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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はVery Easy / Easy / Normal / Hard / Very Hardの5種類。ゲーム途中での変更は出来ない。クリアしたミッションはリプレイが可能になり、その際には難易度の変更が可能である。

 ただしリプレイ時のミッション開始前の装備選択については、シングルプレイ中に装備選択画面が出て来るミッションのみ行える。構成上繋がっている2つ目以降のマップ(ミッション)では選択は不可というのはシングルプレイと同じである。シングルプレイ中は前のミッションにおける最後の時点の装備がそのまま持ち越されるが、個別ミッション選択からだと常にデフォルト装備になる。


セーブ&ロード
 何時でも自由にセーブが可能。しかしスロット数は10個とゲームの長さに対しては少ない。クイックセーブは履歴を4個保持する。

 なおこれはゲームプレイの項で解説するが、直前のセーブに戻ってもどうしようもなくなるというケースに遭遇する恐れがあるので、常に適当な間隔で任意セーブを行っておく事をお勧めする。昔のFPSと同じで一切のオートセーブが行われない為に、最悪の場合はミッションの最初から数時間分をやり直すハメになるかも知れない。


OBJECTIVES
 アウトドアでは全体マップを表示可能で、ここにObjectivesの進行状況や目標地点が表示される。プレイ画面でもミニマップに方向指示が出るので判り易い。行きたい方向にマーカーを指定する事も出来る。

EXTRAS
 アイテム収集やアンロック要素は無し。

英語
 字幕表示あり。ログも残るので後で参照出来る。

IMPLANTS
 SF設定の中での大きな特徴としてCybertech Implantsという人体改造要素が存在している。ただし事前のアナウンスとは異なり、プレイヤーが好みのインプラントを埋め込んで自由に成長させられるとか、ミッションに応じてインプラントを差し替えられるという要素は無くなった。

 埋め込まれるインプラントはゲームの進行に応じて固定であり、全7種類のインプラントは進行に応じて増えて行く。つまり(ゲーム途中からは)全てのインプラントを装備して随時使えるという形式に変わっている。なおこれには“同化”というプロセスが伴い、人体改造を行って埋め込んだ後に、それが効率良く使えるようになるまでには時間が掛かるという設定である。同化レベルの進行は固定値となり、やはりストーリー進行に応じて増加していく。(ハッキングの能力だけは最初から持っており、同化レベルの概念もない)。


 インプラントの使用は発動キーでON/OFFする方式で、デフォルトではテンキーの1-7、他にF1-F4に良く使う物をバインド可能。複数を重ねての使用も可能であり、全てを同時にONにする事も出来る。だが使用すると神経系に負荷が掛かり、画面上の青い負荷メーターが上昇していく。もしフル近くになると警告音が鳴り、それを越えて最大値に達するとオーバーロードとなって、若干のダメージと画面がフラッシュして短時間だが周囲が見え難くなるというペナルティあり。

 使用の際には同時使用数が多くなればそれだけ負荷も大きくなるが、逆に同化レベルが高い能力ほど負荷は低く抑えられるので長時間の連続使用が可能となる。この負荷メーターがフルから完全に回復するまでには30秒程度掛かる仕様なので、あまり乱発は出来ないようになっている。OCSというクールダウン用のアイテムは一応在るのだが、ミッション開始前の装備選択時に一個のみを選択可能なだけでマップ内では(おそらく)手に入らない。


Implants  解    説
Targeting Assistance  銃の正確性を高める(照準が小さく縮まる) 
EyeScope  スコープを持たない武器において数倍のズームを可能にし、ヘッドショットをやり易くする
Adrenaline Processor  移動速度を倍加
Dermal Armor  被弾ダメージを半減
Muscle Improver  リコイルを軽減。敵の攻撃を受けた際のノックバックも同様。
HMN Vision  一定距離までならばオブジェクトを透過して生物の外形を検知可能。ただしその間の被弾ダメージ増加。
Reflex Booster  周囲の時間がスローダウンしたように見える能力。ただし自分の速度も同様に遅くなる。

基本システム

*アイテム管理
 アイテムの装備はスロット方式。しかしそのスロットのサイズは小さめで、持ち歩ける装備の量は限定される。特に武器のサイズが大きいので、原則的にはハンドガンとメイン武器を各一つしか携帯出来ない。メイン武器を2丁装備するのは不可能ではないのだが、強力な武器はサイズも大きめで、下段のメイン武器スロットに2つ装着すると他に何も入れられなくなる。小さな武器なら隙間は出来るが、各武器別の弾薬のサイズが大きめな上に一定量に付き一つのスロットを占有してしまうので、それぞれの使用する弾を大幅に減らさないとならなくなる。またメディキット等の携帯数も減らされるので実用的ではない。

 スロットのマネージメントはかなり面倒。落ちているアイテムを拾ったり、敵の死体をサーチして出て来たスロットからアイテムを移す場合、空きが有るなら自動的に入るが、埋め方が適当なので隙間が飛び飛びで空いてしまい、空きスロット数は足りているのに入れられないという事がよく起きる。よって内部をプレイヤーが整理して入るだけのスペースを作り出さないとならない。また“交換”という機能が無いので、持ってきたアイテムを捨てたいアイテムの上にドロップしても入れ替わらず、先に捨ててから空いている箇所に入れる必要がある。同様にズーム状態にしていると操作が行えないのでこれもまた不便(トグル方式のキー操作の場合、見た目にあまり差がないのでズームしているのかが判断し難い)。

 メイン武器の交換も面倒である。まずはドロップキーで現在の武器を捨てる。その後インベントリーを開いて、その武器用の弾薬を幾つかドロップ。その後目的の武器をUSEで拾うが、この時にサイズが大きい武器だと更にスロット内の整理が必要になる。弾薬のタイプが異なるのならばそれも拾ってようやく交換が終了。元の武器に戻すにはまた同じプロセスを繰り返す事になる。その為にロケットランチャーに持ち替えて敵を倒すというイベントの時などは、素早く交換出来ないと不利になるケースが出て来る。


*HACKING
 扉を開けたりするのに管理者として端末にログインが必要なケースが数多くあり、当然パスワードは知らないので画面に表示されるハッキングボタンを押して、それを成功させないとならないというシステムである。ここで行われるのは同じ図形の描かれたパネルを合わせて取り除く、いわゆる神経衰弱のミニゲーム。制限回数以内に2〜3枚の同じ図柄を組み合わせて全て取り除かないと失敗になる。

 しかしこのハッキングのミニゲームは詰まらない。難易度の方は最後まで一度も失敗は無い程度のレベルと寛容だったが、結構回数が多いのでその繰り返しに飽きてくる。後半になると単なる面倒な作業でしかない。これならパネルにアクセスして目的の操作をさせるだけの方がマシだった。

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