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シ ス テ ム

キャンペーン
 難易度はBad Dream / Nightmare / Insanityの三種類。普通は三種類だとEasy, Normal, Hardという区分けになるが、その名称からするとNormal, Hard, Very Hardの意味合いなのかも知れない。(印象としてはEasy, Normal, Hardだと感じた)。

 ミッション単位でのプレイは可能だが、選択方法が一般的な物とは異なっておりちょっと解り辛い(マニュアル記載とも異なる)。New game→難易度選択を実行すると、そこで初めてミッション選択画面が出現する仕様(ミッション選択後に難易度設定では無い)。なおこのミッション画面ではクリアした時以下の難易度しか選べないので注意。具体例としてM1をNightmareでクリアするとM2がアンロックされるので、ここでM2をその下の難易度のBad Dreamに切り替える事は可能だが、次のM3はBad Dreamでのアンロックとなるので、そのM3をそれよりも上の難易度のNightmareに再度切り替えて開始する事は出来ない。M3を再度Nightmareに切り替えてプレイしたいのならば、M2をNightmareでやり直してクリアしないとならないという意味。


セーブ&ロード
 チェックポイント方式で任意セーブは不可。セーブ箇所は一つのみで直前の箇所以外には戻れないし、メニューにも戻る選択肢は無い。戻りたければ一度メインメニューに戻ってコンティニューするか、わざと死ぬかになる。


OBJECTIVES
 現時点の目的の表示機能は無し。進むべき方向は緑の矢印で示される。


EXTRAS
 Steamworksによる実績機能を持つ。マルチプレイ他の成績管理機能もあり。


英語
 ムービーのみ字幕が可能。ヒントめいた事をアリス自身が喋ったりするので理解出来た方が良いが、その内容自体は簡易な部類の英語なので比較的分かり易いだろう。

BASICS
 このゲームの持つ基本的なシステムについての解説。


 画面左上の黄色いゲージがConcentration。言わば精神世界におけるアリスのエネルギーの様な物で、テレポーテーションやDragon’s Grasp(素手による魔法攻撃)で消費される。時間経過により自動的にリチャージされるが、倒した敵が落とす黄色のDreamcatchersを拾っても回復する。

 画面右上のゲージはKilling Spree。敵を倒す事で上昇し、倒せない場合には徐々に減少していく。これをフルにするとBerserker rageが発動し、ダメージアップ, 移動が高速化, ヘルスの最大値が増えるというボーナスが与えられる。紫色のDreamcatchersを拾えば即時このモードに入れるが、これはシークレットにしか置かれていない。

 画面右下のゲージはExperience。敵の落とすゴールドのDreamcatchersを拾うと一つずつ増えて、目盛りがフルになるとブロンズ→シルバー→ゴールドの順にランクが上がって行く。これは武器のグレードアップに関連しており、三段階のランクによって武器の外観や能力が変化して行く仕組み。

 画面左下がHealth。敵の落とす赤のDreamcatchersを拾うと一つずつ増える。このゲームではライフ制を採用しており、アイコンの中の3つの赤いドリップマークが全て無くなるとゲームオーバー。このライフ数はチェックポイントに到達するとフルの3つに回復する。つまり2回までは死んでもOKというルールだが、一回死ぬ毎に武器のアップグレードのランクが一つずつ下がってしまうというペナルティあり。

GRAPHICS
 プレイするまではOverdoseの制作経歴やDreamkillerというネーミングから、てっきりPAIN Engineを使用していると思っていたのだが、I/F画面やグラフィックス面の違いから妙に感じて調べてみると、実際には自社制作のマルチプラットフォーム用となるMENG Engineで制作されている事が分かった。デビュー作のCold Warの制作にも使われていたのをバージョンアップした物だと思われる。Direct3Dではなく、今としては珍しいOpenGLを使用している。

 ライティングに凝っているという印象を受けたが、それ以外は普通レベルで特別に綺麗という所までは達していない。敵のモデリングやアニメーションの単調さは目に付いた欠点となる。Xbox 360とのマルチプラットフォーム(だった)割にはテクスチャ系は解像度が高くて綺麗な物が多いと感じられた。

 通常のプレイ時には特に重さは感じないのだが、突然fpsが落ち込んでしまう現象が発生するのは問題点。

 ワイド画面対応。アンチエイリアシングの機能は持たない。オプションからのグラフィックス系の設定項目も4個のみと少ない。

SOUND
 設定は無いが3Dサウンドに対応しており定位感は良好。

 武器関連のサウンドはあまり迫力が感じられず不満が残る。BGMはいろいろと用意されているが、印象に残る様な曲はほとんど無い。

MULTIPLAYER
 Deathmatch, Team deathmatch, CTF, Conquestの4つのモードを持つ。プレイヤー数は8人まで。無料期間中にもかかわらずサーバー数はほとんど無かったので、プレイ可能な物を見付けるのは困難と推測される。

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