THE CHRONICLES OF RIDDICK
ESCAPE FROM BUTCHER BAY
11/02/21
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Assault on Dark Athena (レビュー)
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製作・販売: StarBreeze Studios / Vivendi Games
発売: 2004/12
日本代理店: 無し
※07/06/16 レビューを掲載
※11/02/21 Assault on Dark Athena収録のリメイク版に関連する情報を追加
※ レビュー内容及び使用画像はオリジナル版の物です ※
概 要 |
ゲームを製作したのはスウェーデンのStarBreeze。他にはEnclave, Knights of the Templeといったゲームをリリースしている。 ゲームのクレジットにはTigon Studiosの名前が見えるが、ここはRiddick役のVin Dieselによって設立された会社で、彼の関連する映画作品のゲーム化を担当するという役割。ただし企画面のみを担当しているという事なのか、このゲームでは実際の製作にはタッチしていない模様。 同名映画の内容とは特に関係が無く、『Pitch Black』と今作の間のストーリーを扱っている。一応書いておくと私はこのシリーズの映画は見た事が無い。特にRiddickのファンでは無いという立場からのレビューとなるのをお断りしておく。 Xbox版が映画の公開に合わせて先に発売されており、それから半年遅れてPC版は“Developer's Cut”という形でリリースされている。主な内容の違いは「PC版のみのマップ(Security Research 1 & 2)が追加されている」, 「アンロック可能なコンテンツの追加」, 「Commentary Modeの追加」となる。 Xbox版の開発中は「映画の版権ゲームにはロクな物がない」という理由から本国でも注目されていなかったゲームだが、発売後には評価は急上昇。遅れて移植されたPC版も同様に平均で90点以上という極めて高い評価を受けている。しかしゲームの売り上げはあまり良くなかったそうで、上記の様な理由で予約販売がほとんど無く、好評価後に持ち直したがそれだけでは足りないという結果に終わった。 シングルプレイ専用でマルチプレイには対応していない。 ゲームにはマニュアルが無く、ガイド用の紙が一枚付いているだけ(US版)。発売当時のUS版はCD5枚組みでの提供。 SierraのBestSeller Seriesとして再発されている。しかし現在では親会社の合併を受けてSierraのブランドは消滅しており、またリメイク版が既に出ている事からオリジナル版の方が再発される可能性は低そう。海外amazonを見るとまだそこそこ新品が存在するが、一部はレアという事から値が上がっているようだ。ダウンロード販売サイトでもAoDAの方に差し替えられてしまい見当たらない状況。 ゲームのサントラが無料で公開されており、本元のSierraは消えているが探せばミラーサイトからダウンロード可能。 ゲーム翻訳所さんにて日本語化字幕Modが提供されていたのだが、2011/02現在ではサイトが消えている。 |
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STORY | 主人公であるRichard B. Riddickは、宇宙中から追われている第一級の犯罪者であり、過去に宇宙でも著名な数々の刑務所からの脱獄に成功している事でも有名。そんな彼のトレードマークとなっているのが暗闇でも物を見る事が出来るという特殊な力(EyeShine)で、この能力は昔某刑務所にて特殊な手術で身に着けたという設定になっていた。その能力を身に着けた時の話がこのゲームでは扱われている。 高度なセキュリティに守られ脱獄不可能な事で知られている宇宙でも有数の刑務所Butcher Bay。最高レベルの極悪囚人を集めたこの場所に、お尋ね者のRiddickは賞金稼ぎ(刑事)のJohnsによって護送されて来る。刑務所内に収監された彼は囚人達と協力したり、逆に敵意を向ける内部の看守達と戦いながら、このButcher Bayからの脱獄を目指す。 |
PATCH & DEMO |
V1.1がリリースされており、これは北米と欧州版(EU)ではファイルが別なので注意。これを入れないとゲームが正常に起動しない可能性が高い。ダウンロードでの販売バージョンはパッチ適用済なので逆に適用してはならない。他にはCPUがSSE機能をサポートしていないケースにおいて、インストール時の障害用にSSE
Install Bootstrap Patchも存在する。 デモがリリースされている。時期的にパッチ適用済と思われ動作チェックはこれで可能。 |
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動作環境 & トラブル |
DirectX 9.0以上要 ビデオカードはShader機能に対応している事が必要となり、Radeon 8500 or GeForce 3が最低線。GeForce 4 MXでは動作しない。3D APIもDirect 3Dでは無くOpenGLを使用しており、オンボード系チップだと未対応の可能性もある。OSも98/ME系には対応しておらず、発売時期からすると最低環境は結構厳しい部類。 Vistaや64ビット版での動作報告はあり。またAMD Athlon 64以上用にx64版の実行ファイルを持っている。ただしネット上を検索すると、2009年以前の投稿だがVistaではトラブル報告もかなり多いようだ。 トラブルとしてはプロテクトによってオリジナルのCDを認識しないという件が多く、その辺はトラブル対策の方を参照して貰いたい。OpenGL関連のトラブルはこちら。 *インストール出来ない・起動しない 前に当サイトのBBSでも情報が有ったので確かだとは思うのだが、このゲームは日本語のアカウントからでは動作しないらしい。アカウント名を切り替えてやってプレイする。 *ランダムにクラッシュする・ムービーのシーンで落ちる サウンドの問題が数多く報告されている。EAXを切ったりしてテスト。ドライバの更新も必要。またサードパーティ製のコーデックパックを入れているなら、停止させるかアンインストールしてみる。ビデオカードの場合にはドライバのバージョンを落とすと安定するという情報もある(これは7年が経過した今となっては既に非現実的)。Nvidiaならば”パフォーマンス<->高品質”の切り替え等、ドライバの設定画面からいろいろと変えてみる。 それとマルチコアCPUの場合、シングルコアに設定してやると安定するという情報もあり。 *OpenGL 1.3(1.5)以上が必要というエラーが表示される ビデオカードが最低条件を満たしていないのが一つ。またパッチを適用していないとこのエラーが出る可能性が高い。ノート系PCなどではOpenGLへの対応が疎かだったりするので、上のGL系トラブルの頁を参照。 対応しているはずなのにパッチを入れてもダメならば、RivaTunerの様なTweak Toolを使用して強制的にOpenGLのバージョンを上書きして認識させるという方法がある。起動後にMainタブ→Driver Settings→Customizeボタン→OpenGLボタン→Compatibilityタブ→OpenGL Version String Overrideの値を1.5以上にする。 *Shader 2.0++ modeを選択すると重い 発売当時のトラブルで最新のカードならば問題ないと思われる。このモードはGeforce 6000系に用意された物で、これでONになるdepth/stencil buffer処理が当時のATIのビデオカードではサポートされていなかった為に、Radeon系ではハイエンドのカードでもパフォーマンスが問題となっていた。 *マルチモニタ構成の問題 使用している2枚のビデオカードが両方共にOpenGLをサポートしている物の場合、片方を停止させないとパフォーマンスが著しく低下するという問題が存在する。 *画面が上下逆転して表示される ALT + CTRL + 上矢印キー押下。ビデオドライバによっては画面の回転操作が可能になっているが、何故かそれがゲーム起動時に働いてしまうらしい。 |