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シ ス テ ム

キャンペーン
 チャプター単位で構成されており、クリアしたチャプターからリプレイがアンロックされて行く。難易度は三種類が選択可能で、プレイ中にオプションから任意に変更可能。ゲームの最中でもその変更は即座に適用される。

セーブ/ロード
 オートセーブ方式を採用。その他にクイックセーブを含めて制限なくセーブは可能。履歴はオートセーブとクイックセーブを2個保持。オートセーブの間隔が結構短いのと、具体的にオートセーブを行ったというメッセージが表示されない為、死んだ時にクイックセーブ地点よりも最新の物を保持しているというケースも多い。よってクイックロードのキーを押すよりも、死亡画面からそのままクリックして復活するのが最適である。

Objectives
 具体的な達成目標を表示させるシステムは持っていない。マップ表示機能やレーダーも無し。

WEAPON
 武器系は前作から継承されている物が多く、新規に加わっている物は少ない。

Pistol
 基本武器だが遠距離での正確性は高い。2nd Fireを先に押した状態から1stを押して溜めた後に2ndを離すと、溜めた時間に応じて最大でクリップ数(18発)分の弾丸をショットガンの様に一気に撃ち出す事が可能(たたし時間が掛かるのであまり実用的ではない)。

.357 Magnum
 高い破壊力を持ったマグナムで、リコイルは大きいが正確性も非常に高い。多くの敵をヘッドショットでなくても一撃で倒す事が可能。弾道がブレないのでSuit Zoomと組み合わせてSniper Rifleの様にも使える。ただし最大所持弾数がHL1よりも少なくなっている為に気軽には使えなくなっている。

SMG
 使用頻度が高いサブマシンガン。連射能力は高いがクリップの保持数が少ないのでその分リロードが頻繁に入るのと、弾の散りが結構大き目なのであまり強力な武器ではない。2ndでのGrenade Launcherは強力。

Overwatch Pulse Rifle
 SMGに比べると威力が高いアサルト・ライフル。ただし最大所持弾数が少ないので弾切れを起こし易い。2ndはfusion coreと呼ばれる壁等をバウンドする光る球体を撃ち出し、その進路に存在する生体を分解して消し去ってしまう。狭い場所であれば複数の敵を一気に倒したりも可能。3発しか持てない上に弾が少ないのだが、後半は敵のランクの高い兵士がこれを落とすのでそこそこ使えるようになる。

Shotgun
 中距離程度まで使える威力の高い武器で、近距離であれば一発で多くの敵は倒せる。2ndは同時に2発の弾を発射する点はHL1と同じ。ただしクリップ数が6発で最大で30発と制限が加わっている。

Crossbow
 ズーム機能を持った弓矢。連射出来ないが当たりさえすればほとんどの敵を一発で倒せる。問題は目標に到達するまでに時間が掛かるという点で、動いている敵には当て難い。

RPG
 GunshipやStriderといった特定の巨大な敵を倒すのに必要となる武器。発射したロケット弾をレーザーで目標に向ってガイドする機能が付いているが、今回はこれを切る事が出来なくなっている。ガイド機能は便利な面も有るのだが、プレイヤーが動くと同様にロケット弾も動いてしまうので当てるのが反って難しくなるという面も持っており、慣れないと相当使い難い武器である。

Grenade
 これはスタンダードな物が一種類のみ。投げた後の転がりに物理エンジンの適用を受けるのと爆発までには間が有るので、逃げ場が広い場所で狙った相手を倒すのは結構難しい。2ndでは近距離に転がす事が可能。

Pheropods
 一部のマップでしか使えない特殊な武器というかアイテム。Antlionを寄せ付けるフェロモンを出す物で、2ndで呼び出して(集合させて)、1stで投げた地点に集める事が出来る。敵のいる地点に投げれば自動的に攻撃を行う。


HAVOK
 ゲームの中で非常に大きな役割を果たしているのがHavok物理エンジンである。発売の遅れから物理エンジン自体は珍しく無い時期に登場となってしまったが、このゲームほど物理エンジンをゲームプレイの中に重要な要素として組み込んだゲームはそれまでに無かったと言える。

 その中で最も成功している要素がGravity Gun(重力銃)である。歴代のFPSゲームにおける武器の中でも上位に位置する位にユニークで革新的な武器となっている。一般のゲームでもオブジェクトを持って動かしたり投げたりは可能だが、この重力銃はそのパワーを拡大した物で、1st Fireで掴んでいる物を高速で投げ付けたり、或いは直接撃って吹き飛ばしたりも出来る。そこそこ重いドラム缶やタイヤ等は直接敵に投げ付けてダメージを与えられるし、火薬缶等なら爆発させられる。マップによっては刃物を投げて切断したりも可能である。
 2nd Fireではその逆に物体を引き寄せるという能力を持っており、生体以外で軽い物ならば手元へと吸い寄せる事が可能。手の届かない場所に有るアイテム入りの箱を引き寄せたり、周囲の弾薬やMedikitの様なアイテムをも引き寄せる事が出来る。なおゲームの終盤になるとまた別の能力が加わった新しいタイプの物に変るのだが、それはここでは伏せておく。

 他にも工夫次第ではいろいろと出来ると思うが、以下にその一例を記す。

*大きなオブジェクトを持って盾として使い、敵の攻撃を防ぎながら前進する
*重い物を撃って動かしてバリケードを作る
*物陰に隠れた相手に障害物ごと弾いてやってダメージを与える。
*余ったMedikitを掴んだまま先に進んだり、先の方へ放り投げて後で使えるようにしておく
*周辺のMedikitを戦闘ポジション近くに投げておいて、一々戻らずにその近辺で回復を可能にしておく
*Barnaclesに物を投げて掴んでいる間に通り抜ける

 直接打撃については対象物によってダメージが異なり、車の様な大きな障害物を弾いて動かせる割には、背後の敵に対して与えるダメージはそれ程無いし、箱の様な軽い物は壊れずに飛んで行ってしまう事が多い。一方で対人については投げ付けた方がスピードが高速なので非常に効果的になるが、対物については投げ付けた物が壊れる程度で破壊力は小さくなる。


 ゲームへの絡みとしては物理エンジンを利用したパズルが多く含まれており、重力銃等を使って物を動かしながら進行ルートを作って行くというケースが多い。それ程複雑で良く出来た物は無いが、これまでに無かったタイプのパズルは多いので楽しめる。

 物理エンジンその物は死体を含めてオブジェクトが水に浮いたりという所までシミュレートしているが、ラグドールに関してはオブジェクトと重なったりが結構有って精度は今一つ。

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