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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はEasy / Normal / Hardの三種類。途中での難易度変更は不可。

 マップの最初の時点での履歴が残るのでそこからリプレイは可能。ただし難易度の変更は出来ない。


セーブ&ロード
 チェックポイント方式だがクイックセーブも可能(ただし特定の戦闘シーンでは出来ないというケースもある)。任意地点でのセーブを保存しておく事は出来ない。チェックポイントは一箇所を自動的に上書きする方式なので、戻ってやり直したいと思ったらマップ履歴の最初からという事になる。

 なおゲームの途中でNew Gameを選択するとセーブが消えてしまうので、新たに別のゲームを開始したい場合にはプロファイルを新しく製作してそちらからプレイする必要がある。


OBJECTIVES
 Journalから現在抱えているObjectivesが確認可能。これは内容が進行するとその都度解説部分が更新される(具体的に次は何をすべきなのか)ので分かり易い。サブの目的は達成不可になった時点で一覧から消える。

 プレイ中に操作可能な場所は反転表示されるので、どこを使えるのか(パネル類), 通れるのか(ハッチやダクト)といった点については見逃しは少ない。ただし一部には反転表示が行われない場所も在って、通常は行われるだけに反ってやる事に気が付き難いというケースもあった。


EXTRA
 Pack of Smokes(タバコのパッケージ)を集める事で番号に応じた項目がアンロックされる。マップ内にシークレットの様に隠されているのが普通だが、一部はNPCから購入するタイプもある。アンロック要素はデザイン画や映画のムービー等。

 ゲームを一度クリアするとコメンタリーモードがアンロックされる。このモードではマップ内にStarBreezeのマークが出現し、これをUseすると製作チームによるコメントを聞く事が出来るようになる(Half-Life 2でも御馴染み)。内容はどんな理由でその場所ではこういう風に設定されているのかという意図の解説, デザインについての説明, 製作の裏話といった物で、長い物では10分以上のコメントも存在している。


英語
 字幕機能有り。NPCとの会話では選択肢によって対応を選べるケースも有るが、大抵は総当り式なので答えを迷うような物ではないし、失敗すると不味いという物でもない。選んだ答えによってその後の展開が変るという時は明確に分かるというレベルだし、後は何かを購入出来るという際の選択程度。


BASICS

*一人称固定だが、特定の操作(ハシゴの上り下り, 手摺に掴まって横移動, ハッチを開けて出入り等)をする時には自動的に三人称になる
*武器類は全て携帯可能
*照準は赤いレーザーサイトで、照準の大きさの変化は無いので命中率の変化は照準からは見て取れない
*二段階のズーム視点が可能で、ズームすると当り易くなる(ように見える)
*屈んでも命中率に変化は無い
*連射し続けると銃身がリコイルで跳ね上がる
*弾薬が残っている状態でリロードすると、弾薬が入ったままでクリップを棄ててしまう仕様
*左右へのリーン操作は、リーンキーと左右移動キーの同時押しで行なう
*リーン状態からは撃てない
*移動速度はそれ程速くなく、スプリントも出来ない


 移動の感覚はややHalf-Lifeに似ており、若干の慣性がついているような感を受ける。また視点の位置が普通よりも低い感じで、背の低い人としてプレイしている様でやや違和感あり。


 ヘルスは自動回復+ブロック表示方式各ブロックは自動回復するようになっており、減ったら動かずに休めば元に戻るようになっている。しかし一度完全に消えてしまったブロックの分は自動回復せず、全てが無くなれば死亡する。無くなった分のブロックを回復させるにはマップ内に設置されたNanoMED Unitsを使う。それぞれが最大でブロック4個分(緑のランプ表示)の回復能力を持ち、その範囲内であれば繰り返し使用出来る。エネルギーが切れた場合には、補充用のカートリッジを持っていればそれでMaxまで再充填が可能。

 ヘルスの最大値はNanomed Stationによる改造で増加させる事が可能で、最初の4個から(全てのマシンを発見出来れば)8個にまで伸ばせる。HUDは最小限の表示しか行なわない仕様なので通常はヘルスの値は表示されず、USEキーを押せば確認可能。


 UD Moneyと呼ばれるゲーム内通貨が用意されている。倒した敵から奪ったり、隠されている物を見付けたりして稼いで、NPCとの取引や店での買い物が可能。

STEALTH
 このゲームはステルスに重点が置かれており、武器を持たずにステルスで行動するしかないというパートも多くなっている。


 まずはその場所の明るさが重要となり、多くのステルスゲームと同様にライトを壊したりスイッチをOFFにしたりして闇を作り出す事が可能である。ライトは銃で撃って破壊出来る物とそうでない物が存在するが、これはプレイしていればその形状で判断出来る様になる。具体的なライトメーターの様な表示は無い。

 屈み動作をすると自動的に魚眼レンズの様に歪んで青いオーラが掛かったような画面になり、これがステルスモードの状態で敵に発見され難くなる。ハッキリとした基準は判らないが、ある程度暗い場所でこのステルスモードならば、敵のすぐ傍まで寄っても発見されなくなるようだ(正面は無理)。そしてリーンの状態では攻撃が出来ないという不便さはあるが、その代わりにこの状態では敵に発見され難くなっているので、周囲を観察するのは物陰からリーンすれば楽に行なえる。


 Riddickの持つ特殊能力にはEyeShineと呼ばれる物が有り、彼はゲーム中にこの能力を身に付けて闇の中でも物が見えるようになる。(改造以降は目を保護する為に黒いゴーグルを点けた状態になる)。機能的にはナイトビジョンゴーグルと同じで、少ない光を増幅して明るさを確保する能力である。暗闇においては自分だけが視界を明るく確保出来るので有利となり、使用時間に制限も無い。しかしこの能力にもNVGと同じ欠点が有って、逆に明るい光を見てしまうと白く潰れて前が見えなくなってしまう。例えばこの状態で銃を撃つとそのマズルフラッシュで前が見えなくなるし、敵の向けたライトでも画面が真っ白になる。

 ステルス状態からの攻撃方法としては接近しての首折りが行なえる(ナイフを持っていればそれを使う)。背後からAlt Fireで敵を捕まえ、その後Useでサイレント・キルが可能。急いで行なう場合にはFireで高速首折りも可能だが、この方法は音を立ててしまうというデメリット有り。それとこの首折り動作は敵が警戒状態に入っていると背後から迫っても使えなくなるので注意。その後の死体は屈んでからUseで掴み、そのまま引き摺って隠す事が出来る。


 ステルスにおける敵のAIについて。敵はライトが消えた状態に気が付く能力を持っており、また暗い場所では銃にライトが装着されているのでこれで周辺を探ったりという行為を行なって来るようになっている。死体に気が付く能力も持っているので、敵の巡回ルートならば死体を引き摺って暗闇に隠しておかないとならない。


 ステルスによる行動は数ヶ所を除くと難易度は高くなく、ステルスをメインにしたゲームにおけるシビアなバランス設定では無い。結構簡単に突破出来るケースも多くて、特に敵を電撃で一時的に行動不能にするTranquilizer Gunは(使えるパートは限定的だが)バランス的に強過ぎる感あり。ゲーム性として複雑さや難しさを狙っていないのは理解出来るが、ステルス面にはちょっと物足りない印象も受けた。

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