シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はCasual / Hard / Expertの三種類。Normalが用意されていないが、プレイした感じとしてはHardがNormalに当たると見て良いと思う。アンロック後の各チャプターは自由に選択してリプレイが可能である。 ゲーム途中での難易度変更は一応可能。このゲームではメニューからゲームを開始する際に常に難易度を聞いて来る仕様なので、一旦終わらせてメニューに戻り、そこから再度そのチャプターを選択することでチャプター単位でのやり直しは可能。ただしこれをやると武器がリプレイ時のデフォルト設定にリセットされてしまう。また以下のチェックポイントの箇所にも注意。 セーブ&ロード チェックポイントでの自動セーブのみで、マニュアルでのセーブは出来ない。注意点としてメニューからのリプレイ時に選択可能なのは35個ほど存在するチャプターの最初だけで、プレイ中にメモリ上にセーブされるチェックポイントには戻れない。 つまりセーブが行われた際に同時に右上にチャプター名も表示される箇所が正式なセーブポイントで、チャプター単位でリプレイする時に選択可能な箇所となり、それ以外のチェックポイントは現在のプレイ中にのみ有効となるメモリ上限定の保存地点となる。よって正規のチェックポイント以外でゲームを終わらせてしまうと、再開時にContinueを選択してももっと前からのリスタートになる可能性が有る。一旦メニューに戻ってから難易度変更を行ってやり直す時にも注意。 OBJECTIVES 現在の目標はESCキーで確認可能。目標の方向を示すミニマップ等は無し。ただ仲間の隊員の進む方向で見当が付けられるシーンはある。 DOSSIERS マップ内に置いてあるドキュメントを集める事で、ゲームの背景設定等の情報欄をアンロック可能。これは大きな目立つアイコンが上に現れるので、進行ルート上に在るのならば見つけ易いが、隠されている物もあるのでコンプリートは難しい。 実績はPC版では用意されていない。 英語 残念ながら字幕機能は持っていない。クリアにはほとんど関係ないが、やたらと登場人物が喋るゲームなので機能が無いのはマイナス。 |
部 隊 シ ス テ ム |
ゲームが売りにしている部隊システムについての解説。 ほぼ全てのシーンでプレイヤーには2人の隊員がサポートに付いており、ワンボタンでいろいろな指示を出せるようになっている。 *地面を指してボタンを押すとマーカーが出現し、原則的にそこに全員が集合する *敵を指してボタンを押すと、その敵に赤いマーカーが付いてそれを優先して攻撃する *ドア等のオブジェクトにマーカーが付いている場合、それを指してボタンを押すとドアを爆破したりして開ける行動を採る *タレットを指定してそれを使わせる事が出来る ボタンは共通で隊員別には指示は出せない。通常状態では単にプレイヤーに付いて来るだけであり、「ここで待て」といった待機指令は用意されていない。 次に隊員にはモラルというパラメータが設定されており、これがHighになると積極的に敵を攻撃するようになって、同時に銃撃の正確性も上がる。反対にLowになると消極的に物陰に隠れる事が多くなり、射撃の正確性も低下するという設定。プレイ中は単にHighとLowの表示が現れるだけで、数値やバーの様なハッキリとした値は見る事が出来ない。 このパラメータの値はプレイヤーのパフォーマンスに関係しており、短時間に敵を数多く倒せば上昇し、特にヘッドショットを決めるとボーナスが付いて上がって行く。一方で多くのダメージを受けると低下するという風になっている。プレイヤーがどれだけ上手く戦えるのかが仲間の信頼を生むという設定である。また味方を前に出して戦わせるのは構わないのだが、その味方の兵士がダメージを蓄積させて倒れてしまうとやはりモラルは下がる。その他では味方を誤射したりしても下がるようだ。 |
GRAPHICS |
Unreal Engine 3をシカゴのStrangleholdの開発チームが改造したカスタマイズ版を流用。更にこのゲームの製作チームで必要な機能を付け足したりして使用したそうである。 冒頭で完成度を高める前にリリースされてしまったとあるように、描画エンジンには幾つかの問題が見られる。まず代表的な物として影描画が変になる箇所が存在しており、ギザギザに崩れた様な変な形になったり、影が全て消えてしまうというトラブルも報告されている。また描画にアーティファクトと呼ばれるゴミの様な画像の乱れが発生するケースも有り。他にはオブジェクトが動くという点も関連していると思うが、隊員や敵等が車の様なオブジェクトに重なって描画されてしまうというのも数回見られた。 最適化不足によるフレームレートの低下も指摘されており、グラフィックスの割には重いという声が多い。私は極度な低下は体験しなかったのだが、マップが広いせいもあるのか一瞬止まったりするシーンには結構遭遇した。ストリーミングでデータを内部的に読み込んでいる時に負荷が掛かっていると推測される。 キャラクタのモデリングとして味方の隊員は水準以上なのだが、エイリアン系はノーマルマッピングがあまり使われていない様で、同時期発売のゲームと比較すると不満を感じてしまう。ヌメヌメとした質感を出したり、多数のポリゴンで制作されているかの様な細かさが重要と思うのだが、その域には達していない。 アニメーションの精度も未完成という印象で、例えばMelee Attackなどは攻撃時のアニメーションが無く(意図的な可能性も有るが)、攻撃を押した瞬間に腕が伸び切って当たっている画になってしまう。また死亡時のアニメーションも手抜きに見える。他には隊員が高台から飛び降りるシーンが結構多いのだが、そのアニメーションも粗くて不自然。 プラス点としてはマップに採用した現場のリサーチは入念に行い、その空気感を再現してリアリティを出そうと努力したそうで、その甲斐あってアウトドアの景観は綺麗な場所が多くなっている。エフェクト系では雨の地面に当たる表現や砂塵の舞う所は綺麗。HDR効果も随所に使われている。 16:9, 16:10のワイドスクリーンに対応しているが、全ての解像度が可能な訳では無いようだ。 |
SOUND |
特に3Dサウンドの設定は無いがDolby 5.1に対応している模様。私のX-Fiの4SPの環境では後方定位の効果は見られる。ただし静かな場所でのセリフが主で、戦闘中等は明確な効果は感じられない。 全体的に音数が少ないという印象で、環境音も含めて静かなイメージがある。BGMも印象には残らなかった。 銃のサウンドは一番良く使用するM4の物が今一つなのが残念。他の物は水準はクリアしている。 声優系は個性的でイメージに合っている声質だと思う。 |
MULTIPLAYER |
プレイにはMidwayのアカウントが必要。最大10人までの対戦モードが用意されている。DM,
TDM , CTFという定番の他にはAbductionと呼ばれる、プレイヤーの一人がRebornとなるモードが用意されている。 ブラウザは原始的で、ゲームモードを指定してからサーバーリストを取得する方式。基本的にはQuick Matchで遊ぶタイプのカジュアルなゲーマー向けと思われる。一応試してみようとは思ったが、一つもサーバーが存在しない。Dedicated Server機能が無いので、友人と時間を打ち合わせでもしないとプレイは困難。既に発売当時から人気は全然無かったようだ。 予定されていたCo-opはカットされている。最初から無かったのならばまだマシだったと思うのだが、「(Xbox 360において)Co-opは非常に重要であるから入れる」と宣言しておきながらの撤回は大きなイメージダウンとなったはずである。これもまた発売時期の繰上げが影響しているのかも知れない。 |