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NAZI ZOMBIES
 これは次々に現れるゾンビの群れと戦いながら出来る限り長く生き延びるというゲームモードで、ソロか4人までのCo-opとしてプレイ可能。コンソール版では画面分割による2人プレイにも対応している。本来はシングルプレイをクリアすると出現する物だったのだが、現在では最初からプレイする事も可能になっているようだ。

 元々は収録マップが一つだけというオマケ的なモードだったのだが、主役の筈であったキャンペーンCo-opを上回る人気を獲得し、DLCでマップの追加と共にルールも大幅に拡張され、続編のBalck Opsにも収録されるまでに至った。


 ストーリー設定は各マップ毎に用意されており、“Nazi”という名称に反して日本兵のゾンビが登場するマップも在るので、現在では単に“Zombies”と称される事が多い。UT2004のInvasionと同様のラウンド制で、その間に登場するゾンビを全て倒せばクリアとなり次のラウンドへと進める。ラウンドが進むほどゾンビの数が増すと共に、彼等の耐久力や移動速度も上がって難易度が増して行く。明確なクリアという設定は無く、ラウンド数はゲームオーバーまで幾らでも続いて行く仕様。

*誰かがロビーで部屋を作成してそこに集まってから始める方式
*進行中のゲームに途中から入る事は出来ない
*Co-opでは最低でも2人居ないとスタート出来ない

*ロビーを作成した人がホストになるListen Server方式
*4人のキャラクタのスキンはマップによって異なり、プレイヤーが自分で選択する事は出来ない
*マルチプレイの経験値はここでも計算される
*難易度設定は無し
*botは無し
*参加人数に応じて何等かの難易度調整機能が働いているのかは不明
*こちらではDeath Cardsは使えない



 Co-Opに参加する際のインターフェイス系はキャンペーンCo-Opと同じなので、サーバー検索にて他者のサーバーに入り難いという点は一緒。




 マップは閉鎖された空間となり、ゾンビは外部からやって来るが、プレイヤーは外に逃げる事は出来ない。幾つか存在するゾンビの侵入口を守りながら戦う事になる。侵入口となる窓や壁の穴は修復が可能で、近付いてUseを実行すると徐々に修復が進んで行く(この間は別方向を向いたり、銃による攻撃も可能)。ゾンビはこれを破壊して入って来てしまうが、それまでの時間稼ぎとして有効な手段である。各ラウンドをクリアすると、次のラウンド開始までに装備等を整えるインターバルが短時間設けられている。

 ダメージは自動回復方式。短時間に一定以上のダメージを受けるとその場にダウンしてしまう。そしてその許容量は相当にシビアな設定で、数発殴られる程度しか耐えられない。ソロだとプレイヤーがダウンすればそれでお終いだが、最大で4人までが参加可能なCo-Opではルールが異なる。ダメージにより倒れるとLeft 4 Deadの様にピストルによる攻撃のみとなり、30秒間以内ならば他のプレイヤーが近寄って回復させる事が出来る。間に合わずに死んでしまった場合は待機状態となって、生き残っているプレイヤーがそのラウンドをクリアすれば、次のラウンドから復活してプレイを再開出来る。(ただし所持武器はリセットされてしまう)。参加プレイヤーが全てダウンしてしまうとそこでゲームオーバー。

 敵のゾンビにはヘッドショットが有効なのだが、体を大きく揺らして移動して来るので的確には当て辛い。それとゾンビの中には倒れた後に這って攻撃してくる者もいるので、確実にトドメを刺すまでは油断は禁物である。また背後から近付かれても通常は分からないので、開けた空間では対応が難しくなる。弾薬も高ラウンドに進むと不足しがちとなり、その確保も大事な要素となる。



 発売時に収録されていた唯一のマップである“Nacht der Untoten”(Night of the Undead)を例にして、その時点での基本的なシステムを紹介する。このマップはエリア数が3つと単純な構造で、マップ全体も相当狭い造りである。入門用に適したマップと言えるだろう。


 各人はプレイ開始時に500p(金)を所持しており、このポイントを出来るだけ早く多く稼ぐのが重要となる。ポイントは攻撃を当てると10, 倒すと60, ヘッドショットで倒すと100, ナイフキルだと130という様になっている。壁の修復でも10ポイントを貰えるが、ラウンド毎に上限が設定されている。

 使い道の第一は武器の購入。初期状態ではプレイヤーはハンドガンだけとなり(他にはノーマルタイプのグレネード)、壁にチョークで武器が書かれた場所に行きポイントを費やして購入する事になる。弾薬も同じ場所で買える(マップ内に武器や弾薬は落ちていない)。

