シ ス テ ム |
キャンペーン 難易度はEasy / Normal / Hard / Very Hardの四種類。プレイ途中での変更は出来ない。オートセーブの中から選択する事でチャプター単位でのリプレイは一応可能だが、データはそのセーブ時点の物となる。 セーブ&ロード マップの先頭及び区切りの地点でオートセーブされる。間隔が10分を超えるような場所はあまりないので、実質チェックポイントセーブと同じ。全てのセーブ箇所の履歴が残るのは親切だが、数が多いのでデフォルトのセーブだけでも500MB近くなる。任意地点でのセーブ及びクイックセーブも可能。 OBJECTIVES TABキーで現在の目標とそれぞれを達成しているかどうかが示される。TIPS欄にヒントが表示される事もあり。ガイド機能としてミニマップを持ち、目的地点の方向を示してくれる。これは下のトリコーダーの項で詳しく説明する。 EXTRAS シークレットとアイテム収集の要素を持つ。一般的なシークレットでは武器や弾薬等が手に入ると普通だが、そういったシークレットに隠されているアイテムの“Golden Starships”を集めると、その数に応じてトップメニューから六段階のシークレットにアクセスが可能になる。(全部で81個が隠されており、最後のアンロックには70個が必要)。マップ内のシークレットとGolden Starshipの数はTABキーで参照が可能。マップ切り替え地点に来ると自動的に達成状況が表示されるので、コンプリートしていなければそこから戻って探す事も出来る(ただし道を戻ってその場所に到達出来るとは限らない)。 アンロック可能なのはシークレット・マップとコンセプトアート等だが、マップの方は数分程度で終わってしまうような物で特に面白いというレベルではない。 英語 字幕機能有り。カットシーンが多いので英語の量は多め。選択肢が表示されるシーンもあって、その選択によってエンディングのムービーが二通りに変化するという要素も含む。選んだ物によってはゲームオーバーになる事もあるが、英語の意味さえ分かるならば選んではいけない選択肢は明確に判るはず。他にあるマップでは全てが会話による尋問という箇所もある。 それとプレイ中に英語で指示が与えられる事があって、それにすぐ反応しないと(時間制限といった意味で)不利になるというシーンも在り。TABキーで確認中にはポーズが掛からないので、読み終わった時には大きな遅れに繋がるという意味。失敗しても繰り返しプレイすれば良いので大きな問題では無いが、そこそこ英語が分からないと苦労するタイプのゲームとは言える。 |
TRICODER |
主人公他のメンバーが携帯する小型の探知&検査用デバイスがトリコーダーである。原作にも登場するこの装置を全てのミッションで携帯しており、様々な場面で利用するようになっている。 武器グループ6に属しており、他の武器と同時に持つ事は出来ない。基本的な機能としては指し示したアイテムや人物の情報を表示してくれる。そしてこれを持っている状態だと右上のミニマップが拡張されて、敵と味方の位置の他にも、破壊可能デバイスの位置(オレンジ)、使用可能デバイスの位置(青)が表示されるようになる。よってマップ内を探索したり、アンロック用のデバイスを見付けたりするには重要な装置となる。このマップの表示方法は4通りから選択可能。 Primary FireボタンにてModulration Modeとなり、このトリコーダーのアイコンが出る装置に対して使う事が出来る。普通のデバイスに対してはボタンを押し続けているだけでハッキングが完了するが、ミニゲームをクリアしないとならないデバイスも出て来る。一つ目は右側の黄色い波に左側の赤い波を一致させるというもので、3つのパラメータを変化させて調整を行う。中央にガイドが有るのでこちらは比較的簡単。 もう一つは水道管パズルの一種で、左側のパワーソースを右側まで接続するというもの。複数の色がある場合には各々を接続させる必要がある。回転させられるパイプをクリックしてルートを変更して行くが、赤いショートしている物に接続してしまうと失敗で最初からやり直し。こちらは作業途中で一度でも赤に繋がってしまうと失敗になるので、慣れるまでは少々頭を使う事になる。パイプはクリックすると90度ずつ回転するので、目的の位置に持ってくるまでに赤と繋がってしまう危険性がある点に注意。 なお難易度が上がるに連れてパズル自体の難易度が上がると共に、クリアまでに時間制限も設けられるようになるそうだ。Normalでのプレイではそれは一箇所しかなかったように記憶している。 また2ndary Fireボタンにて特殊なモードに切り替えられる。使える機能はミッションによって異なる。Structural integrity modeは破壊可能な壁やオブジェクトを検知するモードで、撃てば壊れる場所を赤く表示してくれる。ヒビが入っていたり壊れかけている場所はこの機能無しでも判るが、見た目には普通なのでこれを使わないと判らない箇所も多数存在している。 Trace gas modeはガスの噴出箇所か浮き上がらせる機能。肉眼では見えない噴出口が見えるようになるので、そこをPhaserで撃って塞げば爆発して壊れ噴出が止まる。つまりHPが無くなって死ぬまでに全ての噴出口を塞がないとならないというアクションパズルになる。Bio-scan modeは肉眼では見えない物を検知する機能で、触れるとダメージを受けるトラップワイヤー等を表示する。最後に一箇所だけだが空爆要請を行えるミッションも存在する。 |
GRAPHICS |
描画エンジンはQuake 3: Team Arenaの物を大幅に拡張して使用している。このTA版は広いアウトドアでもそれ程重くならないという特性をQ3エンジンに加えた物であり、このゲームにおけるその改造版でもアウトドアが前作よりも増えている点が一つの特徴になっている。ただしその広さは同時代の広大さをメインにしたゲームに比較すると大したレベルではなく、それなりに広いという程度に過ぎない。 屋内のオブジェクトのモデリングや、各キャラクタの顔の作り込みは当時のレベルとしては細かいという印象。しかしこの年から採用ゲームが増えているシェーダー機能には対応しておらず、ライティング等のテクノロジー面では遅れが見られる。全体として質が低いという印象はないが、特に目立って良いと言える点も無いという無難な出来映え。 解像度は最大で1600*1200*32まで。ワイド画面には非対応。FSAAには対応しており、Nvidia専用のAA機能も備えている。 |
SOUND |
EAX3にまで対応している他、懐かしいA3Dにも対応している。3Dサウンドのポジショニングは4SPでは標準的なレベル。 銃声はSF的な武器が多いので普通の銃器とは比較が難しいが、全般的にエフェクト系のサウンドはクリアで良質である。 気になったのは全体のボリュームが他のゲームに比べると若干低いのではという点。それと攻撃を受ける度に呻き声を出すのが耳障り。 声優の質は版権物だけあって力が入れられているようで、各キャラクタのイメージに合った声が使われておりしっかりしている。 |
MULTIPLAYER |
32人までが参加可能。モードはHolomatch, Team Holomatch, Capture the Flag,
Bomb Diffusalの四種類。 Game Modifiersと呼ばれるルール変更が10数種類用意されており、これを使う事で4つのメインモードを様々に変化させられるのが一つの特徴。例えば“Power Struggle”を使うと、CTFがお互いの陣地のコアを破壊しあう(トリコーダーで修理可能)モードに変化する。“Control Points”にてマップ内の拠点の奪い合いに。“Auto Handicap”では成績に応じて自動調整。“Specialties”をONにするとクラス制が導入される等々。 HolomatchではBotを入れて練習も可能である。 当時は試していなかったのと、現在見てもサーバーがほとんど無いのでマルチプレイの方の検証は出来ていない。 |