでは敵の攻撃力が弱いのでそれほど問題無い。

 もし危なくなった場合はCruiseモードにして逃げる事も可能。この間攻撃が出来なくなるが振り切る事が出来る。ただしそれに入る前に攻撃される可能性も有るので注意。回復が残っているなら適用しておく。

◎Save
 ストーリーモード以外は宇宙空間でのSaveは出来ないようだ。よってどこかのSystemにて定期的にSaveしておいた方が良い。

◎Mission
 ストーリーモードの終了後に自由に選んで遊べるが、選べる難易度は2まででそれほど難易度は高くない。特に機体をパワーアップすると簡単になる。強い敵はミッションではなくて辺境の方にいるので、物足りないと思ったら上の星系Mapだと下の方に行ってみるとよく遭遇する。4機編隊程度で飛んでいてミサイルを放ってくるので、それなりに装備していかないとアッという間にやられる可能性がある。


3.商業

 これはデモだとそれほど出来ない。近距離なので価格差が少ないからだ。それでも結構やれば稼げそうな物も有るので(またデモだと少額でもレベルが低いので役には立つ)、取り合えずは出来るだけ多くのSystemを回って価格を調べるのが良いだろう。便利な事に全ての価格一覧は自動的にメモとして表示されるので売買はやり易い。ただし貨物が多く積めるようなスペースが無いと効率が悪くなる。

 トラクタービームは敵の残骸等を回収する物で、これらを売って稼ぐ事も出来る。近くに行ってビーム照射で回収。ただし長時間掛かると新たな敵がやって来る事もあるの注意。


<MULTIPLAY>

 ゲームのマルチプレイについて少々。このゲームではちょっと変わった形態でのマルチプレイをサポートしている。基本的にDedicated Serverを使用してのプレイとなり、ここに最大で32人程度までが同時アクセスしてプレイ出来る(理想は16人まで)。ゲームの世界はシングルと全く同じ世界で、ホストが戦闘用のServerとして設定していれば各人の対決Serverになるし、攻撃不可にしておけば多人数が入るフリーモードの世界となる。
 この場合は各人はシングル同様に勝手なプレイをして構わない。他のプレイヤーと取引しても良いし、ミッションを複数人数で受けてCoopする事も出来る。ゲームの進行はServerのみに保存されるので、他のServerにそのデータを持って行く事は出来ない。いわば小型のMMOGスタイルであり、独特な形式と言えるだろう。問題はこの形式だと公式の物以外は入り難いという点か(個人の物だとServerが無くなった時点で自分の進行データも無くなってしまうので)。MSがServerをどの程度用意してくれるのかはまだ分からない。

 個人ベースで言えば仲間同士でプレイして定期的に進行させていくという遊び方は可能なのかも。この辺あまり情報が無くて良く分からないのだが、製品も出たので追々何が出来て何が出来ないのかは判明してくるはず。


<総論>

 確かに十分デモでは楽しめたし全く馴染みの無い人にも入り易いゲームとは思うのだが、一度慣れると簡略され過ぎで不満が出てくるのではないかと思えた。情報を見るとやはりそれほど取れる行動やランダムミッションにバリエーションは無い様で、個人で行動する以上は限界があるのは仕方ないのだが、それなら複数人数でのミッションを取り入れて欲しかった所である。プレイヤーの行動によってダイナミックに世界が変化するといったシステムでも無い様だし、その点はちょっと不満。いろいろなタイプのゲームプレイを楽しめるというのが売りだが、世界自体が単調となるとそれほどリプレイ性は無いかもしれない。

 一方でメインとなる戦闘部分に関してはかなり面白い様で、後半に行くに従って武器のバリエーションも増えるし、それなりにテクニックも必要となるようだ。シムというよりはアーケード寄りなのだとデモからも感じるが、それはそれで個人的には嫌ではない。それと実際のゲーム世界の広さと多様さは相当な物の様で(それ自体が変化していく物では無いにしろ)、初回プレイ時には新たな発見も多くて楽しめそうな気がする。後は船体は常に一隻しか所持出来ないというのはどうかと思うが、船をミッションに適した仕様にカスタマイズしてやるといった作戦面での面白さは有りそうだ。

 これからしばらくはFPS系の注目作も結構出るのですぐに購入は無いと思うが、一応候補作として考えている。日本語版のリリースもあるので、それは時期とマルチプレイの状況を見ての検討になりそう。


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