 次に最初の部屋から他のエリアにアクセスする為に、ドアを開けたり障害物をどかしたりするのにもコストが掛かる。これは750〜1000p程度。一度開いた場所は再度閉じる事は出来ない。その後のルール拡張で様々な仕掛けを作動させたり、パワーアップアイテムの購入も可能になったが、それは各マップの項で説明する。



 そしてMystery boxという特殊な装置があり、ここでは950Pを支払うとルーレットの様に武器が回って、止まった物が入手可能となる仕掛けになっている。当然現在の所持武器よりも弱い物を引いてしまうという外れもあるのだが、火炎放射器, MG42, FG42の様な強力な武器を得る事も可能である。そして特殊武器として光線銃(Ray Gun)が入っており、これは大きな破壊力を誇る。倒れた時にピストルの代わりに使えるのも利点。どのタイミングでこれを引けるかで難易度が大きく変わって来るとも言える。なお外れの場合にはポイントを損するだけで、無理に出た武器と交換する必要は無い。


 敵を倒すとランダムに落とすボーナスアイテムが用意されており、これは30秒間その場に残って誰かが取った時点から効果が発動する。ただし状況によっては取らない方が良い事もあるし、取るタイミングを考えないとならないケースも出てくるので注意。

Ammo Box: 弾薬がフル回復する
Double Points: 30秒間の間ポイントが倍になる
Atomic Bomb: 一定範囲内のゾンビを全て倒せる。ただしポイントにはならないので逆効果になるケースも。
Insta-Kill: 30秒の間、一撃でゾンビを倒せるようになる

MAPS


◎Verruckt

 最初の追加マップ。英語でAsylumの意味(精神病患者の療養所)。大幅なシステム拡張を実施しており、以後はBlack Opsに収録のマップに至るまで、この時の変更がゲームの基礎になっている。



 マップは格段に広くなり、多数のエリアから構成されるようになった。ゾンビの侵入口も相当増えている。それぞれのエリアを移動するには扉をアンロックしないとならず、全てを開けようと思ったらコストも掛かる事になる。最初のマップは構造を憶える必要もないほど単純だったが、このマップ以降はどういう風に接続されているのかを繰り返しプレイして憶えないとならなくなっている。

 マップが広くなった分逃げられるスペースも増えているが、ゾンビの移動速度や強さが最初のマップよりもアップしている。2発も殴られればダウンしてしまう上にタフになったので、プレイヤー側が利用出来る新システムを活用しないと対抗するのが困難。

 エリアが広くなったので、Mystery Boxに頼らずに壁から購入可能な武器が増えている。その代わりにMystery Boxから血塗れのテディベアが出現する危険性が加わっており、これを引いてしまうとボックスがマップ内の別の地点にテレポートしてしまう。(候補地点は最初からテディベアが置かれている場所)。その為にボックスが在る場所で籠もり、何回も繰り返しそれにチャレンジするという作戦が常には使えなくなった。


 新しいシステムの第一は発電機。マップ内に発電機が設置されており、これをオンにする事によって初めてマップ内の各種機能が使える様になる。ただしスタート地点からは離れた場所に在るので、そこに至るまでの扉をポイントを費やして開いていき、電源を入れる事がプレイヤー側にとっての最初の大きな目標になる。

 電力回復後に使える販売機がPerk-A-Cola Machines。全部で4種類存在しており、ポイントを支払って飲む事でパワーアップが可能。重ねて購入する事も出来るが、一度ダウンしてしまうと助け起こして貰えたとしても全て無くなってしまって買い直しとなる。高ラウンドに進む為には必須となるアイテム。

種  類 価 格 効  果
 Juggernog 2500  ダウンするまでの耐久力をアップ
 Double Tap Root Beer 2000  武器の連射速度をアップ。弾薬消費も早くなるので武器によっては逆効果。
 Speed Cola 3000  武器のリロード速度をアップ
 Quick Revive Soda 1500  ダウンしたプレイヤーを助け起こす際の速度をアップ


 続いて電撃を与えるバリアが各所に設置されていて、近くのスイッチで1000pを支払う事で短時間オンに出来る。これに触れたゾンビは死ぬかスピードダウンする効果を持つ。手に負い切れない程の数に襲われた時や、仲間を助ける等で時間的な余裕が欲しい際には有効なバリケードとして働いてくれる。ただしプレイヤー側もそこを通れなくなるし、これで倒してもポイントは入らないというデメリットもあり。

