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シ ス テ ム

キャンペーン
 チャプター単位で構成されており、クリアしたチャプターからリプレイがアンロックされて行く。難易度は三種類が選択可能で、プレイ中にオプションから任意に変更可能。ゲームの最中でもその変更は即座に適用される。なおこれはダメージの変化だけではなく、時間制限がある箇所でもその時間が変化するようになっている。

セーブ/ロード
 オートセーブ方式を採用。その他にクイックセーブを含めて制限なくセーブは可能。履歴はオートセーブとクイックセーブを2個保持。オートセーブの間隔が結構短いのと、具体的にオートセーブを行ったというメッセージが表示されない為、死んだ時にクイックセーブ地点よりも最新の物を保持しているというケースも多い。よってクイックロードのキーを押すよりも、死亡画面からそのままクリックして復活するのが最適である。

Objectives
 現時点での具体的な達成目標を表示させるシステムは持っていない。マップ表示機能やレーダーも無し。

実績(Achievements)
 HL2, EP1とは異なり、EP2ではPC版でもXbox 360同様の実績が装備されている。これはGames for Windows - Liveとは関係が無い独自の物。

コメンタリー・モード
 クリアしたチャプターはメニューから解説音声を有効に出来る。マップ内に配置されている解説アイコンをクリックしてやると、その場所がどういう意図で制作されたのかや、制作にまつわる裏話等を聞く事が可能である。


GRAPHICS
 HL2からEP1へのバージョンアップとは異なり、EP2ではソースエンジンはベース部分から大幅に変更されている。Valveは性能の低いマシンでも出来るだけ動作可能なエンジンを考えているが、定期的に実施されているSteamのユーザーPCの性能調査から、もうDX7はカットしても影響は少ないと判断して改革に踏み切っている。

 DirectX 10には未対応だが、DX9を通してunified shader等の機能を一部実現している。

 ライティングとシャドウマップ表現の拡張が行われており、影の生成は光源に応じて全てがダイナミックに行われるようになった。またフラッシュライトの光はオブジェクトに対して正確な影を落とすようになっている。ただしこれはかなりの負荷が掛かるので、中堅クラスのビデオカードを使っている人だと、これまで同様の影の設定だと厳しいかも知れない。

 テクスチャの質が向上していて、設定では”High”の上に”Very High”を新設している。

 大幅にではないがこれまでには見られなかったような草の茂る表現を追加。草自体に対しても半透明表現やアンチエイリアスに対応させてリアリティが増している。

 これまでは見通しの良い広いアウトドア表現を苦手にしていたが、今回の新エンジンではそれを可能にしている。

 その他ではHDRの改善・パーティクル表現の拡張等が行われている。

SOUND
 サウンドはHL2と特に変化が無い。3Dサウンドの定位感は4SP再生にて良好。

 BGMは戦闘シーン等の重要な箇所でのみ限定的に鳴る方式だが、相変わらず良い出来になっている。

 標準で日本語字幕に対応している。

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