DREAMKILLER

                                  09/12/19



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製作・販売: Mindware Studios / Aspyr Media
発売: 2009/10
日本代理店: 無し


概  要  チェコのMindware Studiosの制作によるアクションFPS。同社はPainkiller: Overdoseを制作した所。今回もタイトルが似通っているが代理店はDreamCatcher(JoWood)ではなくAspyrとなり、作品自体はPKとの関連性は持っていない。

 発表以来ほとんど情報が無く、チェコ語のサイトも検索したりはしてみたのだが、インタビュー他の制作関連の情報らしき物は見当たらないという状況であり、ゲームの制作背景等は分かっていない。

 Xbox 360とPCでの発売とアナウンスされたが、どうやらXbox 360版の方はキャンセルされた模様。


 現時点ではSteamを通してのダウンロード販売のみとなり、リテール版は流通していない。


 09/12/10より“Free weekend”として週末の期間、ゲームの全てのコンテンツが無料公開されていた。私も興味は持っていたので、これを良い機会としてプレイしてみての今回のレビューである。


STORY  主人公のAlice Drakeは幼少期より度重なる悪夢に悩まされており、その余りの酷さに親が彼女をサナトリウム(診療所)へと預け入れるほどであった。しかしある日の事、彼女は夢の中でその恐怖の根源となる要因を、夢の中に存在する彼女自身の力で取り除く能力に開眼する。その後アリスはその特殊能力を活かして心理学者となり、カウンセラーとして同様に心理的な問題を抱える人々を助ける仕事に就く。そして通常の方法では取り除けないと判断したケースに限り、患者の精神内部に入り込んでその根源となる恐怖の元を破壊して治療するという行為に及んでいた。

 しかし突然治療中の患者から連絡が途絶えたりするようになり、彼女の能力に関連する何等かの動きが在る事を察知。その謎に迫る為の行動を余儀なくされるというストーリー。


PATCH

DEMO
 Steam対応なので自動適用。

 デモは無し。

 
動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU 2.4 GHz Dual Core Core 2 Duo 2.8 GHz
Athlon X2 Dual-Core 5200+
MEMORY XP 1 GB, Vista 2 GB 2 GB
VIDEO  VRAM 256MB Shader 3.0対応
Radeon HD 2600, Geforce 7600
VRAM 512MB
Radeon HD 3870, Geforce 8800 GT
SOUND DirectX 9.0c 互換 同左
対応OS Windows XP SP3 / Windows Vista SP2 / Windows 7
DirectX 9.0c以上要


 プレイにはSteamが必須。またNvidiaの提供するPhysXのドライバも必要である(ハードウェアは必須では無い)。


 様々な問題に関して、Steamの掲示板のDreamkiller configuration variablesというスレッドにて、マニュアルで調整する方法が公開されている(非サポート)。例えばマウス感度が過敏過ぎるというトラブルが発生する場合でも、ここでそのパラメータを変更して細かく調整が行える。

 DKではV-syncはONという設定で、そのfpsはデフォルトでは最大で40に制限されている。これは30〜60(垂直同期が60Hzの場合)という幅を持たせた設定だと、fpsの変動が大きい場合に見た目として画面乱れの様な問題が発生する事がテスターからの報告で挙がったので、上限を低く抑えたという話になっている。これもパラメータを設定ファイルに書き込む事で最大値をもっと上に変更が可能。

 fpsの上限と下限を設定して、それを越えると自動的に調整する機能を持つが、そのfpsの判定に瞬時(デフォルト)と一定時間計った結果からという二つの切り替えタイプを持つ。デフォルトの瞬時の方だと大幅にfpsが低下した際にフレームをカットするので、描画のコマが一部飛ばされて見えたりするという欠点を持つ。一方でこれをより長い時間計って補正する方式に設定すると、切り替えが遅くなるので通常の移動速度が速くなったり遅くなったりするという現象が発生し易くなるそうだ。なお補正時間の長さ等も調整は可能。

 個人的にはこの辺のパラメータはいじらなかったが、突然数秒間画面が停止した後にフレームが飛ばされて動き出したり、移動速度が変化したりという現象には遭遇した。


*起動時にh-43 error
 このゲームではグラフィックスAPIにOpenGLを使用しており、NvidiaとATI以外のオンボード系グラフィックス等ではOpenGL用ドライバのサポートが十分ではないケースが多いので、問題が発生する可能性が高いとされている。一応の対策としては、ドライバ側からトリプル・バッファリングの設定を切るか、ゲームの設定ファイルに compatibility_fix_unchanged_swap_interval = 1 を書き込むという方法が公開されている。

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