 兵器としてはBouncing Betty(地雷)が追加。1000pで購入するとラウンド毎に2個ずつ追加される。これもゾンビが増えてくる後半では重要なアイテムとなる。


 このマップ特有の設定としては、Co-opの場合スタート地点が分かれるという仕様になっている。左右の端の部屋に2人ずつ分かれる形でスタートし、どちらかが中央まで進んで電源を入れるとエリアが連結される。死亡した場合に復活するエリアも固定なので、4人の場合には2人ずつコンビで進めて行くしかない。




◎Shi No Numa

 日本を舞台にした第三弾マップ。時間帯は昼間でアウトドアエリアが結構広がっているという構成。このマップのみゾンビが日本兵になっている。キャラクターのスキンもロシア, アメリカ, ドイツ, 日本兵に刷新されている(Nikolai, Dempsey, Richtofen, Takeo)。



 このマップからの新要素を挙げると、第一に新たな敵としてHell Houndsが登場する。数ラウンド進んでから、ランダムにこの敵が出現するラウンドが発生する様になる。電撃と共にプレイヤーの近くの空間に出現し、高速で襲い掛かってくる燃えさかる地獄の番犬で、特に死ぬと爆発するタイプは厄介な相手となる。大抵は皆で隅に籠もって迎え撃つ事になるが、適した武器が無いと応戦が難しい。

 新武器としてWunderwaffe DG-2。複数のゾンビを貫く電撃を放つ実験兵器。弾数は少ないが最大で10体のゾンビを撃ち抜ける強力な武器で、Mystery Boxからしか出せない。

 新しいバリアとしてFlogger。高速回転式の丸太でゾンビを吹き飛ばす。電撃バリアとは異なり、こちらは作動中でも下を這って通り抜けられる。それと高速で上空を通って帰れるロープウェーの仕掛けも用意されている。


 マップの構造自体は比較的解り易く、スタート地点である中央の小屋から4つの建物へとアクセスが可能という設定。それぞれの小屋に行くにはアウトドアへと出る必要があり、沼に踏み込むと移動速度が低下するという風になっている。4つの小屋はそれぞれThe Common Room, The Fishing Hut, The Doctor’s QuarterThe Storageと言う名前で、各小屋にはひとつづつPerk Machineが在るのだが、このマップでは到着時にルーレットが発動してランダムな販売機が現れるというシステムになっている。基本的にはJuggernogが一番欲しいのだが、それが何番目に出せるかという運の要素も関わってくるマップと言える。なおこのマップには発電機は無く、販売機を使うのに電源を入れる必要は無い。

 Mystery Boxからテディベアが出る確率が高く設定されており、移動したBoxを追い掛けて移動する事が多くなる(場所は空を見ると解る)。販売機の場所もバラバラだし、一箇所に長く籠もらずに皆であっちこっちへと移動する事が多いという移動に忙しいマップとなっている。それだけに皆で揃っての行動が特に重要。




◎Der Riese

 “Zombie Factory”の意味を持つ4番目のマップ。一番広くて構造も把握し難い上に、敵の攻撃が更に強力になっているので難易度も高い。



 新要素としてPack-a-Punch Machineが加わった。スタート地点にある武器強化マシンで、5000pにて渡した武器をパワーアップしてくれる機能を持つ。ただし使用するにはマップ内の3つのテレポーターを全てリンクさせないとならない。

 テレポーターも初めての出現で、全部で三箇所に設定されている。まずは発電機によりマップ全体に電源を入れるのが第一。その後テレポーターの上でUseを押すとタイマーが発動するので、切れる前にスタート地点のメインフレームに戻って同じくスイッチを入れてやり接続を完了させる。以後はテレポーター側からメインフレームへとテレポートが可能になる。

 新武器としてMonkey bomb。L4Dにおけるパイプボムと同様に、シンバルの音でゾンビを引き付けてから爆発する。時間的な余裕が欲しい場合に役立つアイテム。

 Bowie Knifeはナイフに代わりに持てるMelee Weaponで数段上の威力を持つ。死亡しても保持されたまま。ただしあくまでも近接武器なので、高ラウンドでも使えるという物ではない。

 ゾンビが落とすボーナスアイテムにはCarpenterが追加された。周囲のゾンビの侵入口を即座に補修して塞ぐ効果を持つ。


 マップとしては4個の中でも最も難しいという印象。Pack-a-Punch Machineという強力な装置が追加されたが、逆にそれに合わせて敵の攻撃力も上がっているので、これを早期に使える様に持って行かないと話にならないというレベル。


