シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。途中での変更は出来ない。レベル単位でのリプレイ機能も無し。 セーブ&ロード 任意の地点でのセーブが可能。クイックセーブも可能で履歴を2個まで保持する。オートセーブは各レベルの最初のみ実施。 OBJECTIVES テキスト表示で現在の目標を確認可能。マップ機能や方向ガイドは無し。 EXTRAS 実績やアンロック要素は無し。 英語 字幕機能有り。時折挟まるカットシーンが冗長と言えるまでに長いゲームであり、その分英語の量も多め。見付けた文章類を読むようなシーンは無く、会話のみなので内容は難解ではないが、相当長い間会話が続くので英語が苦手な人には辛いかも。ただし意味が分からないとクリア出来ないというゲームではない。 |
RECON |
プレイヤーの持つ能力として各種デバイスへのハッキングが可能になっている。これだけ独特な要素なので以下にその操作方法を記す。なおこれはUK版での操作方法であり、北米版のマニュアルだと一部その記載が異なる。操作方法を変えたのか、或いはマニュアルの誤記なのか不明。 1.近くに操作可能なデバイスを検知すると、画面右上のアンテナ型メーターがその距離によって変化する 2.非常に近くに来るとメーターが点滅と音で知らせるようになる 3.ReConキー(TAB)を押すとハッキング画面へと切り替わり、そのデバイスの在る方向が矢印で画面上に表示される 4.照準をデバイスに合わせると名称を表示すると同時に自動的にハッキングが始まり、進行状況を画面上で知らせる 5.ハッキング完了後にUSEキーにてそのデバイスを操作可能になる 6.抜ける際には同じくUSEで操作を終了する デバイスの種類としては以下の様な物が存在する。 *カメラ (周囲の様子を観察) *パイプ (爆発させて近くの敵にダメージを与える) *ローダー (荷物の移動) *地雷 (移動操作して敵にぶつける事で爆発させられる) *タレット (敵を攻撃可能) 中でもローダーの操作が分からないという問い合わせが掲示板で多いので解説。ハッキングすると移動キーで操作可能になり、アームの動作はマウスホイールにて行う。アーム先端にはマグネットが付いているのでこれを鉄製の箱に近付けてやり、LMB押下にてアタッチとデタッチ操作が可能。この際に箱の上面から吸い付けて持ち上げるのではなく、箱の正面に行ってそのこちらに向いている面をマグネットで吸着するように働く。 |
GRAPHICS |
自社製のEnforce2 engineを使用。会社側自身がこのゲームはテクノロジー先行という意図で製作されていると宣言しており、物理エンジンと並んでグラフィックスについてもそのクオリティの高さを前面に推し出して宣伝が行われていた。グラフィックスの優秀さを宣伝しないFPSゲームは稀だが、一方でゲーム性よりも優先してグラフィックスを推して来る会社というのも珍しい。 SF系で惑星に建てられた施設内のインドアがベースとなり、ライティングの処理を重視している点からDoom 3を連想させる。ノーマルマッピングをベースに様々なライティングのエフェクトをミックスするという高度な処理を行っているという主張だが、確かに反射やハイライト等の(当時の)最新処理が含まれており、オプションからの切り替えでその効果の程を見る事が出来る。床や壁面等でもノーマルマッピング他が使用されている箇所が多くてそこに光が当たる表現などは綺麗に見えるし、キャラクタへの各種ライティング処理系のテクスチャの重ね合わせ処理も行われており、特にユニフォームのエナメルの様な質感はなかなか良いと感じる。ただ不自然に明るすぎて見え難いブルームの処理には問題有り。また光が漏れだしているような表現は綺麗なのだが、ダイナミックな影生成についてはそれ程高度には見えなかった。全般的にはテクノロジー面での技術の高さが伺われて、自信を持って推しているだけの事はあると言えるだろう。 モデリングでは銃の造形がオモチャの様で重量感が感じられずあまり良くない。また各種計器類は細かい方だが、繰り返し同じ物が登場するのが目立つ。同様にインドアの風景があまり変わり映えしないのは弱点。テクスチャは精度が高い物が多くてこれは合格点。 エフェクト系は派手だが、派手すぎて前が良く見えないというゲームプレイ上の欠点は感じられる。例えば銃のマズルフラッシュなどは一様に強く明るくなる風で不自然に見える。蒸気系や火花等は良。大気の揺れとか粉塵の舞い上がる表現は存在するが、かなり控え目で限定されたシーンでしか見られない。弱い点としては炎の表現などは全くリアルに見えないし、爆発表現も比較的地味である。 総合的には綺麗な方だとは思うし、その軽さの方も評価出来る。だが発売年を考えると平均以上だが飛び抜けているというレベルではなく、やはりDoom 3の後発で雰囲気が似ているのでインパクトが薄いという感も否めない。 ワイド画面対応。FSAAはUK版には無し。 |
SOUND |
EAX HDに対応。4SPにて一応定位は感じられるが、あまりハッキリしないというレベルで複数の音が混じると分かり難くなる印象。 BGMはロック系の物が中心で、それが延々と繰り返される方式。戦闘時には別の物に切り替わる。個人的にはあまり良いとは思えなかったのと、周囲の音が聞こえなくなる為に邪魔に思い、音を絞った状態でのプレイ時間が長かった。このサントラはホームページからダウンロードが可能である。 銃の音は独特な味付けでこれも好みではない。ちょっと軽い感じで迫力不足の物が多い。 |