LEGENDARY

                                  09/09/08




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製作・販売: Spark Unlimited / Gamecock Media Group (NA) / Atari (EU)
発売: 2008/11
日本代理店: 無し



概  要  米国のSpark Unlimited開発によるFPS。同社は同年の2月にTurning Point: Fall of Libertyをリリースしており、短い間隔での新作となる。代理店は前作のCodemastersから欧州ではAtari、北米ではGamecock Media Groupに変わっている。GMGは昔のGathering of Developersの様にインディーズ会社をサポートする共同体としてスタートした会社だが、その後SouthPeak Interactiveに買収されている。

 当初は“Legendary: The Box”の名前でアナウンスされていたが、代理店の意向でサブタイトルが取れてシンプルになっている。PC, Xbox 360, PS3のマルチプラットフォームにてリリース。

 確実に8月までには出せるという宣言も虚しくゲームの発売は遅れている。これには当然ホリデーシーズンの発売ラッシュを避けて少しでも注目されるようにする狙いがあったのだと思うが、実際には期間真っ只中の発売となってしまい、全然目立てなかったという結果に終わっている。


 前作のTurning Point: Fall of Libertyは非常に低い評価を受けたゲームで(当サイトにレビューがあるのでそちらを参照して欲しい)、その酷いレビューに対してはCEOが「UE3での開発に慣れておらず、完成度が低いままで終わってしまった」といった釈明を行っている。その際に「今制作しているゲームは2作目なので大きく改善されている」と語っていたのがこのLegendaryである。

 しかし前作よりもマシにはなったものの、GameRankingsでのPC版の平均評価は(現時点では)48.6%と、やはり相当低いレベルで終わっている。他のコンソール2機種でもほぼ変わらない評価。


 英国では既に£4.99(800円程度)以下の値を付けている通販サイトが多く処分品扱い。Steamを始めとする幾つかのダウンロード販売サイトでも売っているが、現時点(2009/09)ではまだ$49.95というフルプライスのままである。


STORY  ギリシャ神話にて、あらゆる災いの源が封じ込められているので決して開けてはならないとされる「パンドラの箱」。架空の物とされるこの箱は実はこの世に存在しており、それを争って古の時代より影の世界にて2つの組織が戦いを続けていた。Council of 98はかつてこの箱を所持していた組織で、その箱が悪の手によって再び開かれたりしないように警護するのを役目としている。一方のThe Black Orderは箱の開放を目論んでおり、新世界を創り出す為には一度世界は滅びなければならないという考えを持っていた。


 そして時は現代。裏社会にて世界的な怪盗として有名な主人公のCharles Deckardは、実業家のLeFeyという人物からの依頼により、NY美術館に存在するある箱の中身を盗み出す事を依頼される。しかしそれはThe Black OrderのリーダーであるLeFeyが仕掛けた罠で、彼が開けた物はパンドラの箱であった。そこから飛び出した神話のモンスター達によって世界は破滅の危機に晒されてしまう。

 その際に左手にSignet(刻印)が刻まれたDeckardは、その刻印による特殊な力で出現した神話世界のモンスター達と戦える能力を身に着ける。彼は仕事の仲介人であったパートナーのVivianと共に、Council of 98と手を組んで再度箱を封印する為に戦う事になる。


PATCH

DEMO
 パッチは無し。シングルプレイ用のデモが出ている。
動作環境

トラブル
  必要環境 推奨環境
CPU Pentium D 2.6 GHz / Athlon X2 3800+ Dual-core CPU with 2.0 GHz
MEMORY 2GB 4GB
VIDEO Geforce 7600 GT / Radeon X1600 Geforce 8800 GT / Radeon HD 3850
SOUND - -
対応OS XP(SP2要) / Vista
DirectX 9.0c以上要


 私の持っているAtari版ではプレイ前にオンラインでの接続認証が必要。インストール可能回数等は不明。アクティベーション後はDVD不要で起動可能となる。NA版はどうなのかは情報が無い。


 UE3を使用しているのでShader Model 3.0以上に対応したビデオカードが必要。推奨メモリがVistaという断りもなく4GBというのが目を引くが、私の2GBマシンで設定を最高にしても大きな問題は無かった。それだけのメモリ量を要求するほどマップは広くないし、グラフィックスのレベルもそこまで高いとは到底思えないレベルである。

 Xbox 360コントローラーに対応。amBXにも対応している。

 セーブデータや設定は \My Documents\My Games の中にある。


*フレームレートが急に低下する
 Logitech G15 keyboardの様なUSBゲーミングデバイスを接続していると発生する可能性がある。


*ウインドウズの起動と一緒にゲームが起動されてしまう
 ゲーミングキーボードに付属するLogitech Game Panel Softwareが原因。Logitech LCD Managerを起動してゲームの設定を変更すれば治る。

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