問 題 点
 最初はマップが一つしかなくてシステムも単純だったが、その後追加マップと共に新しいルールが加わって戦略性も増し面白くなった。Co-opとしても良く出来ていると思うのだが、一つ大きな問題点が在る。それは難易度が高いという点で、正確には難易度が一つだけしかないのが問題と言った方が的確かも知れない

 Co-opではプレイヤー同士の協力が重視されるが、このZombiesでは各人に要求される、マップの知識, 作戦の知識(定石), 戦闘力等が高いレベルにあり、一般的なプレイヤー向きのゲームとは言い難い。最初のマップでは構造もルールも単純だった為にまだ連携もし易かったのだが、その後の追加マップではシステムが複雑になって憶える事が多くなった。そしてパワーアップ等でプレイヤー側が強化可能になった分ゾンビ側が強く設定されたので、チームとしてその強化要素を活用出来る段階に持って行けないと到底太刀打ちが出来ない。しかし良く知らない同士で組んだチームでは、「金を貯めて、電源を入れて、Perksを購入して...」といった行為の達成が遅れるので、強化前に強くなったゾンビに一気に蹂躙されて終わってしまう事がほとんど。


 同系列のゲームとしてはLeft 4 Deadの様に親切ではなく、プレイヤー側に知識と練習を要求するという点ではKilling Floorに近いが、KFよりももっとプレイヤー側を突き放したゲームである。定石や戦略を知らないチームでは、高ラウンドに進む前にただひたすらゲームオーバーになるのみというシビアな難易度設定。KFでは難易度を変えられるので、Normalならばそこそこの連携でもクリア可能なのに対して、マップにもよるが連携無しでは10ラウンド以上に持って行くのも困難と考えた方が良い。ソロでのプレイにも難易度設定は無く、Co-opよりも進めるのは難しくなっている。

 具体的には「知り合い同士で集まって、固定メンバーで練習しながら高ラウンドを目指す」か、「一緒にプレイして遭遇した上手い人にフレンド申請したりして、そういった戦略を理解している同士でプレイする」かしか、ある程度以上のラウンドに進める方法が無いというゲームである。ボイスチャットを使っての連携の必要性も高い。攻略サイト等でしっかりと勉強してから臨むのは有効だが、やはり一般サーバーでは他の参加者の理解度に左右される面が大きい。ソロであればVeteranをプレイするとか、やり込みが好きな人しか楽しめないゲームと言えるだろう。


 これには本元であるWaW自体の売り上げが大変に良いという点が悪影響を及ぼしているとも考えられる。これが単体のゲームであればプレイ人口を増やす為にいろいろと努力するのだろうが、WaWはマルチプレイとシングルプレイの人気で十分に売り上げを引っ張れるので、特別にこのモードに注力する必要性は無い。またトライしたプレイヤーのその後の定着率は、その難易度からしてL4DやKFに比べて格段に低いと思われるが、何しろ分母が大きいのでプレイヤー人口はそれなりに多く、過疎対策を講じる必要性も薄い。

 難易度設定を設けてもらえれば、何倍もの数のプレイヤーに楽しめると思えるのにこの点は非常に残念。難易度を設ける事自体はそれ程困難とは思えないが、コンソール版ではDLCにも実績やトロフィーが組み込まれており、またそれが非常に重要視されている。そこに難易度の変化を設定してしまうと、実績項目が作り辛くなるという事情が邪魔しているのではないかと想像している。(例えば「Xラウンド生き延びる」という様な実績は、難易度固定でないと意味が無い)。



 最後に難易度の高い理由を幾つか書いておく。一つ目はマップ構造に関する知識。どこに何が在るのかや移動ルートを把握していないと厳しい。しかも参加者全員にそれが要求されるレベル。

 第二に扉を開けるタイミング。最初に電源を入れる為にスイッチのある部屋までいち早く進めば良いなら簡単なのだが、このゲームでは部屋を開けて移動可能エリアを増やすほど、ゾンビの侵入口及び移動ルートが増えて行く。よって適当なタイミングを見計らって、具体的には一定額の金を貯めたり武器を強化してから、扉を開いて新たなエリアに進行するという作戦が定番となっている。出来るだけ守り易い空間に留まって何ラウンドかこなして金を貯め、その後皆で次の段階へと進むというパターン。そして次はこの場所で何ラウンド辺りまで粘るといった定石があり、更に進むとこういう風に戦うといった作戦が追加されるという形。

 しかし定石を知らないプレイヤーにそんな事が分かる訳もなく、善意で自分の金を使って扉を早めに開いてしまうというケースが多い。そうなると二度と扉は閉められないので、それをキッカケにチームが総崩れとなる危険を孕んでいる。かと言って逆に長い時間一定箇所に留まり過ぎると、新しいエリアのより強力な武器を壁から買えなくなるので、強くなったゾンビに対抗出来ずに潰されてしまうという事態も発生する。

