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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。プレイ中に変更が可能とあるが、実際には全ての武器を失ってそのレベルの最初からになる。


セーブ&ロード
 任意の地点でセーブが可能。セーブ用スロットは10個。クイックセーブは専用のスロットが有るのではなく、最新のスロットに上書きするの意味なので注意。セーブ画面から何所かのスロットにセーブした後にクイックセーブすると、今セーブしたスロットに上書きしてしまう。よってセーブ画面から使うスロットを決めておかないとならない。


OBJECTIVES
 直接の目標を参照する機能は無い。入手しているカード類を確認する画面は一応あるが、表示が適当であまり意味が無い。オートマップ機能を備えており、拡大縮小して現在位置を確認出来る。Build Engineの様なテクスチャ貼り付けマップは不可。


EXTRAS
 V1.10パッチで新モンスターを含んだアドオンレベルが3個追加される。


英語
 カットシーンには字幕あり。プレイ中はテキストで説明が表示される。

GAMEPLAY
 全部で4つのエピソードから構成されている。各4つのレベルで全16レベル。各エピソード最後のレベルはボス戦用となっており短い。

 Episode 1 - The CondemNATION (地球の施設)
 Episode 2 - In Search of Inception (エジプト)
 Episode 3 - The Shadow Zone    (中世風)
 Episode 4 - The Stonghold of Evil (敵の基地)

 このゲームはQuake等の当時の一般的なFPSの仕様とは違い、一覧からプレイしたいエピソードを選択する事は出来ず順番にプレイするしかない。(Readmeにはレベルを選択して起動する方法は書いてあるが)。また[Weapon Reset]という項目が有り、これをオンにすると新エピソードに入った際にデフォルト以外の武器が全て無くなった状態からのスタートとなる。オフならヘルス, 武器, 弾薬等の状態は持ち越される。

 プレイ時間は難易度Normalにて10時間は掛からなかったと記憶している(8時間位か?)。短いという印象でここは弱点の一つになっている。難易度を上げると敵が増えたりするのでリプレイ性はあるとも言えるが、Hardでは極端に難易度が上がるらしいので問題もあり。


 ゲーム進行は閉じている扉を開く為にその方法を探して回るというスタイルだが、定番のキーやカードを探してきてそれで開けるという事は少なく、スイッチやボタンで開ける物が大半。しかしそのスイッチが目的の扉の近くに在るとは限らず、かなり離れた場所が開くというケースも多々あり、しかもドアに開閉状態を示すランプ等が無いという設定。ヒントのメッセージが出るケースもあるが(Xをすればここは開く等)、無い場合には道中で開かなかったドアを憶えておいて、スイッチを押したらどこが開いたのかをマップ内を彷徨って確認しないとならない。それと進行方向が一直線では無く、いろいろな方向へと進めてしまうマップも有るので、選択したルートによっては開閉の順番が解り難くなるという状況に陥ったりもする。それ故にルート探しはレベルによっては難解である。ただしオートマップ機能があるので、一度通ったルートを探索するのは大分楽にはなっている。

 または壁の裂け目を見付けて撃って壊したり、届かない場所に在るスイッチを撃ってオンにする必要があったりもする。隠し通路を見付けないとならないケースにも遭遇するが、この場合にはヒントがあるので注意深く探せば何とかなる。(失敗した人間の血痕が付着しているエリアで、それが着いていない箇所が在る等)。


 トラップ類も存在しており、中には初見で避けるのは無理という感じの即死トラップも含まれる。風車の起こす風を計算して移動しないとならないとか、タイミングを要求されるアクションシーンも幾つかあり。一番の難関と思われるのは制限時間内に一定のアクションを達成しないとならないシーンで、ギリギリの時間しか用意されていない場面も出て来る。

 ジャンプで落ちないようにして渡るというシーンもあるのだが、このゲームではジャンプの感覚が独特で、ほとんど上に飛ばずに水平方向へと滑るように移動するという感じであり、慣れるまでは跳び移る動作がやり難い。(逆にある程度の隙間ならば、ジャンプせずに走れば空を飛ぶ様にして渡れてしまう)。特に落ちると即アウトの場所ではクイックセーブの多用に頼る事になる。


 エピソード毎にロケーションは異なるが、エピソード内での各レベルの設定には大きな違いは無く、景観的には単調な感は否めない。各エピソードはあまり長くないので飽きが来る様な事は無いが、変化に乏しいというのは確かである。また全体的に暗い場所が多く陰鬱な印象が強いが、これはプレイヤーの好みによるので欠点とは言えない。一方で敵の使い回しが少なく、エピソードによって登場する敵が異なっている点は評価出来る

 マップのデザイン面ではエンジンの仕様上の欠陥が存在している。疑似3Dという制限から高さを持った構造を作れないらしく、二階建てとか高所に登れるという構造が出て来ない。段差は一応在るのだが、天井までは3m程度の高さが限界で、それを中央から上下二つに区切って1.5mずつ上段と下段という風に分けて使っている様な感覚。この制限からジャンプは少ししか上に跳べないし、階段の形状がやたらと段差が低い物ばかりで見た目にも違和感が強い。何よりマップ構造にバリエーションが足りないという悪い結果に終わっている。

BASICS

*一人称視点固定
*疑似3Dなので、上下方向は一杯まで視点を動かせない
*下段のステータスバーは消す事も出来る
*武器は全て持ち歩ける
*構えた武器による移動速度制限は無し
*リロード操作は無い
*ズーム機能は無い
*移動等で照準のサイズは変化しない(弾の散らばりは武器により固定)
*屈みの動作は無い
*ジャンプの高さは非常に低いが、場所によっては押し続ける事でよじ登れる
*Runキー押下で高速モードとなり幾らでも走れるが、常に走るようにも設定が可能
*アイテム回復方式。ヘルスとアーマーの概念を持ち、それぞれ最大で200まで。
*携帯可能なメディキットは無し


 回復アイテムの種類は以下の通り

・メディキット: +20の一種類のみ
・ダブルヘルス: +200で時間と共に減少はしないタイプ。
・アーマー: 倒した敵の落とす物で+2
・ヘルメット: +100アーマー
・アーマースーツ: +200アーマー


 パワーアップアイテムは三種類。全て取った瞬間から発動する。

・Invisibility: 透明化して一定時間敵に気付かれなくなる。攻撃したり近付いてしまうと解除される。
・Reflector: 敵の遠距離攻撃弾を弾き返す
・Chojin Mask: 一定時間無敵

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