 同様に開けない方が良い扉もあったりするので注意が必要。例えば内部に籠もる際には侵入口が少ない方が良いので、一つだけを開けて守る事も多いのだが、そこで他の扉を開かれてしまうとゾンビが別方向からもやって来るようになる。基本的には解っている人の指示に従うべきだが、そういう人がいない際に勝手に開けて行くと失敗してしまう。


 第三に金(ポイント)を貯める必要性。例としてPerksを購入するのは極めて大事なのだが、その場合には置いてある場所に到達してから新たに金を貯めるよりも、事前に皆がそれだけの金を貯めてから到達し、すぐに買える様にしておく方が理想。それには欲しい販売機がどこにあって, そこまでは扉を開けるのにどれだけの金が掛かるのかを把握しておかないとならない。更には通常戦闘時に金を稼げるゾンビの倒し方を実戦したり、無駄に現段階では必要以上の強い武器を高額で購入して、持ち金を減らしたりする事が無いようにする事も大事になる。

 Mystery boxで良い武器を出すのは重要だが、これで金を使い果たされるとチームでのポイントが足りずに困った事になる。またテディベアを引かれてボックスが移動するとその後の作戦に大きな影響を及ぼす事もある。よって壁の武器強化で済ませて金を貯める事を優先するべきラウンドもある事を憶えておかないとならない。なお扉を開けるのにはコストが掛かるので、皆で交代して開けたりもするので頼まれた場合には協力しよう。


 第四に状況の把握。最も基本的な作戦とも言えるのが、最後に1匹のゾンビを残して誰かが囮になりマップ内を泳がせ、その間に他者がマップ内を動き回って窓の修理やアイテム類の購入を行って次のラウンドに備えるという物。その際にグレネードで下半身を破壊してスピードを落とさせるというのも定番の手段。これに気付かずにいきなり殺されてしまうと、すぐに次のラウンドとなり準備が整っていない状態での戦闘を余儀なくされてしまう。ゾンビを殺してポイントを稼ごうとしているのに、Atomic bombで全部消されてしまったりも同類。

 それと武器の数がやたらと多く、能力差等の理解が大変というのもある。Mystery Boxで引いた武器を今の物と交換すべきなのかの判断も最初は難しい。それと上で書いたように金を貯めるのは大事だが、そのラウンドのゾンビに対抗出来るレベルの武器は持っていないとならないので、使うべき時は使うようするべき。しかしその加減を掴むには練習と経験が必要になる。



 取りあえずオフラインでマップ構造や武器の使い勝手を憶えたいという場合、ソロのプレイでは多くの要素にアクセスする前にゲームオーバーになる可能性が高いし、高ラウンドに進むには相当な時間が掛かるので、チートを使って練習した方が早いだろう。開発者モードでマップを起動すればチートが使える様になる。

1.オプションの設定からEnable the console をYesにしておく
2.メニュー画面で「Ctrl + 半角全角キー」押下でコンソールを出す(半角キーだけだと日本語入力モードに切り替わってしまう)
3.devmap nazi_zombie_prototype (これはNacht der Untoten)と入力してマップを呼び出す。他のマップ名はそれぞれasylum / sumpf / factory。
4.マップが読み込まれたら再度コンソールを出して、god(無敵), give all(全武器), sf_use_ignoreammo 1(弾無限)等を入力する


 (2011/01)ネット上でプレイしてみたところ、チートサーバーが流行しているようだ。自分がホストになった時もチートを要求される事が多い。調べてみたが、どうやら連携が取れないランダムなメンバーでのプレイにおいては通常ルールでは難し過ぎるので、その難易度を下げる為にチートでルールを変えているらしい。チートと言っても経験値を不法に稼ぐ物ではないので、経験値によるランクアップには興味が無いならこれでプレイするのもありだろう。

*使えるチートは sf_use_ignoreammo 1(弾無限)のみ。これでもリロードが無くなるのでかなりの戦闘力アップとなる。
*ホストのみがチートを入力出来る
*この状態でプレイしても経験値は入らない。ホストのローカルサーバーに他のプレイヤーが繋ぐというイメージ。
ホストが死亡するとゲームオーバー(他のプレイヤーが生き残っていても)


 以下は実際のCo-opのプレイ動画。動作サイトにかなりの数があるが、ソロでの高ラウンドに達するテクニック等、技術紹介を主にした物が多い。

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